一昨日、母が田舎から出てきた。現住所はこちらの姉の所になっているのだが、田舎が良いと行ったりきたりしている。
田舎の家には一人で住んでいるのだか、近所に長女がすんでいる。親戚も近いし父の墓もある。
一年ぶりで見る母は随分ふけたように思う。
大正最後に産まれた母はお嬢さん育ちで、嫁にきた時、ご飯の炊き方も知らなかったと言う。(羨ましい次第である)
初代婦人警官だったらしい。金持ち息子の父に見初められて、好きな人がいたにも関わらず、親のいいなりで結婚したらしい。そして私が物心ついた頃には車の運転をしていたので、大人になれば誰でも運転して良いと思っていた私。75歳位まで運転していた。
余談だが結婚式には父の愛人がきて大変だったらしい。ドラマのようだ。
そんな母は5人も子供を生み、やがて貧乏になり、それでも父についていった。
父が定年になり又田舎に戻った。父のわがままはひどくなっていったらしく、母はついにキレてしまい離婚すると言い出した。結局、父が負けて離婚は踏みとどまったようだった。それから何年かして父は病気で他界したが、母は強かった。一人になり、気分が楽になったようだ。AB型のせいかクールなのだ。
頭も良く周りから尊敬されていた母が自慢だった。今は耳も遠くなり、背も縮んでしまい、すっかり白髪になった(苦労しっぱなしのせいか白髪になるのは早かったが)ので、たまに会うとすっかりお婆さんになっている。
しかし母のおもしろい所は場に適応しやすいので、こちらにいると次第にお金持ちのお婆様に見えてくる。(⌒-⌒)
これからの3ヶ月間が楽しみである。
祖母は92歳まで元気に生きた人だから母も長生きするであろう事を楽しみにしているけど、少しでも親孝行したいと思っている。
今日も一日元気でありがとうございます。o(*^▽^*)o~♪