桑田、練習試合で好投 足に問題なければ3Aへ
米大リーグ、パイレーツとマイナー契約している桑田真澄投手が27日、当地でパイレーツとツインズのマイナー選手による練習試合に先発した。 24日に続く2度目の登板で、マウンドに上がる喜びに浸った前回とは違い、内容にこだわった。「前回は投げられるだけでよかったが、今回は配球も自分で組み立てた」。外角の直球でカウントを稼ぎ、最後は変化球で仕留める。桑田らしい、計算された投球だった。 1、2回を打者6人で完ぺきに抑えた。奪った3三振の決め球はすべて変化球。上々の出来に「自分の投球をしようと思ったし、それができて非常にうれしい」と喜んだ。予定は2回または45球だったが、27球で2回を終わらせて降板した。 登板翌朝の右足首の状態に問題がなければ、登板翌日の28日に確かめた上で、3Aに合流が決まる見込み。「勝負できる態勢になってきた。そこで結果を出して、メジャーを目指していきたい」と桑田。ようやく、招待選手としてキャンプに参加したときの段階まで“復帰”してきた。次は、パイレーツ首脳陣に大リーグ昇格を促す投球を見せる段階に入る。