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王さまの耳はパンの耳★NEO★

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2007.01.02
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クラレンス(シナトラ)とジョー(ジーン・ケリー)は米海軍の水兵で、特別休暇の上陸地はハリウッド。
偶然出遭った歌手志願のスーザンを好きになってしまう二人だったが、果たして彼女のハートを射止めるのは?

・・・・
まず、この映画の製作年を見ていただきたい。
1945年と言えば終戦の年。
アメリカはアメリカで、兵隊の士気を上げるためにこんな映画を作ってたのですね。
物語のきっかけを作るスーザンの甥っ子は、まだ7つなのに海軍に入りたい。
つまり軍人はヒーローなのですね。
その彼らはめでたく意中の彼女とそれぞれハッピーエンドだし・・・。
物語の舞台はハリウッドという夢の世界だし・・・。
その頃の日本の状況と比べると、いろいろと考えさせられてしまいますね。

そうは言ってもミュージカル映画。
思い切り楽しめます。
シナトラ演じるクラレンスはちょっと奥手。
ジーンのジョーは相変わらず口の上手い人気者という役どころで、この住み分けがナイスキャスティング。
友情をとるか女をとるかで悩むジョーはいいやつだし、ジョーには適わないと常に控え目なクラレンスの大真面目なところもカワイイ。
ジョーのウソがきっかけとはいえ、歌手志願のスーザンが結局は自力でオーディションを勝ち取るのが実にアメリカらしい。

今回、シナトラの歌のシーンは思ったほどは多くなく、残念といえば残念・・・
ジーン様の華麗なステップは死ぬほど堪能できます(笑)。
特にジェリー(アニメ)とのデュエットは何度観ても飽きないなぁ。
トムはジェリー(歌と踊りを禁止した王さま)の召使でした(笑)。

【蛇足】
昼間は箱根駅伝中継でずうーーーーーっと変なCMを見させられていた。
♪無いものはー作るしかないー!
牧場のおじさんが、白衣の研究員が、サラリーマンが、踊る歌う・・・
ミュージカル仕立てのサッポロビールの宣伝だったのです。
そんなこんなで夜は是非ともミュージカル映画を観よう、ということで見事『錨を上げて』に白羽の矢が当たったのでした・・・







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最終更新日  2007.01.04 20:20:14
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