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カテゴリ:熊本城
数奇屋丸二階御広間で今日まで行われている特別展示「発掘された本丸御殿」を見ようと、久し ぶりにお城に出向くと、天守閣を背に消防車がずらり。 あいにくどの車両もからっぽで、周りに消防の方の姿もみえませんでした。(文化財防火デーの準備 で駐車していたことが、後日判明) 訓練は終わったのかと少々がっかりしながら、ふと、後の黄色いクレーン車に目を移しました。 (クレーン車がいるということは、もしや・・・)と思ってクレーンの端の方へ廻ってみると、 シャチホコが・・・。 新調された天守閣のシャチホコを取り付けようとしている様子。タイミングのよさにワクワクし ながらカメラを構えました。 慎重に紐で結わえられた後何度か試されてから、ふわりと宙を舞いました。尾びれには 平成十九年の文字も見えます。この仕事を機に引退される、鬼師の藤本勝巳さんの渾身の作なの だそうです。 小天守閣の足場で待っている数人の職人さんによって受け止められ、取り付けられている様子です。 クレーン車と大小天守閣を入れたアングルで撮ろうと場所を移ると、現場作業をする数人の方が いらしたので「シャチホコは今日、みんな設置するんですか?」とお聞きすると、 ・今日の作業は、実際に設置するための微調整であること ・後日、日を改めての設置となること ・大天守閣のシャチホコの設置の際は、式典が行なわれること などが判りました。 横にシャチホコも展示しているというので、行ってみることに。 大小天守閣に飾られるものが1体づつ、身近で観られるように展示してありました。 この造形は明治初期の古写真や遺物資料を基に復元されたもので、昭和35年に天守閣が復元 された時に設置されたものとは異なる形をしています。(シャチホコの展示は今日までです) 結局、取り付けを見られたわけではなかったのですが、今でしか体験できない、復元工事の一端 を垣間見られて、ちょっとうれしい気持です。 熊本城いろいろ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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