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カテゴリ:人工肛門
血糖値がわかったら、いよいよインシュリンの注射だ。
朝と晩の食前に打つので回を重ねること20回以上してる勘定。 ずいぶん慣れたとはいえまだまだ間違える。 たとえば消毒。 おなかの皮をつまんで注射針を刺すあたりを消毒綿で拭く。 注射を打とうとすると使い捨て針がまだつけていない。 針が無いということは注射器のエア抜きが終わっていない。 あわてて注射針をつけてエア抜きしようとする。 この時点でまた大事なことを忘れたことに気づく。 それは注射針を取り付ける本体部分の、消毒綿による消毒だ。 消毒していないまま針を取り付けたのでまた今までの逆の動作をする。 あわてて針のキャップをつけて、そのうえにカバーをつけて ひねってはずす。両手を使う。つまんでいたおなかの皮が戻る。 再度注射器本体部分を消毒する。 注射針をキャップごとまわして取付け、キャップをはずし 針のキャップもはずす。この間ずーっと両手でやっている。 さてエア抜きをと思うとゲージ(打つインシュリン量の調節用)が 回してないため、注射器を上に向けて下から親指で押すが びくとも動かないことに気づく。 またやっちまったかと落ち込むがあわてて2にゲージを合わせ 再度押すと注射針の先から数滴インシュリンが出る。 エア抜き完了。 再度ゲージをまわし、指定された量にセット、 おなかに向けて注射器をあてる。 両手を使っていたので、先ほど消毒した場所がわからなくなっている。 注射器をおいて、また、皮をつまむ、そして消毒。 前回注射したところから3センチ離せといわれているが 歳のせいで忘れている。 ここでいいのかなー。ブチュッ!針を刺す音 しばし、親指に力を入れてゆっくり注入。 この数秒間が無心になれる時間だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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