テーマ:ノンジャンル。(2210)
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その昔、風呂無しアパートなんかに住んでいたことがあり 下駄など突っ掛けて、カラコロと風呂屋なんかに通っていました。 早い時間に赴くと、背中に綺麗な絵なんか描いてある人達に出会い 「なんやっ、兄ちゃん、音楽やっとんのか?」 などと声を掛けられ、楽しいひと時を過ごしました。 壁に張り付く富士山を眺めながらの入浴は それはそれは優雅なものでした。 毎日通う様になると、同じ時間帯のいつもの顔ぶれがあり 無言のうちに会釈などしたりして 衣服を纏っていない姿しか知らない人々との ささやかなコミュニケーションの場でもありました。 先日、たまたま通りかかった旧い街並みの中 大正時代から営業を続けているという 古めかしい風呂屋を見付けた。 自分は何だかそこに、人情味溢れる 失われつつある旧き佳き日本の姿があるような気がしてならなかった。 女性の方々は分らないかもしれないのだけれど 風呂屋に行くと、必ずと言ってよい程 風呂上がりに全裸のまま手を腰に、胸を張り牛乳を飲むご老人を見掛けた。 彼らはこれまた必ず、絞った濡れタオルで 自らの股間をこれでもかという程叩きつけた。 ぱーん、と。 その音は今でも風呂屋で聞けるだろうか。 本日のオマケ動画(ここをクリック) ヲシテネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/03/15 12:22:56 AM
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