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テーマ:バックカントリー(132)
カテゴリ:バックカントリー
日本一高い山、富士山!滑ってきましたよ。
今回は河口湖口からの登りです。 前日に、スバルラインのゲートがしまる前に、集合し山小屋泊して、早朝から登りはじめました。 天気は、9,10日とも快晴!バックカントリー日よりでした。 スバルラインから、早速正面に富士山が見えてきました。 しっかり、雪がついていますね。 美しいです。 そして雄大! 5合目まで車でアプローチ。 観光客でにぎわっている中、バックカントリーの準備をしてボードを持って歩いてく自分は、ちょっと目立ちすぎていて、恥ずかしい感じでした。 夏道はまだゲートがあいていません。 本当は、車で山小屋までいける予定だったらしいのですが、まだ除雪がすんでいなくて進入できませんでした。 仕方なく、雪の積もる道を道具を背負って、山小屋まで移動です。 以外に、下のほうまで雪が残っています。これなら、この道まですべりおりてこれるかもしれません。 今回、泊めさせていただいた小屋は佐藤小屋。夏以外にも営業している貴重な小屋です。 実は、かぐらの和田小屋以外に山小屋に泊まるのは初めてで、ちょっと緊張しました。(笑) この日は、高度順応のための1泊だったので、夕食の鍋を食べて、10時そこそこには就寝。 翌朝は4時に起きて、準備スタート。 朝食のうどんを食べて、荷造りを終えて、5時30分ごろ、登りスタートです。 まずは、6合目に向かいます。 ここで、車中泊の参加者と合流。 今回は、スキー6人、スノーボード2人のガイドさんを含めて、8人のパーティーです。 さすがに、富士山に挑むだけあって、みなツワモノな感じです。(笑) 7合目までは、夏道と同じ土手道をジグザグに登っていきます。 本当にいい天気です。 途中(多分7合目)から、山小屋の左手をつぼ足で、直登してきます。 先行パーティーのステップがついているので、比較的楽に登ることができました。 2日前に、新雪が降っているので、雪面はやわらかめで滑りも期待できそうです。 8合目途中ぐらいから、雪が硬めになってきたので、ガイドさんの判断でアイゼンを装着。 実は、初アイゼンです。 アイゼン歩行の基本を簡単に習って、さらに登ります。 この時点で、かなり足が重くなって、登るのがつらくなってきていました。 そして、9合目・・・・バテバテです。 もう、頂上に鳥居が見えるのに一行に足が進みません。 ばてたのか、酸素が足りないのかよくわかりませんが、とにかく息は荒く、足は鉛のように重い。 さらに、腰が痛くなってきて、本当にもうここでいいんじゃないかと心が折れそうになりました。 が、目の前に頂上が見えるし、一度夏に登頂している山です、登れないわけはない!といいきかせて、「一歩、一歩・・・・」と足を一歩踏み出すごとにぶつぶつ言いながらゆっくり登っていきました。(ちょっとあぶないひと?) そして、みんなから遅れること10分ほどで、なんとか登頂! 凍りついた鳥居が登頂を歓迎してくれました。 しばし、頂上で休憩。 風の当たらないところで、昼食をとりました。 夏には、人であふれかえっていた、小屋も今は凍り付いて雪に埋もれています。 お釜も真っ白でした。 30分ほど休憩をとり、体力が戻ってきたところで、滑り出しのポイントまで移動です。 今日滑るのは、夏道のスキーヤーズレフトに広がる谷の中です。 それぞれ、滑りの準備に入ります。 きついきつい上りも、眼下に広がるこの大きな斜面をみれば吹っ飛びます。 さすがに、頂上付近の雪は風に吹かれて、ビーだまのような氷の粒が雪面にくっついて、カチカチになっていました。 ゆっくり、50メートルほど下の雪質のいいところまで降りてゆき、ここからスタートです。 目の前には、壮大な谷が広がっています。 いったい、どこを滑ればいいのかわからなくなるような広さです。 ノートラックのところは多々ありますが、ここはあえて右の端のほうの地形的に変化のあるところを狙っていくことに決めました。 雪はちょっと重めですがやわらかく、そこそこ深さがあって、しかも板が滑ります。 できるだけ大きくターンをかまして、トップスピードで谷の右斜面に当て込んでいきました。 超かっこいい写真を撮っていただけて、本当に感謝感謝です。 さらに、途中から下山方向に大きく左にトラバースして、崖下ギリギリを滑って見ました。 かなり、カメラを意識してます。(笑) そして、あっという間に壮大な斜面を滑りきってしまいました。 もう下のほうに、5合目の駐車場が見えてきました。 滑っちゃうと早いものです。 さらに下に滑っていくと、所々岩や石が顔をだしてきて雪が徐々に少なくなってきました。 しかし、うまくルートを探すことができ、予想通り5合目から6合目の夏道まで降りてくることができました。 登ること約7時間!楽しい滑りはたったの1時間。 でも、あの壮大な斜面を滑れるなら、また7時間登っても・・・・・? 日本一の山富士山は、登りでも、滑りでもその壮大なスケールを見せ付けてくれました。 さて、これで今シーズンのバックカントリースノーボードは終了です。 最後に富士山で天気に恵まれ、締めくくれたのは本当にいい締めくくりとなりましたね。 また、来シーズンのパウダーを夢見ながら、今年は夏山にも、もっとチャレンジし、山のいろいろな面を楽しんでみようと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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