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テーマ:食べ物あれこれ(50342)
カテゴリ:だんなの家族
だんなの家族と化している義兄(旦那の姉の恋人)は
イタリア系、ポルトガル系の血を引く純ブラジル人。 婿養子というわけでもないけど、姑宅に住んでいる。 姑宅の用心棒的存在といったらいいだろうか? 控えめな日系人にはない雄弁さ、粘り強い交渉の話術、 コネの作り方などを会得していて、役に立つことがある。 (いい加減で勝手なとこもあるが。。。) &料理がうまい。 デザートも作ってくれる。 ブラジルでは私達日本人が外人であるはずだけど、 姑は義兄をガイジンと呼んでいる。 そんなガイジンな義兄の食生活は、 几帳面に時間どうり、バランスよく野菜や肉、 いろんなもの、さっぱり系を食べなくては 生きていけない姑たちとはかけ離れ、 時間はバラバラ。 何時間も食べず、 昼食を一緒に勧めても同席しないで部屋にこもりっきり。 かと思うと、 夜中にいきなりグィーンとミキサーの轟音を石造りの家屋にとどろかし、 マラクジャ(パッションフルーツ)ジュースを作ってがぶ飲み、 ミニフランスパンをがんがん口に押し込んで一気に5個くらい食べる、 目玉焼き大好きで、油たっぷりに焼き上げ、しょうゆをかけて食べる、 客が来るとピンガをたしなむ、といった感じだ。 いったいこの人は何でできてるんだろうか? お腹はポッコリ、サンタさんのようなデブちゃんで、 夏場でなくても、汗だくだくになりながら、 ベルムーダ(半パン)一丁でビール腹丸出し。 この格好で台所を行き来し、久しぶりに見ると 「Oi ,○○子、Tudo Bem?」 と、ABRACO(ハグ)してくる。 お客が来てもこんな格好のこともあって、 日本からのお客さんだったら卒倒してしまうかもしれない(笑) ケーキやラザニアなどおいしいものを料理し、 クリスマスには七面鳥を焼いたり、大活躍するのだが、 作るばかりで、自分はきちんと食べない。 食事らしいものといえば、たまに、台所にやってきて、 ご飯にフェイジョン(豆の煮込み)をかけ、 目玉焼きやビーフを乗せてかき混ぜ、詰め込んでいるようだ。 そんな義兄が、ガツガツ食べる姑の料理がある。 それは、 唐辛子、油たっぷりに作ったきんぴらごぼう、 衣に塩味をつけたてんぷら、 (これはつゆなしでなしで、スナック感覚でパクパク食べる。) そして、ふりかけご飯。 この間日本から送ってもらったふりかけをおすそ分けしたのだが、 どうやら義兄がすごい勢いで使っているらしい(笑) 人にはバランスよく何でも食べるように、なんて もっともらしい顔ですすめるのに、 彼の食べるものといえば、パン、揚げ物、マラクジャジュース、 ご飯にフェイジョン、肉、で超偏食気味。 タイヤが乗っかったような腰にビール腹。 サービス精神旺盛?に、 フェイジョアーダだの豚の丸焼きだの、七面鳥だの、 こってり系ブラジル料理がいかにおいしいか、 ほぼ強制的に薦めてくれるんだけど、 彼は決して、納豆、豆腐、煮物系、焼き魚、煮魚等の 日本食に手をつけることはなく、 日本食でもてんぷらなど、あぶらっけの多いものが好みのようだ。 彼の説では、ブラジルの食事、フェイジョン、肉などは栄養価が高く、 強くなれる。 日本の豆腐だの焼き魚だのさっぱりしたものは、カロリーも少なく、 強くなれない、と思っている節があり、(体力がつかないということか。。) 大好物のフェイジョン(豆の煮込み料理)とビーフを食べながら、 娘に、 「これを食べなきゃ大きく、強くならない、 日本のものばかり食べてもFRACO(弱い)なままだ」 と教え込んでいるようなのんだけど、 豆腐や納豆こそ大豆からできている上に、 コレステロールも少ないはず。 もちろん、フェイジョンも栄養あるし、 肉のたんぱく質も適度にとるべきだろうけどサ。。。。 単にカロリーの高いものや肉を食べてれば強くなれる、 と娘に言っているようなので、 私は娘に言う。 納豆や豆腐こそ大豆でできていて強くなれるし、 デブちゃんになる危険性も低いのだ、と。 まあ、娘は、いくら義兄が洗脳しようと、 ピーマンとかほうれん草とかもやし、納豆などを好んで食べる子なので、 カロリーオーバーするような食生活にはならないと思うのだが。。。 義兄を見ていると、どうしてブラジル人が太りやすいのか、 よく分る気がする。 てんぷらをおかずでなく、 ポテトチップス感覚で3人前はつまんでますからね。 やっぱバランスよく食べるのが大事。 でも、ふりかけご飯が大好きで、がんがんお代わりしちゃう、 という点は、娘や私とおんなじ。 ふりかけって、ガイジンである義兄にもうけるようです。 おいしいからねえ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.13 12:16:52
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