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心と頭を発育させる絵本の紹介

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2005.11.08
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テーマ:絵本(65)
カテゴリ:カテゴリ未分類
池上彰のお父さんが読んで聞かせる楽しいおはなし NHK「週間こどもニュース」の司会(おとうさん役)を11年勤めてきた彼が、アナウンサー経験も踏まえて、読み聞かせのバイブルともいうべき本を出版。

 タイトルでは「お父さんが」となっていますが、これはお父さんだけに限らず、お母さん、また、お孫さんなどに読み聞かせる機会のある人は読んでみるべきだと思います。

 「かさこじぞう」をはじめ、4つのおはなしが載せられていて、それら全てが台本仕立てになっていて、間をおくところには「間をおくマーク」など最適な読み聞かせ方を指南されてます。

 また、最初に彼がこの本を書くにあたっての思いが書かれていて、彼の考える「読み聞かせの大切さ」が述べられています。

 親なら誰もが「わが子に思いやりのある子になってほしい」と願うものです、そして「思いやりがある」とは、相手の立場にたち、相手がどんな気持ちでいるか想像力を働かせることができる、ということです。

 では、「思いやりがある子」にするにはどうしたらいいか、それが「読み聞かせ」であって、子供は耳で聞いた言葉や文を頼りに物語を思い描くことによって、想像力が培われていきます。

 そして、読み聞かせしながら、随所に子供に問いかけたり、最後に感想を述べさせたりして親子のコミュニケーションをはかることができる、ということです。

 特に忙しいお父さんは、平日は子供に会えない、という人もいるかと思います。
 そういう人は休日に1冊でいいので、子供に読み聞かせをしてあげると、それだけで十分だと思います。

 私は、専業主婦の母親ですが、4歳の上の娘はものすごく絵本が好きで「これ読んで」と頻繁にせがんでくるのですが、読んであげてると下の赤ちゃんが手をだしてきたり、本の上に乗ってきたりして落ち着いて読んであげることができません。

 でも、上の子の期待にもこたえてあげたいので、ものすごく早口で読むことが多かったのでした。

 それがずっと私の中のジレンマでした。

 最近のやり方は、食事後それぞれ食事いすに座った状態で、読んであげる、という方法です。
 これだと、赤ちゃんも身動きできないのでちょっかいをかけれません。
しかも、赤ちゃんも赤ちゃんなりに絵本を楽しんでくれるではありませんか!これは一石二鳥でした。

 そうするようになってやっと、上の子に絵本を読みながらいろいろ問いかけたりすることができるようになりました。
 また、私もゆっくりと読めるようになり、間もきちんととれるし、これが本来の読み聞かせなんだなあ、と思うこの頃です。

 このように、「間をおく」大切さは実感してたのですが、この本にはそれがはっきりと述べられています。

 間をおくことにより、子供の中で情景を思い浮かべたり、考えを整理したりできる、と。
だから、間をおくことは非常に重要だ、と。

このようにいろいろと教えられることの多い本です。
とても参考になる1冊です。





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Last updated  2005.11.08 20:52:19
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