|
テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:ワタクシ事
ボンジュ~ル!
ただいま~。 フランスからフィレンツェに戻りました。 帰りのTGV(電車)で向かいに座っていた イタリア人女性がモロッコ人らしき彼氏に囁いていた言葉は... 「あ~、今一番私が欲しているもの、 それは...スパゲッティ! 美味しいスパゲッティが食べたいっ!!! タリアテッレ、トルテッリ...(深い溜め息)」 わかるわぁ、その気持ち。 アルデンテの茹でたてに、フレッシュなトマトソースが絡まった 一番シンプルなスパゲッティが私も食べたいっ! ミラノに着いて、とにかくカフェを飲みにバールに直行し、 帰りの切符を確認すると、18時44分フィレンツェ着と書いてある。 あれ?おかしいなぁ。 昨日夫には20時8分に着くよって切符見ながら言ったハズなのに。 あぁ。 なんてこったい。 日付の「20.08」って数字見て 20時08分って言ってたみたい。 到着時刻はその脇に18.44って書いてある。 到着日は海にいるから 帰りに駅にそのまま迎えにいくから...。 と言っていた夫に電話すると 「え~っ!じゃぁ、その時間には間に合わないから タクシーで帰ってきてね。」 と言われる。 ハァ。 このスーツケース30Kgくらいありそうだよな。 激しく重いスーツケースを見るとハエがたかっている。 何故でしょう? 解かったアナタは私をよくご存知な御方。 なぜなら、芳しいフランスチーズのかほりが漂っているから。 臭う?のね。 私が今回15日間滞在したのは シャンベリー近郊の自然に囲まれた 素晴らしい環境にある親戚宅。 湖と、緑と、牛さんも沢山いる めちゃくちゃ美味しいチーズの里。 イタリアからアルプスを越えてすぐ スイスの国境付近の街です。 夫の一歳年上の義兄の一家へ突撃してきました。 奥さんはフランス生まれのモロッコ人。 小さな3人息子がいて、彼らはフランス語しか喋りません。 イタリア語は話せない一家なので 私は何が何でもフランス語を話さなければならない環境。 彼らと夫抜きで話したことはなかったし そんな環境へ飛び込んで行くのは怖かったし 夫に「2人で行ってきなよ。」と言われた時は 「いや、またの機会でいいよ。」と答えたのですが。 モロッコの夫の実家から 「Deliziaとビンバは、いつフランスに着くの?」 となにやらソワソワした電話がかかってきて...。 みんな私とビンバが行くと聞いて喜んでいるらしい...。 (まだ行くって言ってないのに) ってカンジで、周りから圧倒されて行くことになったフランスですが 実際、行って本当に良かったです。 言葉抜きの寂しい親戚関係から逸脱し 私が話せば話すほど、お互いの理解が深まっていくので 一日が終わる度に、なんとも言えない喜びの充実感に包まれる日々。 そして奥さんが、まるで昔から友人だったかのような 不思議な親近感のある女性で、お喋りに花が咲いてしまい...。 ちびっ子3人+ビンバが大騒ぎして 夜までゆっくり喋る時間が取れず なんと私達が喋っていたのは夜中0時から3時まで! 彼女は私が滞在する15日間の限られた時間を惜しむかのように 毎日、喜んで遅くまで付き合ってくれて しかもフランス語での言い回しや単語を解かりやすく教えてくれて...。 東京で2年間フランス語を勉強していた時は さっぱり解からなかったことも イタリア語会話ルールをフランス語に直していくだけで かつての何倍も速く頭に入っていく...。 こんなに人間関係、語学学習とも充実した日々が送れるとは 思ってもみませんでした。 そして私の大好きなフランスチーズが食べ放題なんて もう、トロケそうなヴァカンス。 涼しかったフランスを後にして イタリアに戻ってくると、懐かしい碧い空と夏の日差し。 待ち構えていた遊び好きのイタリア人の友人に誘われて 帰国翌日からプールに行ってきました。 やっぱりこの太陽の下じゃないと 夏を満喫したってカンジがしないよねと フランスの曇り空を振り返ったりして...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ワタクシ事] カテゴリの最新記事
|
|