ツバメ一家の再会
朝から、ピピーはいっぱい虫を食べました・・もしも親とうまく会えなかったときのために、多めに食べておかないと・・戻すのは、元の巣が良いだろうと言うことで・・紙のパイプに入れて・・そうっと置きました・・出たところには、牛乳パックに餌を入れておきました・・ピピーは何が起こっているのかわかりません・・しばらくじっとしていましたが・・そっと前に出てみると・・「あ!・・餌がある!」・・見つけてくれたようです・・前日・・下にある餌を拾って食べることも練習していたので大丈夫です・・しばらく「ちち・・ちち・・」と鳴いていましたが・・上の方から「ちちち・・ちちち・・」と返事が・・兄弟のどちらかのようですそして、北の方へ飛んでいきました・・20秒ほどで・・今度は2羽で戻ってきました・・どうやら、親鳥を呼んできたようです・・「ちち・・ちち・・」「ピピー・・ピピー」親子の再会です・・母鳥が・・ピピーの前で、おいでおいでをすると・・ぴぴーは、嬉しそうに羽を思い切り伸ばしました・・「ちち・・おかあさ~ん!!」そう叫ぶようにして・・飛び出してお母さんと一緒に・・スーーーッと南の方に飛んでいきました・・飛べた!・・ピピーが飛べた!川の上を親子で飛んでいます・・よかった!あまりの感動に・・写真も撮れませんでした・・でも、あの親子の再会は、見ていたみんなの心に、焼き付いたことでしょう。これでプロジェクトDは、終わりました。ツバメの巣をカラスから守る・・これが目的だったのですが・・いつの間にか、小さな巣から落ちてくるヒナをバックアップする事が目的に?このアミがなかったら・・ツバメ一家の構成が違っていたことでしょう・・ピピーもプピーも死んでいたのかも知れません・・私のしたことが・・彼らにとって良かったのかどうか・・わかりません・・しかし、私にとっては、とても貴重な体験でした・・ピピーを保護した翌朝、親鳥は一生懸命探し回っているようでした・・午後になって、親鳥があきらめて、お互いに忘れそうになってはいけないと・・かごに入れたピピーを、少し声の聞こえる位置まで出すと・・ピピーの声で親鳥が大きな声を出して近くまで飛んできました・・これなら大丈夫と安心しましたが・・このときから・・この一家の鳴き声が大分わかるようになりました・・似ているけれど、みんな同じじゃないんですね・・これで、自然の中で家族愛が保たれている理由も納得です・・ツバメさんたち・・すてきな時間をありがとう・・げんきでね~~(*^_^*)