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カテゴリ:楽しい 絵本
子供が小さいうちは、読み与える絵本として、主人公がどんなに突拍子もないことをしようとも、最後には元いた場所に戻っている、というのが理想です。
そうすることによって、子供自身がどんなに無茶なことをしようとも、おかあさんやおとうさんの元に戻れるんだ、という安心感が培われていくからです。 この絵本はまさしくそういう面においても素晴らしいと思います。 主人公の男の子「マックス」はイタズラ盛り。 ある晩もオオカミの着ぐるみを着て家中大暴れ・・・。 お母さんは怒って夕ご飯も抜きで寝室に閉じ込めてしまいます。 そこで反省するかと思いきや、マックスの空想の世界が繰り広げられます。 寝室が森や野原に変わり、そこから舟に乗って「かいじゅうたちのいるところ」へ漂着します。そこにいたかいじゅうたちの怖そうなこと! でも、マックスはちっとも怖くなく、かいじゅうならしの魔法を使い、手なずけてしまいます。 すると、かいじゅうたちはマックスをこの島の王様にし、みなで一緒にかいじゅう踊りをします。 ところが、そのうちマックスは寂しくなってきます。 空想の世界なのに、遠い遠いむこうからおいしいにおいが流れてきます。 マックスはあっさりとかいじゅうの王様を辞めまた舟で帰ろうとします。 かいじゅうたちは必死で残ってくれるように頼みますが、さっさと帰ってしまうマックス。 そしていつのまにやら元の閉じ込められた寝室。 そこには、ほかほかと温かな夕ご飯が置いてありました。 この絵本を読むことによって、大人も子供も冒険できます。 子供の頃はもっといろんな空想をして、ありえない世界に行ったり、夢のような格好をしたりしてワクワクして楽しんでいたものです。 いつからそういう空想をしなくなったのでしょう・・・。 大人になった、からではなく、現実世界にもまれ、大事なものをたくさん落としてしまってるように思います。 このような絵本に触れることによって、そういったものを一つずつ取り戻さなくてはいけないなあ、と感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.29 12:01:45
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