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テーマ:仕事しごとシゴト(23735)
カテゴリ:お仕事
半年くらい前だったか一年前だったかとにかく結構以前に、どこかのサイトの同業者の方のブログに『設計士さんを選ぶ場合主婦が良い』というのがあって『うわっそれって偏見~~』と思った。
けど、それはその方の個人的なブログであって、σ(^^)はたまたま目にして嫌だなぁとは思ったけど、それを批判するつもりなど毛頭なかったんです。 その方はお仕事も主婦業も立派に両立されていて(あら何だかイヤミっぽいですかね??)尚且つ、家は主婦のものだから!という意識からそう書いたのでしょうし。。。 それを否定も肯定もする気はなかったんですのよ。。その時は。。 だいたいそんなのにイチイチ反発してたら『結婚してない(失敗した)女のヒガミ』これこそ負け犬の遠吠えになっちゃうもぉ~~ん。。 けどぉぉぉぉ~~。。 以前打ち合わせを、させていただいていたお客様Hさんから電話が来たらなんか思い出しちゃったのでちょいと書いちゃいます。。。 Hさんは、気に入った土地がありそこを買うべく買い付けを出し(予約ですね。正式に契約はしていませんでした)その土地に建てるべく新築のプランをσ(^^)と打ち合わせしていました。 奥様もご主人も食べることが大好きなので『キッチン』を主役にした間取りをご所望されていました。 駒野サンも食べることが大好きなのでリビングよりもキッチンやダイニングを家のメインに据えたプランが好きです(が実際大半のファミリ~はリビングを主にしますがね。。) とにかく久し振りに面白い空間が出来るなぁぁと駒野サンも張り切っていたのですが~~~ ご主人が今の土地よりももっと良い土地を見つけてきてしまったのです。。(ご主人的に) 奥様は泣いて抗議したのですが、結局新しく出てきた土地の方を選ばれました。。。 ところがその土地は『建築条件付』だったのです。。。 法的制限はないのですが『条件付』となるとそちらの建築やサンで建てなくてはいけません。。 駒野さんとは泣く泣くお別れしました。。 ってゆ~か『条件』を外して欲しいと会社同士で話し合ったんですけど、断固拒否られましたのよ。。。 いくらか払えば『条件』外してくれるとこも多いんですけどねぇ。。。 で、そんなHさんの奥様から久々に電話が。。。 何事かと思えば。。。 『今図面の打ち合わせをしているんですが、あちらの建築士さんが女性ではあるんですけど、オバサンで(σ(^^)もその奥様も30代だからそれより年上だと思われ。。。)キッチンとかインナーバルコニーや空間の使い方をこうしたいとお願いしても、ピンとこないらしくて~本当に困っています・・・。 キッチンなんて主婦とは思えないくらい使い勝手が悪いし、勝手口が欲しいと言ったら今時勝手口なんて流行らないと言われたり。。。(←駒野サンは推奨派もちろん土地の条件による) とにかく、私達と家に対する考え方が違うし資格をホントにもっているのか?と疑いたくなるような事を言ってくるので本当に本当に憂鬱なんです。。。』 って要するに愚痴だったんです。。。 それで、思い出したのが『主婦』である建築士ってっとこ。。。 もちろんσ(^^)の先輩で主婦業と建築士を両立している女性は結構いる。 でもでも、男性で住宅をメインに設計されている建築士さんて意外と『家事』が好きだったりするのよ。。。 ないものを作り上げていくのが好きである、物をつくるのがすきである、そして家が大好き。。。なヒト多いんだからぁ~~ だから家を建てるなら主婦建築士が良いっていうのはなんか違うよなぁぁ~って思う。 σ(^^)の尊敬する師、故宮脇檀先生なんて男性なのにホントにキッチン大好きダイニング大好きな建築家だ。。σ(^^)はかなり影響を受けてますもの。。。 だから~~性別とか年齢とか結婚してるとかしてないとか関係なく自分の感性に合う設計やさんに出会えたらラッキ~だと思うんだけどなぁぁ。。 Hさんの奥様にはしばらく『愚痴』の聞き役になり『知り合いの建築屋にアドバイスしてもらった』っていうのだけは言わないように!!とクギをさしつつ(σ(^^)自身もコレ言われるとすっごく信用されてないんだなぁぁって凹むので)何とか思いが通じるといいなぁぁとちょっとだけアドバイスをした。。 よく友達に、もうすぐ契約なんだけど何かアドバイスしてくれ~~って図面を見せられることがあるんだけど、σ(^^)はヒトの仕事にケチを付けない(自分がされたら嫌だもん)方針なので、よほど法的にオカシイことでもない限り『クチ出し出来ない(*_ _)人ゴメンナサイ』って言うことにしてますの。。。 でも今回は特別に、ちょっとだけ。。。クチ出ししました。。 H家とはご縁がなかったけど、満足のいく家を作って欲しいものです。。 な~~んて珍しくお仕事の事なんぞ書いてみますた。。うほほ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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