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カテゴリ:プレゼントワインショップ
今日は、プレゼントワインショップは定休日なのですが、仕事もあるので、事務所(プレゼントワインショップ店舗)にやってきております。
窓のカーテンは閉めたままでしたが、入口は閉めていなかったので、たまたまお客様が来店してくださいました。初老の男性のお客様に、ご要望をおうかがいすると、ご自身で飲む赤ワインとのこと。草履でいらしてるし、ご近所の方だろうなと思ったので、ご自身用だろうなとは思ったのですが、ご予算をうかがうと1万円くらいとのこと。 右の窓の部分にカーテンをしていました ご自身用では、1,000円~3,000円くらいのご要望が多いので、少し驚きながらもワインがお好きなのかな、ご自身のご記念日かなとか思いながら、お好みを伺いながら選びます。ただし、詳しいわけではなさそうですし、どのくらい飲み慣れているか、分かり難い感じ。もう少し、色々質問したかったのですが、渋すぎず軽すぎずのご依頼で「普通くらい」がキーワード。 1万円だと普通のワインは選びにくいので、少しご予算を下げてご提案すると、もっと高いものをご希望なさいます。高い値段で、比較的飲みやすく、当店にあるもの・・・・ボルドーのグランヴァンの2007年をチョイスしました。正直、普通ではありませんが(笑)、プレゼントワインショップは幅広いワインがあるわけではないので、これなら重いもののヴィンテージのおかげで重すぎず良いかなと思ったのが理由です。 「どの位の温度で飲めばいい?」とおっしゃるので、「今、少しヒンヤリしていますよね。セラーの温度が17度くらいで、このワインならこの温度くらいか、少し上がっても大丈夫です。」と説明。温度もお尋ねになるし、失礼ながら焼酎が似合いそうな方だけど、やっぱりワインがお好きなんだなと思いました。 お支払い頂く際に、「もう開けておいて」とおっしゃるので、「今日お召上がりですか?」と確認すると、「うん」とのこと。抜栓してお渡しする際に、「袋にいれますね」と言うと「いや、いい」とのこと。 「飲みながら帰るから」 ・・・え? ちょっと、意味が分からなかったというか、「??」と思いながら、そのまま「ありがとうござます^^」と笑顔で送り出してしまったのですが、「まさかな・・」と思い、店から出てみると、ラッパ飲みしていらっしゃいます。そして、飲んで立ち止まって、ボトルを眺めている。。。 今までレストランでもコンテストでも予測不能のことには何度も出くわしている私ですが、その後ろ姿に声をかけるべきかどうか、すぐに決められず、今、後悔しています(>_<) 大きなグラスで飲んで美味しいワインなので、ラッパ飲みは本当に想定外。「なんじゃ?こりゃ?美味しくない」と思ったのか、「おおっ、美味しい」と思ったのか。いや、ラッパ飲みなら、多分渋味を感じているし「普通じゃなく渋い!」と思ったかなぁ・・・ すぐに声をかけて感想を聞けば良かった。レストランなら出来ることですが、飲みながら歩いているところに追いかけて声をかけられませんでした。高いワインとラッパ飲みできる安いものを組み合わせて勧めたらよかった。あー、本当想定外です。「普通くらい」のキーワードの方には、通常、もう少し根掘り葉掘り聞いて、色んな情報を聞きだすようにしているのですが、いかにもふらっと寄った感から、色々お尋ねすると面倒がりそうなタイプと決めつけて接客したのが失敗でした。「飲みながら帰る」を聞き出せなかったのが残念でなりません。でも、うちのワインカードで合う料理も声に出しながら、読んでいたんですよ~(>_<) 万が一にも、このブログを読んでいないと思いますが、先ほどのお客様、もし、これを読んでいたら、もう一度ご来店をお待ちしております。飲みながら帰るワイン、もっと安いワインにはなりますが、どれが良いか考えておきます!! あー、本当、追いかけて、「これ、あげます!これも飲んでみてください」って違うワインを差し上げても良いくらいの敗北感(お詫びの品)です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.09.27 17:55:26
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