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アラフィフ主婦の買い物とつぶやきと

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2011年04月09日
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カテゴリ:本の事
 綿矢りささんの「蹴りたい背中」を、今更だけど、読んでみました。
          
【中古本】 蹴りたい背中
 こういう感情、私にもあったなぁ。。。私はいわゆる「はみ子」だった時期が、
高校生の頃あったので、主人公のスタンスが痛いほど伝わってきたり、しました。

 でも、うーん、なんつうか、私がおばちゃんだから余計そう思うのだろうけど
「起承転結」が欲しいというか、ラストが曖昧なのがどうも。。。

 主人公の子が、にな川君を「蹴りたい」衝動に駆られる気持ちに、読み手の私は
感情移入できないし。


 恋愛小説って「そうそう!この気持ち、分る!」って同意できたり、感情移入できたり
するのが「醍醐味」だったりするのですが、この小説を読んでいて全くそういう
気持ちにはなれんかった。

 あ、でも、そもそも「恋愛小説」と位置付けるのが間違いなのかもしれないですがね。。

 なんだろ、この感覚って、巨匠の画家の描いた抽象画を見た時のような気持ちなんだろうか。

絵心のない私にはサッパリ分らんのだが、「わかる人」には傑作!って感じ?

 文章力のある人には、綿矢さんの凄さが分る、って感じなのでしょうね。
(↑あ、綿矢さんを批判しているわけではないです。己の読解力のなさを嘆いてるのです)





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最終更新日  2011年04月09日 09時06分37秒
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