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カテゴリ:マラカイボ湖
数日後、ユカタン半島という敵の本陣に乗り込んだ。
三ヶ月程攻め込んだ。この頃何故か敵の様子がおかしい。 由紀恵はカナマと外に出て話した ゆ「この頃相手の様子がおかしいです。何か策があるのかもしれない。ここは攻め込まずに様子を見た方が良いです。」 カ「そんなことはない。少しくらいが上がったからといって調子に乗らないで」 ゆ「しかし、ここで何かあってここの陣が負けたら敵はこっちの本陣に乗り込んで征服するかもしれないのです。」 カ「負けるなんて・・あるはずないわ。あと一ヶ月以内でここの本陣を落とすのよ。」 ゆ「でも、相手は食料にも困ってない用だし・・何か他に援軍が来るのかも。間 者の情報によるとメキシコ軍が急に動き始めたらしいし。」 カ「メキシコなんて気にすることはない。おそらく西洋のスペイン、ポルトガルの大航海が始まってるらしいからそこの侵略に準備しているのよ。あそこの軍隊は敏感だから・・・。」 ゆ「でも・・」 カ「あんた、異国人のくせにちょっとうるさいのよ。インカ帝国のために全てを尽くせばいいの」 ゆ「インカのためなんて・・・。これはただの醜い宗教戦争です。」 カ「私は将軍。彼方よりくらいは上。口出しなんてしないでキャンプに戻りなさい。」 ゆ「・・・・」 由紀恵は何も言わずに戻った。これ以上この醜い宗教戦争に関わりたくなかった。おそらくスペインとメキシコが攻め、インカは終わるであろう。そう思った。 二ヶ月後、やはり城は落ちない。相手の兵士一人一人が何かを待っているようで死ぬ気で戦っていた。 そしてついに運命の日がやってきた。メキシコ軍がインカ帝国に侵攻。圧倒的不利な状態に。そしてスペイン軍がユカタン海峡に侵攻。海峡ではホンジュラス軍が食い止めていたが敗北も時間の問題である。 そしてついにインカ帝国は落ちた。長い長い歴史の末、メキシコに滅ぼされてしまった。国王の行方はわからないがおそらく逃げ落ちたか処刑されたであろう。 さらにメキシコ軍とスペイン軍が由紀恵達の陣にもやってきた。 ぱ「インカは滅びた。しかし、我々は最後まで帝国の誇りとして戦い抜こう」 pon「おうよ。敵にあっぱれといわせて死んでやらあ」 D「俺も戦線にでよう」 フ「フーーーーーーーーーヘーーーーー」 ゆ「私は・・。私はこの異国の地で死ぬの・・・・」 D[由紀恵はここで死ぬことはない。おそらく明日が大戦争になるだろう。その時に逃げなさい。」 ぱ「死ぬのは本当にインカを慕っている者だけだ」 カ「所詮外人・・。へっぴり腰ね」 Pon「やめておけ」 そして、ついにその日が来た。 両軍の大衝突。 ぱ&pon「この毛唐共めぇ!俺たちが相手になってやらぁあ!かかってこいブッタ斬ってやる」 そういって二人は斬りまくった。 DMも持ち前の剣の持ち味で将を討ち取った。 しかし、フヘは討ち死した。 昼。両軍は一旦ひいた。 ぱ「DM,フヘは残念だったな」 D「俺は兄の仇を討つ」 pon「しかし、まだ俺たちは生きているのか・・・。」 二時頃、再び戦は再会した。 よし、逃げよう。由紀恵は思った。思えばこんな異国でのたれ死にする筋合いはない。 そして、由紀恵は馬を見つけて走ろうとしたとき、 カ「まてい、外国人。やはり逃げるのか卑怯ものめ!降りろ。ここで私が斬り殺してやる。」 由紀恵は何も言わず馬を下りた。そして刀を抜いた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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