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テーマ:●食べた物の画像♪(85953)
カテゴリ:愛しのチーズ達
この夏ヴァカンスをキプロスで過ごすという
いつも一緒に勉強している友人と話していると 「そういえば、キプロスといえばハロウミってチーズが有名だよね...」 という話題になった。 先日帰国した彼が 「Deliziaにハルミ買ってきたよ!」 と、お土産にチーズをいただいた!! どうやらHalloumiと書いて正式にはハルミと発音するらしい。 覚えていてくれたんだ...という驚きと嬉しさで ワクワクしながら持ち帰った。早く食べたいのぅ。 しか~し、我が家はラマダンのご馳走で溢れかえっていて チーズを食べている場合ではない。 今年は体調の良い義姉が 毎日張り切ってバグリール、ムサンマン、ハリラ、レフィーサ スッファ、イワシフライ etc を作り...終いにはシュバキヤを買ってきて... 食べ物がありすぎる食卓。 やっとひとりランチでハルミを開封する日がきた。 パッケージには、婆さんの写真と、同じ婆さんのイラストが...。 「ここに書いてあるヤァヤァってギリシャ語でおばあちゃんって意味だよ。」 と友人は言っていた。 まさしく婆さんブランドのハルミである。 切ってみるとこんなカンジ。 羊と山羊の混入で、原材料にはミントと書いてあるけれど 表面に散らしてあった程度で、チーズそのものには混入していない。 「しょっぱいから流水で洗ってから食べてね。 まず生で食べてみて、それから焼いて食感を比べてみてね。」 と友人。現地ではグリルして食べるらしい。 一口食べてみると、キュッキュッとした歯ごたえ。 塩気が強いけれど、ほんのり羊乳の甘味も感じる。 その昔、会社のみんなとモッツァレッラ工場で モッツァレッラ引きちぎり体験をした時にできた 「モッツァもどきの硬い何か」の食感に似ているぞ。 あの時はこね過ぎて、 水分が抜けてシコシコとした食感になり モッツァレッラとは程遠い白いチーズができたのだ。 プロの技ってすごいんだなぁと改めて感心した瞬間。 ハロウミもまさに、パスタフィラータ (加熱するとビヨ~ンと伸びる) モッツァレッラよりもよく捏ねたであろう生地が きつく塩をしたことによってさらに脱水している御様子。 そして焼いてみると はんぺんチックだな。 柔らかく弾力感があるのにまだシコシコとした食感なのが イタリアのスカモルツァと違うところかな。 焼くとさらに羊乳の旨味が感じられて美味。 山羊乳の香りは殆ど感じない。 混入されていることで100%羊乳よりサッパリしているカンジ。 しかし、塩気がきつい。 私はここまでしょっぱいチーズは欲しない...。 試しに、切ったハルミを一晩水に漬けて塩抜きしてみた。 翌日食べてみると、ずいぶん塩は抜けて でも昨日に比べると味気ない感じがした。 それを焼いてみると... かなりスカモルツァビアンカに近い食感になった。 水分を吸収した結果、さらに弾力性が増したのだ。 塩味も調度よく、これなら心配なくいただけるな。 (婆さんブランドの婆さんには怒られるかもしれないけれど...) スカモルツァやプロヴォローネを焼くと、脂が滲みでてくるけれど ハルミは脂肪分が少ないらしく、加熱しても水分しか出てこない。 塩気さえ抜けば、相当ヘルシーなチーズです。 久しぶりに「初めての食感」のチーズをいただいて感動。 友人に感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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