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カテゴリ:社会
Wedgeという雑誌を買ったら、
日ごろ思っていることがまさに記事になっていた。 ウェブでも一部の記事が読めるのでリンクをクリック 居酒屋タクシーや、社保庁のあきれた実態などで、 メディアでは公務員バッシングが蔓延している。 実際、困った君がいることは確かだが、 大多数の公務員は使命感を持ち、国会待機など「無駄な」残業もいとわず、 冷暖房の切れた部屋で深夜まで働き続ける。 ブログでも脊髄反射的スローガンのように 「悪徳官僚」「既得権益にしがみつく」「天下りは悪」などと書く人がいるが、 「官僚」=「既得権益」というステレオタイプの考えに嵌った 実際の現場を知らない、頭の悪い人としか思えない。 天下りの制度があるからこそ、一定の年齢まで、その先のことを考えずに 職務に集中出来るんじゃないか。 要は天下りに伴う悪しき慣行を一掃し、 制度として透明なものにすればいいのではないか。 また政治任用についても、副大臣制度が機能しているとは思えない。 それどころか、余計な仕事が増え、無駄な金が使われる。 Wedgeの記事が指摘するように、政治と政治家自身が機能していないのに、 政治主導を強めようとするとは。。 まさに「政治家の役割を果たしていない政治家による政治主導」 が行われようとしている。 また、あまりに一方的な公務員バッシングは 公務員を目指す優秀な学生が民間に逃げ、 ますます公務員の資質が低下する危険性がある。 批判する人は、こうしたことが国民の生活に撥ね返ってくることを、忘れてい る。 「公務員は国民の共有財産。彼らの能力を引き出し、 優秀な人材が集まる制度にしなければ、 例えば国際交渉での下工作ができる人材がいなくなるなど、 国益を損なうことになりかねない」(稲継裕昭・早稲田大学政治経済学術院教授) いい大人が、ワケもわからず官僚叩きに走るのはやめて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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