昨日、病院から一時帰宅の友人に会った。
先々週位にちょっと重い気持ちでお見舞いに行き、「特に5年は気をつけないとね」と言えば「違うの、1年って告知されたの」との返事にア然として何も言えなくなった。「この病院はきちんと告知してくれるの、とりあえず手術はして、胃ガンの部分は取り除いたから・・」 後は抗がん剤で治療が必要らしい話を聞かされ、私にも健康に気をつけるよう励まされた感じだった。
真実は開いただけで、手のつけようがなくリンパに転移していて、そのまま閉じたというのを彼女の親友から聞いていた。しかし本人には知らされていない。切ない限りだ。まだ40歳になったばかりの、うちと同学年の子供達もいる彼女。
次の抗がん剤まで少しでもと一時帰宅してきたのだ。
病院の時と違って、「同室の人が亡くなったりすると、次は自分の番だろうかとと思い悩んだり、大丈夫・大丈夫と自分を励ましたり、自分をささえてるのが難しいの。去年の今頃は健康のけの字も考えたことがなかったのに・・・」と。
ガンから生還した人の話など、とにかくポジティブに考えるようにと話すのが精一杯だった。
もちろん私は「告知」してほしい。きっと死ぬまでにやらなければならない事や、取り組み方を考えるためだ。
近所の人の妹さんも、つい先日手術して大成功だった。彼女のように生きたいと思う。
前述の彼女は手術で助かると言われ、後述の彼女は手術はできないし、しても無駄だと言われたのに結果は逆だった。
でも5年10年いや30年は長生きしてほしい。