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カテゴリ:【~2012年】海外ドラマ
完結しました!
思った以上に予想外の結末でした。 感動感動で涙に暮れちゃうのかなーと思っていたら、極めて現実的なメッセージ性の高い終わり方でした。 思い浮かんだのは「鎮魂歌」という言葉。 1980年代に悲しく死んでいったエイズ患者たち。 差別や偏見もなくなり、ようやく社会的に取り組めるようになった。 そんなメッセージを出せるまでに20年もかかったんですね。 プライアー、ルイス、ベリーズ、そしてハンナ(ジョーの母)の4人が肩を並べて階段を昇ってゆくラストシーンが印象的でした。 ルイスは家族、ベリーズは医療、ハンナは世間のそれぞれ象徴だと思ったんだけどどうでしょう。 でも、そこにジョーの姿はない。 ジョーはルイスにも別れを告げられ、危なっかしかった奥さんにも立ち直られてしまう。 つまり一人だけ置いてけぼりを食う形で終わってしまうジョーは、法律だけがまだ追いついていないという暗示なのでしょうか。 20年以上かかってもそんな現状なのかなぁ・・・。 それにしても病気の人もそうじゃない人も、どんなに辛くても生きていてこそです。 ・・・というラストまでの前振りが長く、かなりもったいぶったドラマ、とも言えます(笑)。 主題までは別の人間ドラマと思って観た方がいいかも。 その辺の突き放し方がHBOっぽい気がします。 役者さんたちの演技はそれぞれ迫真をついていて、ロイ・コーン演じるアル・パチーノの存在感。メリル・ストリープも貫禄。 ジャスティン・カーク(プライアー)は、多分ウェイトコントロールしたんだろうな。 堂々たる病人ぶり(>_<)に拍手喝采です。体のラインまでゲイっぽくてすごいなと思ったよ。 ジェフリー・ライト。この人の凄みはどこから来るのだろう。セリフの一言一言、全てのしぐさに迫力を感じます。さすがさすがのオリジナルキャスト。 ------------------ エンジェルと言えば・・・ 森永ミルクキャラメル 10入 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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