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2007.02.10
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カテゴリ:バックカントリー
八幡平ロッヂは八幡平スキー場第一リフトの中間地点に立っていた。日帰りの駐車場もリフト券売り場も同じ場所にある。一見どこからスキー場に入ればいいのかわからないレイアウトだ。
7時頃到着した僕はチェックイン後すぐにまず荷物が届いているかチェック。出張ついでの旅故に、荷物はスキー宅急便ですべて送った。もちろん往復便だ。
無事届いていた荷物を部屋に引きずっていき、とりあえず食事だと思い食堂へ向かった。
ちょっと寂しいその食堂には、テーブルが6つ。お膳が5つ。つまり宿泊客は5人。このロッジ4階建てなのでマックス100人は泊まれるだろうに。
食事はすき焼き鍋を中心にした和食だった。全体的にしょっぱいのは東北のせいかとおもい食べていたがすまし汁のしょっぱさにはたまらず、残してしまった。しかし、ボリューム満点で海産物なども美味しく、食事こみで7350円という値段を考えればおつりが来そうな内容だった。
食事を済ませたあと、そのままお風呂へ。残念ながら温泉が調子悪く、沸かし湯になっていたが源泉はかなりの酸性らしく、蛇口は青錆だらけになっていて、壁の木板は黒く変色していた。
あとから入ってきた人に声をかけてみるとなんと滋賀県からきたという。しかも車で11時間かけて。前日まで安比にいたらしく、長期休暇をとって東北を一人旅しているらしい。もちろん目的はスキー。翌日の8PGバックカントリーツアーにも申し込んでいるというので翌朝待ち合わせをして一緒にガイド小屋へ行く約束をした。
さて、あがろうというときにさらにもう一人入ってきた。向こうから話しかけてきたその人はロッヂのひとにも顔が通っている常連さんのようだ。50歳ぐらいかなというこの人は、相模湖あたりからきた庭師だという。やはり車で8時間かけてきて1週間滞在予定だそうだ。毎年長期休暇をとってここへ来ているらしく、八幡平の話をいっぱいしてくれた。おかげで、湯冷めしそうになり再度お風呂につかってあったまらなくてはならなかった。(笑)しかし、この歳でこのテンションの高さはすごい。八幡平なんて車では無理と思っていた自分の根性のなさがちょっと情けなくなった。
部屋へ戻り、ちょっとのぼせた体にポカリを流し込みながら、明日の準備を進める。
ハイドレーション、テルモス、マップ、コンパス、救急セット、ショベル、ゾンデ、ビーコン、スノーシューと次々にバックパックへ詰め込み準備完了。少し風が出てきた外を眺めながら、明日、いい雪が少しでも多く積もることを祈りながら、布団にはいって眠りについた。

つづく





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Last updated  2007.02.10 23:49:33
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