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カテゴリ:読書・映画・演劇・音楽
知り合いが行けなくなったからというので、チェーホフのお芝居を観て来た。
チェーホフってどうも縁がなくて、読んだことも演劇を観たこともなかったが、 なかなか面白かった。 今日見たのは「ワーニャ伯父さん」。 伯父さんの家での登場人物の会話で劇が進む。 姪に当たる、亡き妹の娘ソーニャと暮らすワーニャ伯父さん。 彼は生活を切り詰めて妹の夫である教授に仕送りをしている。 ところが教授とその後妻が転がり込んで来て、気ままな暮らしを始める。 教授の診察に来る医師と後妻やソーニャとの関わり、元教授のわがままなどに対して、 ついにワーニャ伯父さんの堪忍袋の尾が切れ・・・ 翻訳はシェークスピア劇などを手がけてきた小田島雄志さん。 ワーニャ伯父さんのとぼけた表情やセリフがいい。 この作品の時代設定は19世紀だが、いま見ても古さを感じないのは 人の生き方の本質を垣間見せられるからか。 劇中での騒動が一件落着してからワーニャの言うセリフ、 「生きることは働くこと」 お金をもらって働くことだけでなく、するべきことを淡々とこなすこと。 結局はこれが人生なのかと思う。 ワーニャ伯父さん ワーニャ伯父さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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