お戯れはほどほどに。
実験の機械が駄々をこねて全く反応してくれなくなりました。それがちょうど5日前です。怪しいところやデータが足り無いところをいくつか測定したかったのになんて天邪鬼なんだ。 いつもの100倍負の電流が流れてしまいます。 先生のアドバイスどおり改善策をとってみるものの変化なし。 仕方ないから今あるデータで戦います。 あれ?理論と逆の結果ですね、先生どう思われますか? 「小林君誰かに呪われてるんちゃうかなー」 いやいや、先生、専門家としての意見がききたいです。 「じゃあ、その辺のは無しにして、とりあえず金電極に変えたら良くなりましたってのだけ言っとったら」 いやいや、先生、それは1日で終わった実験結果しか残りません。そこまで切り捨てなくても大丈夫です。 「やっぱりお払いとかしなあかんなぁ。」 いやいや、先生、オカルトはもういいんです。そんなの宮本先生に発表できないですよ。 「後半機械がイカレて、データもイカレました。って言え。」 いやいや、先生、僕の発表なめてますよね。 「いやー、データ出ただけいいよ、安田君のときは電気流さなくても気泡がね~・・・」 はい、気泡が出たんですよね、いやいや、先生、その話8回くらい聞きました。困った時毎回その話しつつ去っていきますもの。 ほら、また!! こら、ラジコンヘリ持って何処いくんや!? こら、倉木麻衣の新曲を買いにでかけちゃだめ! こら、ジャズ聴きながら毎日お昼寝したらだめ! そんな研究室から久々に実家に帰り、今実家の風呂に入ってきましたが、風呂場から出て体拭きながらふと気がついたこと。 「あ、湯船つかり忘れた。」 親父がトイレで便座おろすの忘れたまま座って叫び声をあげたのを思い出した。