TU-879S改造7(カソード抵抗変更)
久しぶりの更新です。TU-879Sを改造してみました。エレキットの真空管アンプキット「TU-879S」には、KT88専用にチューニングされたTU-879SKとういモデルやTU-879SV(こちらはサンバレーが販売)があります。TU-879Sは、出力管を差し替えて楽しめるように設計されており、プレート電流は6L6GLやEL34あたりに適した値になっているようです。いっぽうTU-879SK(SV)は、KT88に最適なプレート電流に設計されています。といっても、回路的な違いはカソード抵抗がTU-879S→330オーム TU-879SK(SV)が270オームになっているだけです。これなら簡単に改造できそうです。TU-879Sの出力管をKT88(SOVTEC)に差し替え、330オームのカソード抵抗に手持ちの4.7kオーム(3ヶパラ)を並列に接続し、カソード抵抗を270オームにしました。我が家のTU-879Sは、K-NFB化の改造が施されていますので、発振やリンギングなどないか? 念のためオシロで波形を観測しておきます。このあと試聴してみました。プレート電流の違いの差は解りません。それよりも、出力管の違いのほうが大きいようです。中低音に厚みがあり、小型スピーカ(8cm)で鳴らしましたが、ひと回り大きなスピーカで鳴らしているような印象です。