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王さまの耳はパンの耳★NEO★

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2006.06.24
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完結しました!
思った以上に予想外の結末でした。
感動感動で涙に暮れちゃうのかなーと思っていたら、極めて現実的なメッセージ性の高い終わり方でした。

思い浮かんだのは「鎮魂歌」という言葉。
1980年代に悲しく死んでいったエイズ患者たち。
差別や偏見もなくなり、ようやく社会的に取り組めるようになった。
そんなメッセージを出せるまでに20年もかかったんですね。
プライアー、ルイス、ベリーズ、そしてハンナ(ジョーの母)の4人が肩を並べて階段を昇ってゆくラストシーンが印象的でした。
ルイスは家族、ベリーズは医療、ハンナは世間のそれぞれ象徴だと思ったんだけどどうでしょう。

でも、そこにジョーの姿はない。
ジョーはルイスにも別れを告げられ、危なっかしかった奥さんにも立ち直られてしまう。
つまり一人だけ置いてけぼりを食う形で終わってしまうジョーは、法律だけがまだ追いついていないという暗示なのでしょうか。
20年以上かかってもそんな現状なのかなぁ・・・。

それにしても病気の人もそうじゃない人も、どんなに辛くても生きていてこそです。

・・・というラストまでの前振りが長く、かなりもったいぶったドラマ、とも言えます(笑)。
主題までは別の人間ドラマと思って観た方がいいかも。
その辺の突き放し方がHBOっぽい気がします。

役者さんたちの演技はそれぞれ迫真をついていて、ロイ・コーン演じるアル・パチーノの存在感。メリル・ストリープも貫禄。
ジャスティン・カーク(プライアー)は、多分ウェイトコントロールしたんだろうな。
堂々たる病人ぶり(>_<)に拍手喝采です。体のラインまでゲイっぽくてすごいなと思ったよ。
ジェフリー・ライト。この人の凄みはどこから来るのだろう。セリフの一言一言、全てのしぐさに迫力を感じます。さすがさすがのオリジナルキャスト。

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エンジェルと言えば・・・

森永ミルクキャラメル 10入

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最終更新日  2006.06.25 18:01:27
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