「天帝妖狐」 乙一
最近乙一さんの本ばかり読んでますので今回も乙一さんの本の感想です(笑)「A MASKED BALL」学校の男子トイレにある日「ラクガキスルベカラズ」と書いてある落書きを見つけたそれに対して落書きで返事を返していた後藤は徐々に恐怖の体験をすることになる・・・高校や大学のトイレの個室に入ると落書きがあります(これって男子トイレだけなのかな?笑)それを暇つぶし読んでると落書きに返事を書いてる人もいてそのやり取りが結構面白かったりしますその視点で小説を書く発想はすごいですね☆「天帝妖狐」ある日顔中に包帯を巻いた男、夜木が倒れていた看病した杏子は、夜木を家に泊めて徐々に心を交わしていくがある日事件が起き、夜木の秘密を知ることになる・・・この話は切ないです人間の悪の部分を鋭い視点で書いてます同時に人間であることの暖かさも描かれています俺の世代では子供の頃聞いて、やったこともある「こっくりさん」が物語の発端ですもし自分が子供ならその恐さに夜木と同じ行動を取ったかもしれませんそして夜木の孤独が切なく秋山に取った夜木の行動に誰も非難できないと思います乙一さんの本がなくなったので、ブックオフに行ってまた見つけてきます(笑)