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2008.11.23
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 *かけがいのないもの*

久しぶりの更新でごめんなさい

そろそろ年賀状に取り組まなければならないこの時期!

それと引き換えに残念なお知らせが届き(喪中葉書)時には驚かされ

胸が痛みます。昔は友人から祖父が、祖母がと届いていたものが近頃では

父が、母がと参ります。自分たちが年をとった証拠ですが親の死は悲しく

辛いものだと思います。届く葉書を目にするたび友人宅に遊びに行った時

迎えてくれたお母様の笑顔や声が、何十年たった今もはっきりと心に焼き

付いているのです。私でさえこんなに切ないのだから友人はどんなに

悲しんだだろうと!


今年送られてきた中に玄関先で大声を上げ泣いてしまったものがあり

ました。高校、短大と共にしてきた友人です。何と私の結婚式では

女性側の代表で司会をして下さいました。学生時代、新婚時代と彼女が

いつもそばにいました。息子を出産した時彼女はハワイで挙式を揚げ

「お互いおめでたい日だったね」と後で語ったものです。

お互い幼稚園へ就職し、のち彼女は専業主婦になり離れた所に引っ越しを

してしまいました。私が離婚し子どもが障がいを持っているとわかった時に

御主人と長女を連れわざわざ会いに来てくれました。彼女のお嬢さんも

片目が不自由と聞かされました。「あなたならきっと育てられる」と

励まされ帰ったのです。あれから20年「会おうね。会おうね。」と約束

している間に時間が経過し、今年の年賀状で私の病を知り「もう会えないか

と思った。近いうちに私が行く。」と電話を頂きながらも2月末の退院に

加え彼女の春の引っ越し(マイホーム購入)私の息子の留学準備(夏)

と続き「秋には絶対!」と約束しておりました。そして10月・・・・


彼女のご主人から1枚のはがき・・・普通の喪中葉書のように見受けました

が「えっ?」妻○○子とありました。意味がわからずあわてて家に入り

高鳴る胸を押さえて読み直しました。間違うはずもなく・・・

「会いたかったよ~」と思わず号泣してしまいました。本当ならこの

はがきは私であったはずなのだから・・・心配された方に先に行かれる

なんて!白血病だったそうです。他院での発見が遅れ移転先の病院で

告知3日目になくなったと伺いました。家族も信じられない出来事だったと

思います。残念でなりません。


先日の15日ヤクルトホールで本田美奈子.ちゃんのメモリアルコンサートが

ありました。プロダクションの高杉社長さんが中心となり発起した会の

おかげで19万人だったドナーが38万人まで増えたのだそうです。

この会は我が市民機構も後援しており参加させて頂きました。

友人の事もありドナーの獲得はもっと身近になりました。


私自身で何が出来るんだろう!角膜や腎臓、心臓ならお役に立てるかも

しれない。バンク登録を決意しました。


また本日、御世話になった保育園の園長先生の死を知らせる葉書が届き

ました。私が5歳児クラスを受け持ちダウン症の子に関わっていた時、

一緒に可愛がって下さいました。息子熱を出した時にも配慮をして下さい

ました。お嬢さんから「母は星になり私たちを優しく見守ってくれています」

とありました。素敵な言葉です。友人も園長先生も私の脳裏には何の変りも

なくあの時代の映像がのこされています。でももう会えない。それが「死」

というものだということを痛感させられています。誰かが言いました。

「何にも変わっていないのに、ただそこにその人がいないんだよね」と

その言葉の意味がようやく分かったような気がします。

亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。



1日1日が大切!しっかり生きなきゃ!しっかり伝えていかなくちゃ!

2009年が与えられたらそれがこれまらの使命だと思います。
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Last updated  2008.11.28 11:51:17



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