カテゴリ:カテゴリ未分類
会うなり最初の会話でお父様から痛烈な先制パンチをくらった僕は必死に挽回策を考えました。だけど妙案は浮かばず、そのまま高級な和食屋に到着。カウンターの角に席を取り、僕がウーフを真ん中にして端に座ると、お父様、
「何だよ、せっかく来たんだから真ん中に座りなさい」 お~!!これは友好のチャンスか?それともイジメの始まりか?判断しかねた僕でしたが「ありがとうございます」と一礼して真ん中へ。だけどその後もお父様は僕を飛ばしてウーフと話してばかり。真ん中の僕の立場は?! でもお父様は久し振りにウーフと話して楽しそう。顔も非常に楽しそうで僕もちょっとホッとしました。これで僕も会話に入れてくれればなあ・・・そう思っているとようやくお父様が僕に笑顔で話しかけてきてくれました。「時にハリー君、君は大学で何を勉強しているんだね?」 衝撃的なパンチをこの直後に食らうとは誰が予想できたでしょうか?僕が「あ、はい、○×学を勉強しています」と答えたら、お父様、急に顔色を変え、「俺は○×学は嫌いだ!」。 唖然として言葉を失う僕。ウーフがさすがに酷いと思ったのか、「お父さん、なんでそんなこと言うの?」と諫めたらお父さんは「うるさい、そんな人間らしくない学問は嫌いだ!」と余計泥沼に。さっきまでの楽しげな雰囲気はどこへ?まさか自分が勉強している分野を言ってこんなことになるとは・・・・・・。ハリーの受難は続くのであった――。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|