テーマ:夢日記(3)
カテゴリ:夢日記
これは私自らが夢の中で体験した物語である。
夢日記について(ここをクリック) ■夢日記/1998年×月×日■ 自宅居間にてソファーに腰を下ろし くつろぎながらテレビのニュースを観ていると 日本各地で、大量の毒サソリが異常発生して 政府はその対策として、サソリの天敵であるフクロウ(?)を 各国から輸入、繁殖し、野外に放つ、という方法の実践に踏み切った との旨を報道している。 ふと目をやったテレビの上に、何故か一羽のフクロウがとまっていて 顔の真ん中に位置する隻眼(せきがん)、いわゆる一つ眼でもって 獲物を狙うかの如く、じっとこちらの様子を伺っている。 自分はそれに対し、何の疑いも持たず 「フクロウは一つ眼だっただろうか?」とぼんやり眺める。 ■夢日記/1998年4月20日■ 近所を散歩していると、病院の前に停車する自分が勤める会社 S運輸のトラックを見かける。 4トンの箱車から降りた運転手は見たことない顔、恐らく新人だろう。 彼は病院の正面玄関から出てきた看護婦に荷物と伝票を渡すと そのまま受領印も貰わず走り去ってしまう。 自分は同じ会社の社員である彼をフォローしようと 看護婦から受領の伝票を受け取り、彼の車を徒歩で追いかける。 細い路地なので然程スピードは出せない筈だ。 道は30メートル程先でT字路になっており 車はそこを右折した様である。 曲がった先は駐車場になっていてトラックが何台も停まっている。 その奥に旅館の様な大きな木造建築のアパートがあるのだが 駐車場にはあらゆる会社のトラックが駐車されている為 自分の会社の寮などではない様である。 開け放たれた玄関扉をくぐり、建物の中へ入ると いかにもトラック運転手といったガラの悪そうな風体の男達が 数人、雑談をしている。 自分は彼らに「S運輸の運転手はいないか?」 と尋ねてみるのだが、「知らない」と言う。 靴を脱ぎ、玄関を上がり、廊下が伸びる左奥の暗がりを 覗いてみるも、やはり誰もいない。 自分が手にしている受領書を見て、事情を察したのか 雑談していた男達のうちの一人が 「ポストに入れておいたらどうだ?(受領書を)」と言う。 ふと彼らの方に目を向けると、男達の中に俳優である岸谷五朗がいて 自分と目が合うと、彼は親しげに話しかけてくる。 「最近、髪が薄くなってねぇ」 自分は少々うんざりした気分で 「そんなことないよ。カツ君(友人の名、仮名。)と同じだよ」 と答える。が、そう言った後に改めて彼を見てみると 丁度、頭上に電灯があり ニヤつきながら頭を掻いている彼の頭頂部は、確かに薄く見える。 “ あんなに毛量が多かったのになぁ ”と しみじみ眺めるその顔は、いつの間にかカツ君に変わっていた。 気が付くと、玄関を入った左手に木製の郵便受けがあり 仕切られたそれぞれに紙ラベルが貼られており 受け取り主おのおのが書いたであろう 様々な字体、書材にて名前が表記されている。 自分はその数ある中から見覚えのある“ 服部 ”という名を見付け 受領書を入れる。 【あとがき】 本文中にある「最近、髪が薄くなってねぇ」 というこの台詞は、同文中に登場する自分の友人である “カツくん”の当時、口癖であった。 実際は毛量が多く、薄い人が聞いたら イヤミに聞こえたのではないだろうか? 彼の雰囲気というか、質感が、俳優、岸谷五朗と似ている為 夢の中でダブったものと思われる。 ヲシテネ。 もう少し夢の世界にいたい方はこちらへどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/02/12 09:48:38 PM
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