テーマ:今日の出来事(292552)
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近頃、なんだか時間の余裕がない。 ま、やりたいことが多すぎるわけなんだけれど 気が付くと「うへ、もうこんな時間?」と ここ数日、寝不足が続いている。 元々寝不足には弱いタチなうえに この時期、花粉の馬鹿野郎のアタックも相俟って 昼間など目の周辺がポカポカ、シバシバ、瞼が開きゃしない。 「まったく、仕事なんかしてる場合じゃないぜい」 って金の為に働いてんのよ。 一生食うに困らん金がありゃこんな馬鹿げた職務など、とっとと放り出し 寄生虫が経営するクソ会社なんぞ、いつでも辞めてやらあね。 ま、その場合、間違いなく普通の辞め方はせんね。 まずピカピカ新車のロールスロイスやなんかで颯爽と乗り付け 小汚ない会社事務所に、ドカーッ、とぶつけたりなぞしちゃって 「ありゃりゃ、当たっちゃったのねー」 とヘラヘラしながら車から降り立つその姿は当然全裸。 腰から上の上半身は紫の下地にオレンジの水玉模様のペイントを施し 鬢髪(ビンパツ)及び後ろ髪以外は剃り落とした頭に山高帽。 お婆ちゃんの形見である入れ歯を 一晩徹夜して自ら編み上げた荒縄を用いて首からぶら下げ 「にいちゃん、なんで蛍、すぐ死んでしまうん?」 と、今にもこぼれそうな涙を、両の目に堪えながら 両膝に佐久間ドロップの缶を両面テープで貼付ける。 股間は青空をイメージし水色に彩色し 丁度クリスマスツリーにのせる雪に見立てた真綿を そのまま流用して雲をあしらい 肛門には15ワットのナツメ電球を仕込み点滅させ この点滅速度は、右手に携えたスイッチで 感情のおもむくままに操作し 変化させることが出来、細かな感情表現が可能である。 そして、白足袋を履いたその足 上品な摺り足で前進し事務所に入るやいなや 勢いをつけてカウンターにうつぶせの状態で乗り上げ そのまま背中を反り、両足を天井向けて高々と上げ 雑念を取り払い、呼吸も静かに無心でシャチホコに成りきり 3秒間静止の後、そのままの体勢を保ちつつ オペラ歌手同様の発声法、アドリブで節を付け 「辞めま~す」と。 いやホント、忙しい。 せめて体が四つ位あればなぁ。 で、三つの分身にそれぞれ分担した役割を与えて働かせ 本体である自分は何もしない。 楽してのんびり日々を送るのである。 そうして、何年、何十年と過ごすわけなんだけれど 何もしないで変化の無い生活を送ってきた為か 然程齢重ねぬうちから体力衰え、足腰も弱り 更に痴呆症まで発症し、分身達の介護を必要とするようになる。 そして事ある毎、分身達に 「ハルエさん、ご飯」などと食事を要求し、 「さっき食べたばかりじゃないか」と諭されると 「ウチの嫁は飯も食わさん!」と激怒し彼等を罵倒する。 そして、「しょうがないなぁ」と用意された食事に、ニッコリ笑い 「ありがとう、おとうさん」 いや、何が言いたいかって、人間怠けちゃいかんなぁ、とね。 忙しいのはある意味幸せかもしれない。 窓も閉め切ったまま、空気の澱んだ部屋の中で 起き上がることもせず右に左に転がり 暇を持て余し、ケツを掻きながら、たまに独り発する言葉といえば 溜め息ともアクビともつかぬ「あ~あ~」くらい。 チャカチャカとテレビを点けたり消したりで明け暮れる。 それよか随分マシかね。 ヲシテネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/03/16 01:05:42 AM
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