カテゴリ:本の事
綿矢りささんの「蹴りたい背中」を、今更だけど、読んでみました。
【中古本】 蹴りたい背中 こういう感情、私にもあったなぁ。。。私はいわゆる「はみ子」だった時期が、 高校生の頃あったので、主人公のスタンスが痛いほど伝わってきたり、しました。 でも、うーん、なんつうか、私がおばちゃんだから余計そう思うのだろうけど 「起承転結」が欲しいというか、ラストが曖昧なのがどうも。。。 主人公の子が、にな川君を「蹴りたい」衝動に駆られる気持ちに、読み手の私は 感情移入できないし。 恋愛小説って「そうそう!この気持ち、分る!」って同意できたり、感情移入できたり するのが「醍醐味」だったりするのですが、この小説を読んでいて全くそういう 気持ちにはなれんかった。 あ、でも、そもそも「恋愛小説」と位置付けるのが間違いなのかもしれないですがね。。 なんだろ、この感覚って、巨匠の画家の描いた抽象画を見た時のような気持ちなんだろうか。 絵心のない私にはサッパリ分らんのだが、「わかる人」には傑作!って感じ? 文章力のある人には、綿矢さんの凄さが分る、って感じなのでしょうね。 (↑あ、綿矢さんを批判しているわけではないです。己の読解力のなさを嘆いてるのです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月09日 09時06分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[本の事] カテゴリの最新記事
|
|