ガイガーカウンタキットの製作
ガイガーカウンタキットを製作しました。これです。電子工作キット(ガイガーカウンターキット GC10)一般に市販されている放射線測定器は、大雑把に検知器の種類により、1)PINフォトダイオード (γ線のみ、検出感度が低い/安価)2)ガイガーミュラー管 (放射線の飛び込んだ数で計測、シンチレーター方式より感度が低い)3)シンチレーター (放射線のエネルギーも測れる、検出精度が高い/高価)があります。今回のキットは、検知器にGM管(ガイガーミュラー管)を使用しており、測定できるのは、γ線とβ線とのことです。製作は簡単です。詳しいマニュアルのおかげで2~3時間で完成しました。ガイガーミュラー管に高電圧(200V以上)が掛かっているので、感電を防止するためカバー(ケース)で囲みました。基板の制作よりもこちらの作業のほうが時間が掛かります。計測した値ですが、空間で0.08~0.13μSv/hと出てきました。市で公表された放射線量0.03~0.11μSv/hより少し高めですが、極端な違いはないと判断できそうです。キャプテンスタッグを一緒に購入しておけば良かった(^^;このキットのLCDはバックライト付きで認識性は非常に良いのですが消費電流が大きめです。(約30mA)9Vの電池(006P)では、不経済なため、外部電源端子を設けました。ガイガーミュラー管です。ソ連製の SBM-20 というものですが、これだけで¥3360です。外部にシリアル通信コネクタがついています。オプションでUSBインターフェースが別売されちますので、インターフェースを購入するか、自作すれば、パソコンにも取り込むことが出来そうです。