中越沖地震で被災した柏崎刈羽原子力発電所6号機に対し、
地元の自治体から出されていた使用停止命令が解除になったという。
このニュースを報じた報道を読み比べてみた。
(ほかにもたくさんあったが2つだけ)
<柏崎刈羽原発>6号機の使用停止命令を解除(毎日新聞6月22日)
これだと停止していたのは、消火体制に問題があったから(=この理由だけ)、のようにも読める。
原発6号機の使用停止命令22日に解除 新潟(産経新聞6月20日)
こっちは比較的フラット。
中越沖地震のあとしばらくは原発震災だなんだと不安を煽っていたマスコミだが、
無事に起動しつつあることについてはあまり大きな記事にならないのね。
まあマスコミのこういう報道姿勢はいまに始まったことじゃないし、
印象操作と思いたくないが、報道を鵜呑みにしないように、
報道の受け手(=報道の消費者)は普段からメディアリテラシーを磨きたいものです。
それにはマスコミの報道についてソースにあたってみることですかね。
ただ私を含めて身の回りのことに忙殺される一般人には限度があるよなぁ。
↓これはツボだったんだけど。。ちょっとヘン。
以下、東電HPから引用
H21.6.5
6月5日付読売新聞夕刊「電気自動車 コンビニで充電 東電が小型器販売へ」について
平成21年6月5日
東京電力株式会社
当社は、急速充電器を販売することはありません。
急速充電器は、基本的に、設置箇所の事業者のみなさまが設置・整備していくも
のと考えております。(引用終わり)
で、この日の読売新聞を見てみたら、夕刊一面の比較的大きな部分を割いて、詳細に報道している。以下、読売新聞6月5日夕刊から抜粋
【読売新聞2009年6月5日夕刊】東京電力などが今より小型で安い電気自動車用の急速充電器を開発し、年内にも販売を始めることが5日分かった。コンビニエンスストアやマンション駐車場などにも置ける大きさで、国の補助金を利用すれば購入費用は1台100万円程度となりそうだ。(中略)東電が電気機器製造の高岳製作所と共同開発した新型充電器は、幅が従来の半分程度で20~30キロワットの低圧電力に対応する。(中略)東京電力はコンビニなどの小規模商業施設への設置が増えると見込んでいる。(以下、省略)(抜粋終わり)
・・と、いかにも本当らしく報道されている。。
製作はしたけど販売はしないってことか?・・・と思って東電のHPを見てみたら、
時間貸駐車場「タイムズ」における電気自動車用充電設備の実証試験開始について
EVとは
という報道発表とリンクがあり、これによると、
#電気自動車をメーカーと共同開発している。
#時間貸駐車場で車を駐車している間に、EVに充電を行う「パーク&チャージ」の実証実験をしている。
っていうことはわかる。
読売新聞さんがどういう取材をしたのか訊いてみたいところです。