行ってきました霧の塔・雁ヶ峰！

タイトルのとおり、本当に最高でした。

かぐらには前日入りし、車中泊しました。
一人での車中泊は久しぶりです。
でも、－２０度対応のシュラフにかかれば、ぬくぬく空間です。

朝、7時起床。
夜中に、三国峠を抜けたとき降っていた雪もあがり、曇り空。
放送で、第一リフトが運行中止と聞いて、ちょっとやな予感がするも、天気予報は回復にむかうようなことが書いてあったので、まあ、なんとかなるだろうと準備スタート。

とりあえず、着替えてバックパックの準備をすませて、朝飯を食べようと、リアハッチを開けに行くと、ひとつ向こうの車の前に、バックパックを持った人たちが集まってきていた。

そう、それがトライフォース永井さんの車だったのです。

急いで、朝食を済ませて、挨拶に行く。

アドベンチャーガイズとはまたちょっと違った雰囲気だ。

今日のメンバーはガイド含め、総勢8名。

早速、リフト券を買い、ゲレンデ最高地点を目指す。

幸い、第一リフトも動きだし、追って第5リフトも動き出した。

時間もあるので、ゲレンデを1本ながし・・・と永井さんについていくと、当然のように脇のツリーに突っ込んでいった。

さすがである（笑）

危うく、迷子になるところだった。

バックパックを背負いなおして第5リフトにのり、今日のスタート地点に到着。

風はないが、上空の雲の流れが以上に速い。

山頂は風が強いかも。

早速、ボードをバックパックにつけてハイクスタート。



第5リフト分だけ高度が稼げているので、今日のハイクは楽なはず・・・と思いきや以外に足が重い。

でも、やはり山頂は近い。

すぐに、偽ピークの脇までたどり着いた。

このあたりの雪庇は2年前に雪洞泊をした地点だ。

今日は、いつもと違い偽ピークを左手に見ながら、中尾根方面へ進む。



詳しく、コースを聞いていなかったが、どうやら1本目は中尾根の北斜面を滑るらしい。

北斜面も今回初だ。

中尾根のトップまでスノーシューで歩き、そこでボードにチェンジ。



そして、そこから顔を出してるのが・・・霧の塔！ではなくてその手前の2000メートル地点。

ここを勝手に三角２０００と呼ばせてもらいます。（通称があったら教えてください）



今回の、メインディッシュである！

でも、1本目は北斜面ですよ。

あれは、あとにとっておきましょう。



さて、ちょっとツリーを抜けたところから北斜面にドロップです。

いい具合のツリーと、地形の凹凸が面白そうな感じです。

やられて、吹っ飛びそうな予感がかなりします。

まあ、それもよしでしょう。

では。



予感どおり、斜度の変わる部分で雪質が変化し、ガリっという音とともに雪だるまになってしまいました。

他のメンバーも、結構やられてました。

でも、雪がいい！

ガリもあるけど、雪がいい！

そして、チャレンジのし甲斐がある地形も本当に面白いです。

そのまま、谷筋を降りていって、ゴンドラ降り場の横に到着。

ゴンドラ降り場まではつぼ足ハイクですが、これがなかなか足に来ます。


はー、と一息。

でも、今日はこれで半分です。

まだ、12時です。

さて、メインディッシュ三角2000に向かいますよ。

と、気合はいれたものの足は重い、重い。

同じところを2回目登るというのも、精神的にマイナス要素。

でも、あの斜面を！という思いで、がんばって登っていきます。

中尾根トップから、またボードに履き替えて、ツリーの中をトラバースしていきます。

滑れるところまで行って、振り返るとさっき滑った中尾根北斜面が見えています。



木のまばら具合がここから見ても面白そうに見えます。

そして、正面には・・・・。



メインディッシュ三角2000！！！！！

どうみても、おいしそうです。

さあもうひと踏ん張りです。



歩きながら確かめた雪質もよさそうです。

かぐららしい、ちょっと重めのパウダーです。

それにしても、気持ちよさそうなオープンバーンです。

そして、三角2000登頂！

ここで、永井さんからひとこと。

「今日は、ここを滑れる人は2本滑りたいと思います」

パチパチパチパチ！

つまり、登り返そうというわけですが、こんないい斜面は登り返しても滑りたいです。

登り返さない人が頂上で待機する中、1本目スタート！



最高です！。

大当たりです。

そして、これをもう一度味わうために、登り返し・・・。

もも攣りそう・・・。

体力的にかなり、来ています。

でも、ストレッチして、なんとか登頂。

2本目は、1本目より心に余裕があるぶん、ゆったりと気持ちよく滑りました。

さらに、ちょっとつぼ足で中尾根方面にトラバースし、トラックの少ない違う斜面をいただきながら、下山。

ゴンドラ降り場まで、到着することができました。

正直、へとへとでした。

でも、気持ちは充実しまくっていました。

トライフォース、かぐらツアー史上最高のツアーだったとの、永井さんの話もうれしかったですね。

それにしても、今回は、かぐらの山の深さを感じることができた、いいツアーでした。

三角2000の向こうに見える真っ白な霧の塔やそれに続く尾根など、まだまだ気になるところがいっぱいあります。

まだまだ、楽しめそうです。かぐら。

本当にいい山です。