日本は大丈夫?
私のもう1つの顔、それは宿泊施設の代表。ここ数年で強く思う事が有ります。正直今まで見て見ぬフリをしていた事が有ります。ウチの宿は今まで、大きな宣伝などの販促をした事が有りません。唯一有るのがHP位で、雑誌などには掲載した事が有りません。昔からの常連さんや、常連さんからの紹介で営業していた事もあり大きな利益は得た事がありませんでした。逆に言えば大きな損失も無かった。だから今から話す事に、少しだけ疎かった事も有ります。最近私は、外で泊まる際にある事が凄く気になっています。それは大きな宿泊施設が休館になっているのが凄く目に付く。私はそれを凄く見たくない。私の年代はバブルで湧いた時期より少し前、私が幼少の時、スキー場と言えば年末年始は予約が取れない状態で、取れたとしても、お世辞にも良いサービスではなく、余り人間扱いされていなかった記憶が有ります。そしてバブル期に一気に広がったレジャー施設の開発、そして時は流れて、その廃屋を私は目にする・・・「ツワモノどもが夢の跡」・・・この言葉が凄く当てはまる、バブル期から20年経ち、20年そのままの施設時代の流れは凄く怖い、当時は最先端でも、今では時代遅れ・・・その施設を見ていると、日本の近い将来を写しているようで、私は恐怖を感じます。その巨大な施設には、何て言えば伝わるか迷いますが、人を寄せ付けないオーラを私は感じます。つい最近までは、人が溢れていたのに、今では人影が無い・・・・そうウインタースポーツの現状って、どうなんでしょうか?今朝の新聞には白馬方面のスキー場は1月の連休を終えた時点で、去年より増えた試算が掲載されていましたが、これは簡単な結果で、去年の年始は雪が少なかったと、ただそれだけの事で、シーズン終わりには確実に数字は落ち込むに違いありません。景気が悪かろうが、良かろうが、人間って遊びが無ければうまく潤滑しなくなると思います。この先私はもっともっと歳を重ねていきます。それと同時に、今の若者もいつかは、私の今の歳になります。そしてきっと残っている廃屋を彼らも見る事になると思います。どうおもうのでしょうか?その廃屋を彼らが見たら・・・どう処理してくれるのでしょうか?こんな事書いても何も変らないし、始まりもしない・・・ただそのバブル期の恩恵で、楽しく生きてきた世代の私がこれから仕事をし始める、若者たちに申し訳ないなと思ったので書いてしまいました。少し考え込んでしまったBOO.店長でした。