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2010.05.30
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テーマ:ニュース(100167)
カテゴリ:ニュース

 ↓桜ノ宮アリスさんのブログの続きです。

電凸初心者の桜乃宮アリスです。
先の記事で「土日は休みですか」と書きましたが、どうやら先方は電話の対応に追われている状況らしいですね。この部分は訂正いたします。でも私以外と思わ れる電凸に反論する大きな声がバックグラウンドに流れていました。
一応録音もしていましたが、それを直接こちらで紹介はいたしません。
私の声をダイレクトに聞けた担当者の方は幸運ということで(笑)
それで、電話したのは日本養豚協会の方で、対応は大変丁寧だったと思います。通話時間は49:46。長いお付き 合いに大変感謝しております。まあ先方も電話応対なら女の子からの苦情のほうが良いと判断したからかもしれませんが・・・ハイ、自惚れはほどほどにしとき ます。
とりあえず名前も名乗っていただきましたが、こちらでは担当者Aさんで統一しようと思います。
全部を書き出すわけにもいかないので、先にAさんの主張の概要を箇条書きにしますと、
 
1.とにかく東国原知事の防疫対応に対しては攻撃的かつ否定 的。
2.政府対応に対しては消極的であり、むしろ触れたくない。赤松は否定。
3.養豚生産農家の立場を代弁しているのか、「種牛」による宮崎ブランド保持には否定的。
4.農林水産三役に対してのネタあり→今後の口蹄疫対策の展望含む。
5.私に対して「報道関係者じゃないのか?」という度三の勘繰り発言あり。
 
 
■最重要の疑問
「東国原知事に謝罪を求めて、何故政府、特に赤松農水大臣には謝罪を求めなかったのか」には明確な回答はありませんでした。
以下、書き起こし↓↓↓
A「県知事や大臣宛にウチの方からは要望しています。」
桜「いえいえ、大臣に対しては何故謝罪をもとめなかったのですか?」
A「いや、していますよ、要望は知事と大臣に。」
桜「『謝罪』ですよ、報道では東国原知事に対してのみ謝罪要求がなされていますが、肝心なときに外遊に行っていた赤松大臣に対しては謝罪は求めていないで しょ?」
A「東国原はね、最低の対応をしたんですよ。」
以下回りくどいので要点のみ
 
a 自衛隊の敷地や、農業大学の敷地があるのに「知事はそこを使わせなかった」
 
桜「自衛隊の敷地は知事の命令で使えるんですか?国、政府に聞かなきゃ無理でしょ?」
A「・・・」
桜「農業大学の敷地使って埋めたら次の年から学生来なくなるんじゃないですか?」
A「そんなの仕方がないじゃないですか」
桜「農業大学も県の財産でしょ、知事はそれを守っただけなんじゃないですか?仕方が無いことはない」
A「いや、家伝法には強制的に生産農家の土地を埋却につかえないことに・・だから県の土地」
桜「だから県の土地が無かったから埋却地についても4月には国に要望出したんじゃないですか?」
A「・・・」

b 49頭が現在生きていることは法規違反
 
A「知事は法規違反しているんですよ、種牛49頭が今生きていることが証拠」
桜「いや政府に助命の要望してたでしょ、政府の結論が出ていない間は法規は適用されないんじゃないですか?」
A「(家伝法では)72時間(と明記されていますが)経っているでしょ、発症してから。」
桜「政府の結論でたの27日ですよ。それを受けて知事は殺処分決めたじゃないですか?」
A「それにしたって72時間たっている。」
桜「なんで?今日29日ですよ、48時間しか経ってない」
A「・・・」
桜「それに豚さん6万頭以上殺処分出来ていないことに対してなんで批判しないんですか?種牛49頭より問題あるでしょ?」
A「いや法規違反をしたことがダメなんで、豚は埋める土地がないんですよ。」
桜「土地は4月末に要望してたでしょ?聞かなかった赤松が悪いんじゃないですか?」
A「そうです、あんなの辞めさせるしかない。ぼーっとして
桜「辞めないでしょ、民主党閣僚で責任とってるの見たことないですもん!」
A「いや辞めさせなきゃ
 
c 知事は隠匿した(これも法規違反)
 
A「発熱していて国に報告もしなかったんですよ、明らかに法規違反じゃないですか。」
桜「報告しなきゃいけない義務って法規に書いてあるんですか?」
A「書いてありますよ家伝法に。」
桜「その(根拠になる)条文は?第何条何項になりますか?」
A「いや、そこまで詳しくは知らないけど。」
桜「調べたけど(根拠になる規定は)ありませんでしたよ」
A「え~そんなことは・・」
桜「隠匿とはいえないんじゃないですか?それなら。」
A「いや、普通に考えてみてくださいよ、発熱していたのに報告しないのっておかしいじゃないですか。」
桜「じゃ少なくとも宮崎県内で発熱したら、それ全部農林水産省に報告しなきゃいけないんですか?」
A「そうでしょう」
桜「発症していなくても?」
A「そうですよ」
桜「報告して農林水産省は何かするんですか?」
A「え?」
桜「報告して農林水産省は何かするんですか?」
A「さあ・・・」
桜「だいたい27日には殺処分決まったんだから。殺すの決まっているのに発熱で報告必要なんですか?」
A「・・・」
 
d (養豚協会の進めで)獣医師会が4月20日に知事に協力しようとしたが断られた。
 
桜「その時感染していたのは牛一頭でしたからね。」
A「一度協力断わられたから次はあっち(知事)が頭を下げて当然でしょ。知事はね、赤松大臣もだけど認識が甘かったんですよ。(知事は)境界なんて作っ ちゃいけなかったんだ」
桜「それはそうですね。知事も赤松も(初動の)認識が甘かったとは思います。でもね、(その後)被害拡大しているんだから、『あっち(知事)が頭を下げ る』まで待つのっておかしくないですか?」
「それがスジでしょ」
桜「スジで境界作っちゃいけないんじゃないですか?あなたのところも」
A「・・・」
桜「国境とか県境とか関係なしに対策立てなきゃいけないんでしょ?」
A「いやだから知事が先に・・・」
 
e 宮崎ブランドの種豚は6例目に殺処分している。種牛も処分。
 
桜「生産農家の方の気持ちはわかりますが、種牛を残したいというのも生産農家の心情を汲んだものでしょ」
A「おかしいじゃないですか。だったら何故種豚は処分しなければいけなかったか?」
桜「感染力が牛の1000倍以上あるからでしょ?」
A「牛も同じことなんですって。だからスーパー種牛を残したのは知事のミスなんです。」
桜「知事の?13日になって大臣の許可がおりたから移動したんでしょ?」
A「ええ」
桜「だったら大臣の特例が間違っていたんじゃないですか?」
A「そうですよ、だから大臣もダメなんです」
桜「そちらの団体の心情的なものも理解できますが、今日FAOの主任獣医師も言っていたじゃないですか長期的なビジョンが必要、種牛残すべきって。」
A「それがややこしいことになってるんですよ。日本はあそこ受け入れてないから」
桜「いやそれでも専門家でしょ、境界ないんじゃないのですか?」
A「政府の方針には影響しないってことです」
桜「え?」
A「(スーパー)5頭も殺処分すべきなんですよ。」
桜「地元が納得しないでしょ」
A「いや山田さん(副農林水産相)が大臣とびこえても明日やってくれます。」
桜「え?!副大臣が明日スーパー種牛5頭処分命令するんですか?」
A「いやそうじゃなくてあの・・・」
桜「そういったじゃないですか?!」
A「そうじゃなくて種牛はいらないんですよ」
桜「いらないことないでしょ、あれは宮崎県の財産じゃないですか。」
A「いや、精子冷凍ストックが今30万本あるから、宮崎の畜産が(種牛処分したからといって)滅びるわけじゃないんです。」
桜「滅びるわけじゃないと言っても現にあの5頭が宮崎の生産農家の方の支えになってるし、冷凍精子から種牛作ろうとしたら5年や10年じゃできないで しょ。」
A「できますって。5年でできます。」
桜「いや種牛ですよ。食肉じゃないですよ?それに宮崎県内に母体もいない。」
A「周辺の県にはいるんですよ、同じ血統が。だいたい宮崎で生産されたら宮崎ブランドなんだからそれでいいんですよ」
桜「いや、いいかどうか決めるのは宮崎の生産農家の方なんじゃないですか?」
A「いや、(肉牛事業の)山氏さんが今日種牛5頭いらないって言ったで しょ。あれは凄い影響あるんですって。」
桜「どういう?」
A「影響力がある人ですから。」

え~っと全体はもっとあるのですが必要なことや知りたかったことを優先に記事化してみました。口蹄疫情報としては特に目新 しいことは聞けなかったのですが、政治がらみでは「山田副大臣が明日、種牛5頭についても 殺処分する」と受け取ることができる発言がありました。そういえば明日30日には赤松大臣が宮崎の現地入りしますが、そ の場で現地対策本部(責任者は山田副農林水産相)が何か新しい方針を発表するのかもしれません。ここはポイントになるかと。
また「赤松大臣はだめ、辞めてもらう」という「辞めさせる当事者」のような発言もありましたね。
この辺りの情報が実行されたなら、この日本養豚協会のAさんは政府に対して何らかの影響があるか、情報を得る立場にあることが証明されますね。
 
今回の日本政府の防疫対応は今後容赦ない方向性を持つのかもしれません。

転載元:侵食すること桜の如く






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Last updated  2010.05.30 11:01:32
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