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テーマ:絵本(65)
カテゴリ:楽しい 絵本
主人公の「ガラゴ」は右と左で色の違う靴をはいて、てくてく旅するかばんやです。外見は一見「グレムリン」を思わせる風貌。
でも、穏やかで、どんなお客さんが来ても要望をかなえてくれます。 最初に来たのが「ぶよぶよのこいぬ」です。「ひとりっこだから兄弟が欲しいの」と言います。 ガラゴは犬の形をしたかばんを取り出し、それをあげるとこいぬは嬉しそうに帰っていきました。 次は、はたから見ると大きな猫。でも実際は毛の薄いライオンでした。 「ライオンらしく見えるかばんがほしいんだ。」 そういうライオンにガラゴはたてがみのカバンを取り出し、クレヨンでお化粧をしてあげ、ライオンらしくしてあげました。 そんなふうに、突拍子もないお願いをするお客さんばかりがやってくるのがガラゴのかばんやです。 ガラゴのアイデアは感心するばかりで、そこが面白さでもあります。 この先書くことは少々マニアックになります。 お客さんの中に同じ作者のシリーズ「バムとケロ」に登場するケロちゃんそっくりのかえるがやってきます。 私は娘と読んでしばらくはそれがずっと「ケロちゃん」だとばかり思ってました。 でも、あることを発見したのです! このかえるはケロちゃんではなく、「ケロちゃんママ」なのです。 まず第一に、このかえるの着ている赤いチョッキの胸に「KM」=「ケロちゃんママ」のイニシャルが。 次に、このかえるが一匹だけおたまじゃくしをガラゴの元に置いてゆきますが、そのおたまじゃくしを入れたスイカの皮の器に「KERO’S HOUSE」と書かれています。それは裏表紙の裏(?)に描かれています。 つまりは、ガラゴはこのおたまじゃくしに「ケロ」と名づけ、育てるのです。(仮想) そして友人だったバムにケロちゃんを託すのです。 そしてケロちゃんはバムと一緒に暮らすことになるのです。 絵本「バムとケロのおかいもの」の最初のページ「いっしゅうかんのまんなか すいようび」のバムケロの寝室の右手にある棚に置いてる写真たての写真にはガラゴがおたまじゃくしの入ったスイカを持っています。ケロちゃんは育ての親ガラゴの写真を飾ってあるわけです。 あと、絵本「うちにかえったガラゴ」のガラゴのおうちの中、「たびのつかれをとるのはあたたかいおふろがいちばん」のページの左手にある写真たてにはおたまじゃくしに手足が生えたケロちゃんらしき小さな写真が・・・。 これらから、ガラゴがケロちゃんの育ての親、ということがわかります。(かなり断定!) このように島田ゆか氏の絵本の連動性が面白くて、ついに全作品を購入してしまいました。 毎日2人の娘にせがまれこれらの絵本を読むのですが、まだまだ発見はあります。 毎回新鮮な驚きにいつまでも飽きない島田ゆか絵本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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