目指せ！！行政書士　　動物法律家への道

　冬だから当たり前だが、札幌は今日も寒い。

　昨日、一昨日と雪がほとんど降っていないので、踏み固められた雪の表面だけ溶けてきて、道路はつるつるの状態で、さながらスケートリンクのようである。

　しかも、スケートリンクのように、真っ平らでもなく、でこぼこしているので、歩行するのも大変だ。
　
　私は北海道で暮らし始めてから、毎冬必ず１回は、つるつる路面で滑って転んでしまう。

　まだ転んで怪我をしたことは、一度もないが、もし転んで、打ち所が悪ければ大怪我ということもありうるので、十分に気をつけて歩行しなければならないし、車の運転にも細心の注意が必要である。
　
　こういう路面では、毎朝の犬の散歩も一苦労で、ちょっとひっぱられたり、バランスを崩すと、何度も転びそうになるのだが、この冬はまだ一度も転んでいない。

　今日も転ばないように慎重に歩いていたのだが、なんと、横を歩いていた犬のほうが滑って転んでしまった。犬は何事もなかったかのように、すっと立ち上がって、またスタスタと歩き出したのだが、私はしっかりそれを目撃していた。

　犬の歩行は４本足、私の歩行は２本足。それでも犬は滑って転んだが、私は転んでいない。

　「勝った」「私のほうが犬よりバランスがいい」

　そんな、どうでもいいような事で、優越感に浸ることが出来た朝の出来事であった。