テーマ:ノンジャンル。(2210)
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以前、どこかの公衆便所、男子用小便器に於いて 雫を床にこぼして汚す者が後を絶たない為 そこの管理者だかが対策として 尿放出時、狙うに好ましい小便器上のポイントに 蠅など小型の昆虫の死骸を模した模型を貼付けたか 或いは便器そのものにその印刷を施したかしたものを設置した、 といった話をどこかで聞いた。 これ、便器に付着した昆虫の死骸を 自らの小便を浴びせて落としてやろうと 躍起になる男性心理を利用したもので その結果として、的が定まり 雫による床の汚れが軽減されるであろう との期待のうえで実施された実験的設置だったそうなのだけど その効果の程は、すこぶるテキメンだったらしい。 ならばそれを商品化すればいいじゃん。 そう、蠅やら、昆虫の死骸モチーフだと不衛生なイメージがあるので 例えばこれを、桜の花びらや何かに変えてみるとか。 純白の便器に印刷によりあしらわれた桜の花びら一枚。 頼りなげに貼り付くはかなげな姿。 侘び寂びの世界ですな。 うーん、いいねぇ。 ってこれ駄目ね。 というのも上記、好結果を出した男達は いずれも自らが放出する小便の勢いでもって “今、目前の便器に貼付く昆虫の死骸を流し、落としてやろう” と、これを落とした時の達成感 登山家が、山の頂から下界の景色を見渡す時の 征服感にも似たものを求むることによる成果なので 浴びせる尿に対し、初めから微動だにせぬことが 分かりきっている花びらでは、その効果は望めそうもない。 更に、かような商品が氾濫することにより 男達は本物の蠅の死骸にすら 「贋物では?」と疑いを抱くようになり 無反応となり、床はこれまで以上に尿害に悩まされることになる。 何故に私がこの様な事を話題に挙げるか? というのも実は、毎日仕事で顔を出す、集荷先である某株式会社の営業所。 ここの便所が、いつ利用しても異常に汚い。 タイル張りの床ではあるが 常に数滴の雫による水溜まりが出来ている状態。 例えば、この誰のものとも知れぬ尿溜まりをうかつにも踏んでしまい 自分の車に戻るということは これすなわち、靴底に付着したそれにより 自分の車の車内床までもが これまたその、誰のものとも知れぬ尿にまみれるということであり 他人の垢は好まず、って許しがたい事なので これを踏まぬ様、用を足す際など足取りも慎重に 大股開きという致し難い立ち姿勢を強いられるわけである。 大体からして、小さな子供であるなら そのアサガオのツボミの様なモチモノの構造上の問題から 放出した尿が、いづこへ飛散するとも知れず これ仕方無いと容赦出来るのであるが (私は子供の頃、不可抗力でありながら この構造上の問題を解さぬ母親に「何故ゆえ、毎回こぼす!?」 と髪をひっ掴まれ、濡れた床に顔を擦り付けられた経験がある/笑) 立派な成人男性のみの使用と限定される会社内の便所に於いて これ程までに尿の飛散が激しいとは如何なることなのか? 理解し難く、不快であり、非常に腹立たしい。 しかもこの便所、床の尿溜まりもさることながら 事務所奥に位置した場所にあるにもかかわらず、清掃が怠られていて 本来は清潔感溢れる白い磁器であろう便器は トタン屋根に浮き出た錆の如く、赤茶けた斑模様を成し その下部には同色の、得体の知れぬ鍾乳石様の物体が垂れ下がり 水浸しの手洗い場には、汚れなのかカビなのか 黒を纏い、ひび割れた石鹸が転がる。 手垢で汚れたタオルはだらしなく 何日も交換されていない様子でありながら それでも使用する者がおるらしく 常に湿った状態で重くぶら下がっている。 まぁ、こうなると利用する側の、的に対する照準のズレ以前の問題。 商品の流通で例えるなら 需要と供給のバランスがとれていない状態であり この便所の使用頻度に対し、清掃頻度が極端に少ないわけで 問題解決に差し当たり、突き詰めて考えてみれば “定期的な清掃を要する”という明快なる回答に行着くのである。 ってなことで「しっかり掃除せえよ」 と、ひとつ閃いた。 小便器の的に笛を付けてはどうだろうか? 的に小便が命中すると、ピー、って鳴る様な。 いや、この場合子供は喜ぶだろうが、大人の場合 “今、小便をしてます!”と言わんばかりで恥ずかしく 気弱な者はワザワザ的を外しかねない。 おっ、ならばこれはどうだろうか? 小便の温度に反応し、色が変化する特殊な印刷で 花びら、もしくは・・・ この際、蠅でもなんでもいいや これをあしらえば、色の変化を楽しむ為に皆、こぞってそれを狙い 命中させるのでは? メーカー企画部の方々、商品化どう? ヲシテネ。 本日またまた “大工風な生き方”の、ふうさんが泊りに来ておりまする。 で、例の如く酒盛りね。 はは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/03/17 11:20:10 PM
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