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カテゴリ:人工肛門
さー、始めましょう。
ドクターの机の上に先ほど説明された医療器具類が並んでいる。 まず、採血用穿刺補助器具(万年筆型)のキャップをはずし採血用針を 中にセットする。 おっと、その前に指先を消毒。 採血する指を決めて指先を消毒する。病院の香りがする。 採血用穿刺補助器具の針の出方を調整する。 1から6までの数字が出ており、キャップをまわすと針の出の長さが変わる。 ドクターは5で行きましょうということなので5に合わせた。 採血用穿刺補助器具の頭を引っ張るとカチッと音がしてまた、戻る。 そのとき中では針を引っ張って固定される。文で書くとわかりにくいと思うが 鉄砲の劇鉄を起こした状態。弓矢を引いた状態。 採血用穿刺補助器具にボタンがついており、それを押すと 鉄砲のトリガーを引くと劇鉄が落ちるように 採血針がバネの勢いで出て標的の指先を刺して即ひっこむ。 針は一切見えない。これが意外と不気味だ。 万年筆を指先に当てたイメージだ。 簡単のようだが初めてだと時間がかかる。 右利きなので採血用穿刺補助器具を右手に持って 左手の適当な指先の指紋の中央辺りを狙いボタンを押せば 細い針が指先を瞬間的に刺して引っ込むのだ。 イテッと感じたとたん血液が1.5ミリ大くらい出てくる。 作業は簡単だが、消毒した指を忘れちゃったり、 ボタンを押しても先に頭を引っ張るのを忘れて うんともすんとも針が出なかったり。 使い捨てカメラの巻上げを忘れてシャッターを押した気分。 ぐっと指先に押し付ければいいものを痛いのを意識して 浮かして打つとちょっと穴が開いた程度で血液が計測に必要な量に 足りなかったり。再度消毒から始め打ち直しなんてはめに。 ちなみに針は使い捨て。医療用廃棄物で使用後は集めておいて 医院に持参。処分してもらう。 血が出たらすぐ計測。ここでまた、血糖値計測器をセットしておかなければ ならない。結構面倒でしょ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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