桑田2回3失点
パイレーツの桑田真澄投手は9日、フロリダ州ブラデントンで行われたブレーブス戦で、0-1の5回に2番手で登板、その回は3者凡退の無失点に抑えた。ところが6回、先頭打者に左前打を許し、続く1番打者ジョンソンに右越え本塁打された。さらに3安打されて、この回4連打浴びる計5安打を許し3点を失った。常に好成績が求められる招待選手には、厳しい結果だった。しかし、この日はメジャーへの適応が最大のテーマだった。初めて組んだ正捕手のポーリノのサイン通りに投げた。集中打にも「ヒットになっているのは甘いヤツ。きっちりコースにいっていれば抑えられる」。首脳陣の評価もまずまずだ。トレーシー監督は「決して悪くない。強風もあり、鈍い当たりがヒットになる不運もあった」。コルボーン投手コーチも「今は学習期。捕手を交えて話し合い、次の機会に備える」と話した。試合後、桑田は応援に駆けつけた巨人時代の同僚ガリクソンさんと夕食へ。気分転換して3度目の登板に臨む。