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グローバル？な祇園祭

祇園祭での事。夜店が立ち並ぶ通りを歩いていると。『ダンボール入ってないよー』ん？今なんて？？　なんですと･･･。どこから聞こえたのか？水溜りに投げこんだ石が水面にじょじょに波紋を呼ぶような言い回し。掛け声は、から揚げの屋台のお兄さんがお客を呼び止める呼び込みだった。ダ、ダンボール？あぁ、ここ最近話題となった、ダンボール入り肉まんをもじって。なるほどねぇ。あまりの売れなさに、苦肉のあまり考えついたものだろうか、あまりにタイムリー＆失笑な呼び込み声に、思わず足が止まってしまった。ついでに目も合ってしまったりした。確かに面白いけれど、当のから揚げは全く売れる様子がないのがなんとも痛いのだが･･･。奇をてらい過ぎなくて、いいんだよぉ。逆に、ダンボール入りが世界標準スタンダードだと思ってしまうじゃないか（って、そんなのは私だけか･･･）

Jul 17, 2007

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減量の動機　２

昨日、２ヶ月ぶりに美容室に行ったんですが、その時のこと。女性スタッフの方が、『あれ？』『なんか、痩せはりましたか？』⇒うわぁモロ京都弁や。『嬉しい事言ってくれるんやねぇー。ちょっと今から飲みに行く？』嬉しさのあまり即答してしまいました。ちなみに時間は午後３時でしたが･･･前回来たのは５月。２ヶ月ぶりに、その方は私をご覧になった訳です。日頃、ご一緒の会社の人々からはここ２ヶ月の間であろうが６ヶ月だろうが、このような乙女心にスイッチ（自分で言ってて吐）入れてくれるような言動は全く聞いた事がありませんが。『えぇ？短期間にどうやって痩せれるんですか』出た。ら抜き言葉や。いやはやそんなのは置いといて、お答えしましょうとも。そういったご質問、質疑応答、心よりお待ちしておりました。（そうか、見た目余り変わらないマイナス５キロといっても、何ヶ月ぶりに見る人からだと、痩せてみえるんだ。）それからは減量の経緯をことさら執拗にしゃべり切る私がありました。太った経験のある方ならわかって頂けるかと思いますが、『痩せたね』と人に言われる日がこれから先、来るのか、この人生においてもう二度とないのでなはいか･･･。減量は本人のやる気一つにかかっているとは言いながら、なれるかなれないかは、大いなる壁といってもいいかも知れません。お客とスタッフといっても、大きな利害関係のない人に、久しぶりに会ってそのように言ってもらえる事って、おで○（ピー音）りんには、それが寸分の差であっても本当にお宝言葉なんですよ。身近な人で、少しでも痩せた人を見かけたら是非、こういったお声がけをしてあげて下さるようお願いも含めてです。（痩せるマイメニューはこちら）思い起こせば、昨年の７月。去年の今頃、会社の健診で。（前記　減量の動機１に同じ）このままいくとメタボまっしぐらとの診断。頭でわかって体が着いて来ん状態のまま、サプリ生活。飲みだして１ヶ月するかしないかの頃、胃が悲鳴を上げました。胃の中に何も入っていない空腹時にめっぽう痛い。まるで胃の内膜どうしがこすれあっているような痛さ。すぐには原因がピンと来ません。けれど原因となりそうな、最近変わった事を始めたといえばサプリメント摂取です。一旦、サプリをやめてみました。すぐに痛みは去らないものの、１週間経ち、２週間目でしょうか、痛さは日ごとに薄紙をはぐように消えて行きました。痛さが消えてハッピーエンドとは行きません。そもそもサプリを始めた動機といえば、脂肪燃焼薬やら代謝アップ剤やら。目的はメタボ撲滅の減量だったはず。薬の停止＝目的がこれで又さらに遠くなる。いかんせん、がっくり肩を落とした次第です。『はぁぁーー。』絶望にひしがれながら、仕事終わりに何も考えられず呆然と２時間ばかり歩いていました。歩くといってもいつもの買出しに行く大型スーパーをうろついていただけなんですが、後から考えると、これが今に至る会社帰りウォークの第一歩という事に繋がるのですが･･･（続く）

Jul 15, 2007

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１０年かけて思い出した原点

こちらにおいでになる皆さんは、部下の方を抱える年代かとお見受けします。私も不肖ものながら、若手を教える立場になってしまい１０年程経ちました。会社の規模上、何でもやる課もいいとこですが、この年代で、女性で、学ばせて頂き、動ける場所を与えてくれる会社には感謝の念で一杯です。最初の頃は、自分の目線が、なかなか切り変えられないことに、もがいていました。単に社員の頃なら自分に与えられた事に熟練して、つつがなくこなしていれば良かった。でもこれからはそうは行きません。部下となる人が気持ちよく、連携を取って、動いて頂けるかを自分の立場から構築していく事が仕事です。新人さんは当然、ミスが出ます。考えられない対応に緊急出動も（笑）フツーによくあることです。仕事の醍醐味。なんていうと、偉そうですみませんが、仕事でしか味わえない達成感を感じて、共に歩いていくことに賛同できる空気を作り出すクッション役に徹せられるか。理屈はわかっても最初は失敗続きでした。私の世代と彼女らの世代の物の受け取り方、考え方がかなり違っていた事を認められなかった事が原因です。私の世代は、良くも悪くも体育会系というか、怒られたから仕事で見返すんだ的な、いわば単純な判りやすいモチベーションの上げ方があったわけです。大なり小なり、人を預かる事の重大さを感じつつ、彼女らの考え方の中核をずっと考えていました。何に喜び、悲しむのか。どんなきっかけでモチベーションを駆り立てられるのか。今教えている二人はハッキリ言えば、一方は上出来の方、もう一方は余り出来るほうではありません。入社が同じなのに、上出来の方がイマイチな子に教えている現状です。（私の年代によくありがちな考え方だと、同じ入社で格差がついている現状に悔しいと思わないのかという思いが、つい頭をもたげるのですが、そこはおいときまして）ケースは違いますが、リンク先の方の日記にも同じような趣旨の事が書かれていましたが、足の遅い子を、どう持ち合って行くか。単に足が遅い、手が遅いといって阻害する事は簡単なことです。調整をとって一緒に歩いていくことは成人した大人の方が、出来なくなるように思います。結果は全て見えた訳ではありません。自分も他人も人は生ものです。これを機会にマニュアルを作り直したりしましたが、全てが書ける訳ではありません。正解はないことが正解でしょう。あえて考えれば、都度都度で対応が違うということが正解に近いかもと思っています。不肖ながら人を教える立場に居ることで見えてくる事があります。人に教えることは、自分を育てることに繋がっている事は間違いありません。（困ったときの原点帰り）最近、毎週末に食べ会を立ち上げました。実はうちの会社としては初めての試みです。首謀者は私です。仕事の話の続きをするのも良し。昨日みたＴＶ番組の話しで盛り上がるも良し。いじられキャラもいいでしょう。多方面からコミュニケーションを取りながら、皆と結束の火を暖めあおうというのが目的です。『今日、行っとく？』彼女らの顔がいっぺんに明るくなるのが笑えるほどです。((そうだ、私達もこうして、楽しく嬉しく育ててもらったんだ・・・))有り難かったなぁ。10年ぶりに大切な事を思い出した豊かな時間でした。おまけ・親睦的なことに興味のない社員の方も、内心気になっている様子です。

Jul 8, 2007

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減量の動機　１

おひさです。久しぶりのシリーズものスタートです。カテゴリ医療ですが、マイセルフ医療ということでよろしくお付き合いのほど。減量エクササイズ、世に沢山出ていますね。ヨガにプログラムビデオに･･･。昔から流行りものには多かれ少なかれ、一応乗ってきたほうですので、どれもが楽しそうに思えてしまいます。そんな流行上塗り？の私ですが、減量を意識し出すということは、必要に迫られていることの裏返しでして、ごたぶんに漏れず、このままいくとメタボリック症候群まっしぐらの判断が下されたのは２年ほど前の健診でのことでした。減量の動機は『キレイに痩せたい』とかいうレベルをとうに超えていた事に自憤ながら･･･。今までと同じ程度食べていて、突然太りだす。今まで余裕だったジーンズが入らない。ある日を境に、ジーンズが全く似合わないことが判明。さらにひどい事に、気づけばこれまでジーンズしか持っていなかった事に今さらながら気づき、通常生活に支障。ただただ、あわわわ・・・。減量しないといけない事がわかってからは、焦りのあまり走りましたね、とにもかくにも安易な方向へ。健康はお金で買う？危ない発想かも知れませんが、困ったときのドラッグストアです。脂肪を溶かすもの、代謝を上げるもの、それこそ流行りの大豆もの・・・笑薬頼みの裏ではジーンズのサイズアップ分もコソっと準備しつつ。サプリメントケースに一日分を配分。サプリって数種類使用が通常みたいで、自分に必要な要素を摂ろうとすると、結構な分量を飲む事になるんですよね。調べてみましたが、効果のほどは、飲んでみないとわからない。健康になりたくて、サプリにどっぷり依存とはなんと逆説な・・・。健康補助食品といっても、薬は薬。こんなに飲んで大丈夫なのかと一抹の不安も含みながらのサプリ生活スタートでした。（続く）（おまけの余談）サプリものって、歴史があるものでして、子供のころの記憶ですが、物心ついた頃に、紅茶キノコブームなんてのがあったように思います。効能は何なのかは知りませんが、大人の人達って、効くかどうかわからないものに高いお金をつぎ込んで、わかっていながら騙されることに平気でいられるなんて、どうかしてるんじゃないかと思った記憶がありますが、今にして思えば、わかっちゃいるけどやめられない事ってあるんですよね。昔からよく聞くのですが、水虫とはげ撲滅に効く薬が出れば、ノーベル賞ものらしいです。その類で賞を受けた薬は聞いた事がありません。（読者の方に該当者がおられない事を祈るのみ）人間の永遠の願望、痩せ薬も同じ類といえるんでしょうね。

Jul 8, 2007

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あんた恋してはんの？

ここのところ、しばらくぶりの友人との再会が立て続けだ。思い起こせば、もう20数年まえのことになるが、就職するまでのバイトで知り合った同年代の女性。関西人にありがちな『おもろい人ですなあんたも』同士で大いに意気投合？二人の蜜月？は急加速したのだった。バイト終了後、10年後にばったり再会を喜びあうも、それぞれ引越しなどあり年賀状だけの行き来になっていたのだが・・・。友人の母上がされておられたお店を、長女である彼女が週末に手伝うこととなり、お店に訪れてみた。このお店は20数年まえに来たことがあり、カウンターの奥にはボックス２席。キンキラのカラオケステージ。お店の内装はバブルの頃によくみられた雰囲気そのままといったら想像して頂けるだろうか。全て懐かしい・・・。当時、50代くらいだったろう母上は、当たり前だが７４歳になられていた。『あんた恋してはんの？』『私は恋、してるのよぉ』ハートマーク×２・・７４歳のマダムに開口一番こう聞かれて答えに煮詰まる構図。とにかくしまった用意がなかった、予想外だ。気の利いた答えが返せない自分は喜ぶべきか悲しむべきか。いきおいパンチを食らうとはこういう事を言うのだろうか。７０代でお店を切り盛り。凄いのひとことに尽きるのだが、こういうやり取りが出来ないとお店なんて出来ませんよね。恋してるだけあって、お肌ツヤツヤ。私が７０代になろうとき、このマダムの片鱗でも真似出来るかといえば疑問ですよ、はい。ついつい自分の母親と比較してしまうのだが、こうして生き生きと過ごしておられる方を、高齢者なんて誰が呼べましょうか。艶っぽいマダムに脱帽もんでした。（懐かしいお店で歌うならこちらのラインナップ。）中森明菜（ディザイヤー）　松田聖子（渚のバルコニー等）このあたり、同じ年代とおぼしき皆様方にはお勧めです。歌う本人にとって精神衛生上も大変よろしいと思われます。当日実証済みです。

May 26, 2007

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丁度、席を外して戻ったみたいに

このＧＷで、子連れで友人に会ってきました。３年ほど話さなかった友人達でしたが、会えば、この数年間がつい昨日のことのように次から次へと話しがはずみ、収束不能状態？・・・。いつもと違う表情で嬉々と話す私は子供心にはどう映っていたことでしょうか。きっかけは、一緒に過ごした時の写真が出てきたことでした。歩いてきた道を振り返る事ってなかなかしないものですが、３年前の写真のなかに写る皆の笑顔の自然さに和みました。ゆったり眺めているとその頃の色んな会話が思いだされ・・・。こういう時は、ついつい整理の手が止まります。そうだ。大切な時間を共有しあった皆の笑顔に再び出会ったんだ。時間を超えて、話したい。すぐに電話をかけると友人も気にしていて下さったようだった。どれだけの時間、話さなくても変わりなくあの頃の会話に戻る。丁度、席を外して戻ったみたいに。ブランクを超えた至福の時間っていいものです。

May 6, 2007

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四方山　９

夏の終わりの頃、家庭のある問題を主体的に解決する必要に迫られる事態となった。両親だけでは、らちがあかない。細腕ながら解決していかないと前に進めない。トラブルの根っこの確認と読み取り。それに向けた対処策を相談してトラブルに向かう。どんなに一見ダメそうに思える事でも、やれるだけやればいい。絶望的な状況で、信じるものは自分だけという局面もあったが、うちにとって好転する事例が丁度その時期に２日程の誤差もなくあり、似た一例という追い風が、思いがけず背中から吹いた。事例当事者の方がまとう事となった影とは逆の立場で、こちらに間接的に光が差した一件は思いのほか順調に解決した。偶然の巡り合わせといっても一助の足場になった事を忘れない。『誰？』公私ともにダメダメの２００６年の中で、肩をそっと叩いてくれていた存在に思いを馳せた。根拠は目にみえる所にないものだけれど。世に偶然なく、全てが必然の巡り合わせといわれる説があるのなら、度々の四国からの声はすなわち･･･いわゆる空海さんが私の近所に見廻りに来てくれていた一年だったのかも知れない。『もう小ざかしい頭で小ざかしく考えるのはやめなさい。』『目にみえるものだけが全てではない事を知る時期なのだよ。』そんなメッセージを何ヶ月かに渡って、耳ではなく心で聴いたのは初めてだった。最初、小さな声だったものが、同行二人という語句に行き着いた。これまで受け入れる事のなかった概念とでもいうのだろうか、自分を超える大きな存在と初めて出会い、同時に昔から見守られていた事を知る事が出来た。時空の妙を感じる私は人生という旅の途中でこれまでとは違う風を聴いた。今までの自分は、ここで置いていかないとこれから先の足取りが重くなる事だけはわかる。四国遍路。心身の荷物を少なくしていつか旅立とう。私の人生の手持ち時間のどこかで必ず実現しよう。路傍の石や草、風にも心を通わせられる事の真意を知れば、四国が私に語りかけてくれたメッセージを心の深い部分で見聞きする事が出来るのだろう。自分なりにあがき、もがき苦しんだ２００６年はいつしか初秋を迎えようとしていた。肩を押されるように、少しずつ私は平常心を取り戻していった。

Apr 18, 2007

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オカンと僕と時々オトン　in 祇園枝垂れ桜　

仕事を終え、京都駅にクルマを留めて地下鉄烏丸線から地下鉄阪急と乗り継ぎ、祇園の夜桜見物に行ってみました。今年の全国桜ランキングで、1位は奈良の千本桜、２位はココ京都祇園、円山公園の枝垂れ桜という事でした。枝垂れ桜は、京都に来る機会がありましたら一度は観て頂きたい銘木なのですが、それも今は昔でしょうか。桜の寿命は90年程だそうです。山に自生する桜は逞しく100年以上生きるそうですが、枝垂れ桜のように人の手によって品種改良のなされたものの樹齢は短いのだそうです。近年の害鳥による被害も含めて今年は可哀想な状態でした。この桜、二代目だそうですがそれでも堂々、樹齢85年程との事。長いことここで、春になると人々の目を楽しませてきた桜です。私も殆ど毎年出掛けています。ピーク時の幽玄な迄の存在感は薄れましたが、多くの人が訪れるスポットであることに変わりないようです。『祇園枝垂れ桜　オカンと僕と時々オトン』最近話題の東京タワー　オカンと僕・・・というのがありますが。表題は祇園にもじってみたのは他でもありません。桜見物をしていて気づいたのですが、お年頃（20代から30代位かな？）の男性とお母さんの二人連れが多くおられたのが印象的でした。少し前までなら若い男の方とお母さんが連れ立って夜の散歩などはあまり目にする光景ではありませんでした。男の子はそもそもある一定の年齢になると、母親と外へ出歩く事はしなくなるのじゃないでしょうか。母と娘はよく見かけますが、母と息子って今までメジャーじゃなかった所があるにしろ、よく考えたら親子という最も強い繋がりの間柄ですよね。メディアの影響って大きいものですよね。『オカンと僕と時々オトン』とはうまく言ったものです。息子さんとお母さんの二人連れはおられても、確かにオトン参加の姿は見かけなかったのはどうしてなんでしょうね（笑）

Apr 15, 2007

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スキー総括　２

スキー総括２（未だ言うかはなしの方向で）金曜日、花見に行って来ました。春爛漫の中、今シーズン言い忘れたスキーのマイトピックスの中に、ちょっとした小ネタがありましたので、ここいらでちょっと噴出してみます。近短スキー場で。『そちらさんの使っているストックに付いている親指付け根のフタみたいなものは何なんですか』リフトに隣り合わせた方に聞かれた。（今日はいいお天気ですねぇ、ほんに良い冷え込みで）程度はよくある話しなんですが、マテリアル部品について尋ねられたのは初めてだった。考えもしていなかったので、瞬時答えに煮詰まる。お見かけしたところ、そのスキーヤーの方の年代は10歳ほど上だろうか、スキーウェアじゃなく、フリース上着とバンダナ程度の日常ウェア。未防湿なのは、すっ転ぶ心配無用レベルだからか･･･。（以後、フリースさんと明記）ついでといっては失礼ながらスキーのマテリアルに目が行ってしまった。うーんこれは･･･。カービング板ブーム到来時の【ちょこっとだけカーブ板】か。往事のスキー板変革直後の第一波、様子見で生産されたのだろう的な匂いがする。現在はカービング全盛になり、もう５年以上経過してると思っているんだけど、変えない、ゆずれない。こだわりを感じるマテリアル使用。わたスキ（私をスキーに連れていって）時代は軽くスルー、スキー場行きの電車が激込みだったというバブル以前からスキーやってましたオーラ。きっと上手いんだろうな…。ストックに付いたフタ。おっとこれが話しの要点だった。正式にはグリップのタブというらしいが、購入時、このタブの有り無しで手の収まりの良し悪しが違う感がした。他と比べて違いがはっきり判る。タブは丁度親指付け根を斜めに押さえるように付いている為、（ストックは斜め後ろに流すように持つ）というフォームを意識するのに好適品だった。ないテクは道具でカバー。探せば良い道具は巡りあえるものなんだなぁと思った良いお買い物なのだった。（話しの方向がズレて申し訳ないのですが）その昔、赤ちゃんの扁平頭防止の為に強制マクラというものがあった。大人しくてあまり手のかからない赤ちゃんは、往々にして扁平頭になりがちだという説がある。あまり泣かないから抱っこしなくて良い＝寝たまんまで頭ぺったんこ？という構図らしいのだが。強制マクラは柔らかい頭の重みを全方向に分散させて優しくホールドする？のだろう。結果、キレイな後頭部育成という好適品なのだそうだが･･･。今も定番化しているのだろうか強制マクラ。である。さて話しを本筋に元に戻して、そのような強制タブである。『未だフォーム一つとっても形にならない私のレベルでは、フォームを補足する用具は実に役に立つんですよ』おそらくこれでわかってもらえるハズだった。フリースさん『ストックってのはそもそも真っ直ぐにカツンカツン突くものであって、その為に私などはストラップを別注ものにしてるんです。手に食い込むようにしっかりと巻かないと真っ直ぐ突けませんよね。ストックは結構強い力がかかってますから。私、神経質ですからストック自体だって、体に合わせて切ったんですよ』『なので、そのタブが斜め下方向に向けて付けてある意味がわからない。真っ直ぐ付かないと体を支えられないでしょう』私（ストックに力を込めたことなんてないよ。真っ直ぐ律儀にカツンカツン付かないと。なんて意識を持ったこともなかったよ。理論的なスキー談義か。きっと上級の方に違いない。そんなだとレベルが違い過ぎて話しにならないなぁと思われていたりして。）笑みもじょじょにフリーズ気味に。フリースさん『そちらさんは、スキー上級者？中級者？ですかね』余裕の笑み。私『我流です』･･･としか答えようがないって話もあるんだが･･･。リフト山頂についたので、ストックを交換して、フタ付きストックを体感、手にしてもらった。今のスキー用具は云々、マテリアルの変遷に伴ってスキーも変化しているんですよ云々。なんてのは上級者に対してどうして私が言えよう。ストックを手にしてもなんだか、腑に落ちなさそうなスキー上級者の人にとてもじゃないが言えるはずが無かった。『ではお気をつけて』そう言って、それぞれのフェイバリット斜面へ移動、時を同じくしてスタートしたのだったが、先に降りて来たのは意外にも私のほうだった。近短ゲレンデはあまり急斜面もないのだけど、そのスキー場でも割と急な方の斜面に移動、フリースさんは、緩斜面に移動した。なるほど、熟練スキーヤーさんは急斜面ばかりが斜面じゃないのだろうか、どこでも余裕で滑るんだろう。その後三回ほど上がっては降りたのだが、私の方が毎回早く降りて来ていたのは何故だったのだろうか・・・。ブレーキ大好きの私より後に到着する上級者？今度はこちらが腑に落ちなかったりした。さて、上級サプライズなフリースさんだが、次回お見かけしたら今のスキーマテリアルはバブル以前の頃とは変わっていて、往事の理論は既に古くなってる場合もあるかも…と雄弁にお伝え・・・。出来るはずないか（空き缶カラン）

Apr 14, 2007

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四方山８

私の２００６年は、シンドイ時期だった。若くはないけど年寄りでもない。いわゆる折り返し地点。自分では認めたくなくても身体は次のステージに行こうとしている。年齢的な体力、気力の低下。体調バランスが崩れるいわば絶不調の只中だった。仕事ではマッチングする人材の方があらわれない時期で、いわゆるスキル高の派遣さんを教えているのだけれど、諸般の事由で仕事の伝承を望めないまま入出を繰り返し、結局自分が一手にやらざる得ない現状が続いていた。足元がぬかるんでいる自分に、他人を預かり、教える事など出来ない。結果が出せない。自己嫌悪した。正直疲れきっていた。ゼロか１か。ギリギリの綱渡り状態にメドが見えない数年だった。介護までいかないが、両親の暮らしと精神の両面をサポートする日々。艱難辛苦の多かった両親の最後の人生をを少しでも静かに暮らさせてやりたい。そんな思いも、本人に届かない時が来る事を知ったのもこの年頃だった。甘えているだけなんだといわれるのが嫌で、対外的にはテンション高で振る舞っていたけど、シンドイ時期というものは視野狭窄状態に深く陥ることを知った。きっかけでもなければそこを出ることが出来ない。春以降、夏までの間、私は次第に落ち着かなくなり、日常的に異常にイライラした。ＧＷ迄持ち応えたら後は何も考えず心身とも休めよう。そう思ってＧＷに突入。これできっと楽になるはず･･･。身体を休めるはずのＧＷ休暇だった。だが何かおかしい。やはり落ちつかない。同じ思考がいつも頭の中を占める。朝起きてから寝る迄同じ事を考えているといって良い。同じ考えから離れることが出来ない。いわゆる堂々巡り的な思考。身体が重い。無口になってしまう。そうか。同じ思考が私の中に居座るつもりなら、思う存分居続ければいいとしても。いずれにしろこの状態、よくはない。認めたくないが、身体は間違いなく失速する時期を迎えようとしているのか。先が見えない。結果が出ない。不調を認めたくない。焦りだけが空回り。混乱を表面上に出さなかった私だったが、実は内面では狼狽していた。

Apr 11, 2007

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四方山　７

１１月１１日から、ウォーカーズ・迷子の大人たちというドラマが始まる事を知った。毎週土曜、全４回。江口洋介・三浦友和・ベッキー等の俳優陣がお遍路さんを演じる。三浦さん世代は別として若い俳優さん達がドラマながら抹香臭いお遍路道を歩くなど、なんともミスマッチな話しではないか。番組ホームページを見てみると、企画者の考え方が書かれていた。『殺人や事件、どのドラマを見てもそのようなテーマが飛び込んで来ますが、このドラマは単に主人公らがそれぞれの思いを抱いて歩くだけです。単純構成の中、等身大に起こり得るドラマを通じてそれぞれが自分に向き合っていくドラマです。』現実は小説より奇なり。日々、ニュース等を見る度に、行き過ぎ報道、聞くに堪えない内容の度に、ＴＶ電源オフしていた私は、企画者の静かな考えに共感した。『貴方とこれからを歩けるかを試す為にこの旅に誘ったのよ』定年退職した夫（三浦友和）に妻（風吹ジュン）が言う。団塊の世代と呼ばれ、十数年の宮仕えを終えた夫にこの言葉は痛い事だろうと想像する。だけど妻は向かい合える時を待っていた。長いあいだ、妻なりの待ち時間を重ねて。『私達夫婦は元教師でした。子育ても懸命にして来たつもりです』『30歳超えても引き篭もりの息子の携帯が繋がりません。たまにるす電が入っていたかと思うと、バカ！消えろ！などと･･･。』これまでの間、私達は何をしてきたのだろうかと心から恥じているのです。森本レオさん演じる、夫婦二人旅。室戸岬に投身を図ろうとするが、仲間に助けられるひとコマが切ない。『看護師になる事を大きな夢と志していましたが、何度も人の死に立会い、自分には何も出来ない無力感で、精神が落ち着かなくなったのです。現場に戻れないのです。』ベッキー演じる、２０代の看護師です。『一攫千金を願い、ベトナム戦争の一大スクープを狙う報道カメラマンとして志し赴いた私でしたが、同僚であった友人を戦地で亡くして以来ずっと弔いの旅に出ているのです』重厚感ある原田芳雄さん演じる先導さんと言われるお遍路のエキスパートです。各年代の俳優さんが言うセリフはサブ題のとおり『迷える大人』今に生きる大人のそれぞれの迷いを表している事だろう。日常ありがちなリアルな迷いに共感した。ドラマは全４回すべて見る事が出来た。お遍路路で袖触れ合った、何組かの旅人は、ただ歩いた。皆それぞれの心の負荷を背負って。ふとしたきっかけから旅に出る事になった、江口洋介さん演じる、携帯電話メーカーの開発チームリーダー。有給消化を兼ねて遍路旅をしている間に、自分が打ち出した企画がライバル社員に移っていた事を知る。メリットがないのなら自分の人生を結婚に賭けられない女性の考え方が少しだけ変わった。（戸田菜穂さん演じる江口さんの恋人）巡礼旅に出て、全てが好転するとは限らないけれど、色んな人が色んな思いを抱えて、古くから歩き続ける道。歩く事、体を動かす事は頭の中を空にしてくれる。結果を得る為に歩くのじゃない。日常のしがらみの重圧を一度遠い所で俯瞰して眺める事。脳内の出来事から離脱する為に、自らの脚に歩かせる。脚で考える。お寺ならどこにだってある。地元で十分のはずだけど、わざわざ遠い四国まで出掛けて、いつにない土地柄の息吹きに触れる事は、違う文化の空気を吸い込む事にもなる。菅笠と白い装束をまとったら、社長や課長、その他符号は無意味となる。俗世の符号を外して素の自分と向き合う。お接待所と呼ばれ、四国住民の方がボランティアで、遍路の旅人にお茶やご飯を施される。畑で採れた野菜を持って追いかけて来られたり、時にはお金まで渡される事もあるのだという。わざわざしんどい旅をしに来るお遍路さんの労をねぎらい、施しをする事で、自分の身代わりに修行を積んでくれる遍路さんと思いを共にし、功徳を積む事が出来るという地元の人々の古来からの考え方だ。まるでインドの托鉢のようだと思った。日本の国で、見ず知らずの間柄で、無償でお接待を受けたり、施しをしたり、いわゆる托鉢を僧でもない普通の人が行う事の出来る土地柄があったなんて・・・。最初はお接待を受ける側になる事に拒否感を持たれる方が多いのだそうだ。知らない人の好意を受け入れたり、施したりなんていう風習は昔では普通によくあった事かも知れないけれど、今の世ではとても考えられない事だものなぁ。お接待で印象的だったのは、ＮＨＫの遍路番組でのこんなシーン。『お接待を受けた最初は戸惑いました。遍路の旅人といっても知らない人に何の違和感もなく快く、施される地元の方々。そのうち私はこれまで、他人に施しとは言えない迄も、一握りの優しさでさえ分け与えた事などなかったかも知れない事に気づいたのです』結果を求めないで歩く事でいずれ何かが見えてくる。これまでの自分の価値観を捨てる必要があらわれた時に、自己再生の為に旅をする。お遍路巡礼の意味はそこにあるのだろう。

Apr 10, 2007

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四方山　６

週があけて、日常に戻る。仕事後、買い物を終え本屋に立ち寄る。あの本が消えていた。誰かが買っていかれたのだ。同行二人。私には縁がない言葉だろう。本がなかった事で、あたかも掴まれた手を離されるように少しほっとした。いつもの自分に戻れる思いがした。これでいいんだ。その後しばらく本屋に行かなかった。あの本のことは忘れていた。それからしばらく、本が元の場所に戻っていた。増書されていた。なくなっていた時もほっとしたけれど、戻っていた事にもほっとした。表裏一体の不思議な思いに自分でもはっとしていた。本を探してる私は無意識といっても、何かを求めている。『知らない事はいけない事。入ってはならない領域。』幼い頃に、聞いてはならない事を聞いてしまったように感じていた記憶は良し悪しを別にして、自分の中で一種の常識感のように永く刻印されているものだと今さらながら痛感する。知らず知らずの間に自分で自分に規制をかけている事は、日頃忘れているレベルながら、実は根が深いものかも知れない。規制の根っこを掘り下げていけばもう消えかけているような微かな記憶にもう一度触れる事になる。封印をしたものをもう一度開封する事を常識の内では避けようとする。大人になって久しく。こうして今の私が四国に出会ったのは何かの意味があるかもしれない。これまでの常識感という蓋を外してみてもいいんじゃないか。そこで判断すればいい。この本に最初に出会った時より、気持ちが軽くなっている事を自覚した。そもそも常識感とは物事の良し悪しを一方向から断片的に計り、安定を生む反面、偏りを生む弊害も時にはあるだろう。本を開いて目に飛び込む同行二人（どうぎょうににん）この言葉と改めて静かに向き合った。四国遍路の精神を表す考え方。弘法大師空海と共に歩いているいう意味。一人で、又は仲間と歩いてもそれぞれが常にお大師様に見守られながらの二人旅であるという意味。やはり四国か。この年の最初から、四国に呼ばれている感じがしていたが、四国が私に何かを伝えようとしているのか。無意識の領域の中で、私が四国に行こうとしているのか？これまで行ったことも、それこそ縁もゆかりもなかった四国へ？

Apr 9, 2007

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四方山５

ある休日の土曜、思いがけず親戚から電話がかかってきた。あまり良い予感はしないが、予想は的中していた。親戚の方の母上が亡くなられ、お葬式に向かう事となった。この年代になると、親戚筋の方々の訃報が届くものですね。葬儀の際、あの文字と再会する事になろうとは…。『同行二人』そう書かれた菅笠と杖。この文字は、先日見たものと同じか。すぐさま意味はわからない。その４文字を見つめたまま私の瞳孔は開いていた。というより、文字に私が見据えられたと言った方がいい。静かだけれど鮮烈に何かを語りかけて来るような文字。このような思いは初めてだった。人の思いなど、外から見ている分にはわからないものだと思う。同行二人とは･･･。居ながらにして故人の事以外を考えていた。生前、特に深い繋がりのなかった故人だったけれど、今こうして何かを教えてくれたといえるかも知れない・・・帰り道もあの文字は目の奥に焼きついていた。今までの人生の中で冠婚葬祭には何度も出席したはず、同じ文字にそれこそ何度も出会っていたはずだろう。だけど、これまでに一度も見えなかった。気づく事すらなかった私は何故、今まで気づく事をしなかったのだろう。ぼんやりとそんな事を考えていた。私の知っていると思えることなどほんの少しの範囲でしかないのでは・・・。今の自分が見えていると思っている範囲、認識している思えることはウン十年かかって一握り。如何せん小さな存在の自分である。わかっているはずでも自分の範囲を超える事柄を目の当たりにして、心がざわめく。心に今までにない風が吹き込んで来る感じがした。目をつむり、風の発信地に思いを向けたい。風は理由のある時に吹くものかもと思えるからだ。

Apr 8, 2007

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スキー総括（今シーズン少な目）

スキーシーズン、いかがお過ごしでしたでしょうか。私は今シーズンは、計４回、日数にして６日間でした。今シーズンはあまり行けない年なので、検定はどっかへ置いといてお茶スキーという方向性で総括を迎えました。『野沢』　１月初スキーが野沢だったので、すっかり足を取られてしまいました。自分の脚前のそれなりに、いつも楽しめている野沢に牙を剥かれたとは今回の事でしょう。遠方はるばる折角なので、いつも午後目一杯までガンガン！という訳には、今回行きませんでした。どこかの金融ＣＭじゃありませんが、事前にチェック！です。午後早い目（といっても３時ですが）にゲレンデを上がり小一時間ばかり睡眠。その後も早い目に撃沈てしまいました。事前練習省略で大きいゲレンデに挑むのは不届きな。１０年早い！（というか、１０年既に遅かったりして）自分へ戒める野沢スキーなのでした。『近短スキー場』　２月回数が行けない年は、近短ゲレンデに限ります。午後から行って短時間上がり。いつものように、やれショートターンとか、浅回りだとか決めないアンテーマ。あまり動かしてない脚でどこまでやれるか。いわばリハビリスキーみたいな感じです。『白馬方面　八方・栂池』　３月朝に現地集合ということで夜行スキーバス利用も悪くないもんです。寝てる間に朝には現地到着です。眠い目をこすりながらバス下車の際に、骨折しないよう注意を促されて、山並みを見上げると地面が見える位、積雪の少ない岩岳に愕然。暖冬の影響は大きいもんです。その時にどこからか、鳥の鳴き声が『Happo! Happo!』スキー馬鹿につける薬なし？頭の中は八方尾根へ向かって一筋の光明か。その後光の美しさといったらもう・・・。岩岳で待ち合わせていたスキー仲間の友人を結果的に置いてきぼりにして初日は八方へ移動。その後猛反省し、２日目は友人の居るゲレンデに駆けつけました。（あの時は本当にゴメンね○ちゃん！）八方では今回初めて山頂近くのバージンカフェに。実はずっと前からココでお茶したかったのですが、叶わずじまいでした。のんびりお茶する暇があったら、黒菱や兎を見に行かないと！というツワモノ面々の事が思い出され苦笑。流石、音楽レーベル直営店で、ボウズのどっしり感サウンドが心地よい。冷えた体にホットのミルクティー。やっと思いが叶った至福のお茶タイムでした。…（スキーの楽しみってそもそも本来こうでなかったっけ？笑）八方の斜度地図はあまりあてにならないので有名ですね。４段階の斜度なのですが、帰りのゴンドラ方面に向かう斜面でなかなか手ごわい所にいつも泣かされてます。距離は全然短いんですけど、アイスバーンだったり、ブッシュ気味だったりと好コンディション？で最後にお出迎えといった斜面です。今シーズンは脚が出来ていない事で、いつもの斜面ながら外脚の板が外れ、うまくバランスが取れずに頭からプチ滑落。あまり人が居なかったので良かったんですが、急斜面で板を履きなおすのに結構手間取りました。滑落の瞬間は本人より下で待って下さった皆さんの方が肝を冷やされたかも知れません。頭から・・はマズかった。ゴメンなさい（^^）;２日目の栂池は、スキーバスの帰り時間が早く、上がって降りて終了なのが名残惜しいでした。栂池というと平らで安全なワイドバーンって印象でしたが、山頂を堪能したのは今回初めてでした。積雪量は豊富で、暖冬の３月中旬で上の方は上質の締まったパウダーでした。来シーズンも来なくてはという理由はパウダー以外にもう一つ。ＩＣチケット返却を忘れて帰ってきてしまったので、栂池に行く理由が増えたって訳です。そんな感じの2007のスキー総括でした。次年度は、早いシーズンからガンガン！行けたらいいのですが。共通の趣味で又、盛り上がりましょう。皆さんに、いきなりお誘いかけるかも知れませんよ（笑）　ドコでした♪

Apr 7, 2007

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四方山　４

それから数日。勝手にながれていたTＶ番組で、お遍路特集を目にする事に。書店で見た本はこの番組のテキストなのか・・なるほどそうか。５０～６０代位だろうか、一組の夫婦の方が、ガイドさんに旅の手ほどきのようなことを教わっている。マニュアルめいた旅なのかな？人に手ほどきを受けないと始められない旅なんてあるのかな？行った場所の写真や感想を記事ふうにスクラップしておられる様子。手書きと切り張り。今時アナログなのは何か意味があるのだろうかと思ったが、旅をしながら宿で書く日記形式の旅紀行というスタイルだった。次の日も本を買いに行く。毎日、何冊かの本を交互に読む事で、本の箸休めなんて言ってた頃だ。他の本を買った後、昨日と同じ書棚に足が向いていた。オモテ表紙にめくり跡がついている。昨日はついていなかった。他の人も立ち読みしているのかな。地味なジャンルだからあまり売れているような様子もないけれど、見るだけ見てみよう。この時点でおずおずながらやっと手に取る。どこかのお寺の山門から参拝を終えた一人のお遍路さんが出てくる写真。菅笠に隠れて顔はみえないけれど、男性なのだろうなという事だけはわかる。体格がいい。白装束を着て、杖をついているけれど決して老人という訳ではなかった。表紙をめくってみる。浜辺を歩くお遍路さんの姿があった。浜辺といってもビーチではない。大きな岩がごろごろ転がる岩浜。波に洗われて岩は丸くなっているけど、ここを超えていくのは大変な事だろうと想像する。岩浜の横はアスファルトの車道・歩道もあるというのにわざわざ歩きにくいだろう。海岸は何キロくらいあるんだろう。とにかくどこまでも延々と続いている。『どこから始めても、どこで終えてもいい。何年かかっても、何度巡ってもいい。お大師さんと同行二人、四国遍路の道は自分に向かって歩く道。』とあった。お遍路とは四国を歩く旅なのか。どこから始めてもいい。・・・なんて、悠長なものだな。一生かかっても良いって事かな。同行二人って何なんだろう。以前、自分探しなんて言葉がよく聞かれた事があったけどそういうものなのかな。・・おっと、今なんて？四国って？いくら鈍感な私といっても、ここのところの四国の頻度の高さは一体？気にならないといったら嘘になる。四国に呼ばれているのかもと薄々ながら感じ始めていた。はたして向こうから呼ばれているのか、こちらから呼んでいるのか。。。

Jan 14, 2007

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四方山　３

ある事に気づいた。意識して買う本と無意識下で欲しいと思いつつも実際に買わない。セーブしているジャンルもある事に。セーブするって事は自分で自分に規制をかけてる事になるのだけど（この事の意味は後で考えるとして。）手に取らないけれど、いつも通る書棚コーナーで少し気になる本があった。はじめてのお遍路とある。こういうジャンルは今まで読んだことがない。正直抵抗があった。実際に手に取るまでかなりの時間がかかった。お遍路ってこれまでの間に何度か聞いた事だけはある。俗にいう白装束をして菅笠を被って、西国だか何かを歩く。そんな感じだったよね。けど西国ってそもそもどこを指しているのだろうか。京都は元々お寺が多いけど、隣県の滋賀にも西国何十何箇所巡りなんて書かれた看板をどこかの寺社で見たことのあったような。幼い頃だったか、ＴＶか新聞かで西国巡礼の人々の姿をみて、親に『この人達って何？』と聞いた事を思い出した。親『あぁ、死に装束といってなぁ、気持ち悪いものやねぇ。』　私『生きているのになんでそんなかっこうしているの？』　親『知らないねぇ。子供はそんなこと気にしないでいい。』　その時の親の言い振りに、それ以上聞いてはいけないような、何か悪いことを聞いてしまったような感じを抱いた記憶がある。なんとなく知る範囲では、老人の人がバスツアーとかで行くものだったかな。現役引退の年代の人が行う事とか。最近では菅直人さんだったか、引退の際に報道された白い衣装とか。その後復活したりして。あまり意味がわからない。私には関係ないのに何故気になるのだろうか？入ってはならない領域のような感じがして、料理か何かの本を手に取り、そそくさと書店を後にした。わからない事、無意識の領域に蓋をしたのだった。

Jan 8, 2007

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四方山　２

買い物の帰り、新刊を求めて本屋を覗く。思えば２００６年は、単行本だけでどれくらい読んだ事だったろう。自販機で飲み物を買うような手軽さでほぼ毎日、本を買っていた。自販機で飲み物。何かを飲み続けなければならない状態は、思えば毎日ノドが乾いていたような状態だったといえる。ジャンルはそう多くないけれど、気にいるものがあれば帯を見て反射的に本を選んでいた。思ったより内容の薄いもの、あまり参考にならないものを選んで失敗したことも数知れず。今振り返るとその当時、いろんな人のいろんな考え方を必要としていた。完読できた本。中途でしおりをはさんだままになっている本。中途まで読んだなら良いほうで、未だに平積みになっている本。何が知りたいのか。何を受け取りたいのか。自問したが結果は得られない。飢餓状態のように色んなものを濫読した。ただ、どんな本を読んでも結果的には同じような味がした。あたかも間に合わせのコンビニ弁当のように。

Jan 7, 2007

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明智光秀神に愛されなかった男

お正月、いかがお過ごしですか。いい番組目白押しです。男前だけじゃない。唐沢さんが主人公の光秀役、秀吉はギバちゃん、信長は、功名が辻で山内一豊を演じた上川さんという事で、裏番組のピラミッド特集を中途で切り上げるのは後ろ髪ながら、見始めると二度とエジプト方面に戻る事は出来ませんでした。関が原が1600年でしたよね、信長が頭角をあらわすのが関が原のつい30年程前の出来事ですが、30年の間に、戦国から天下平定迄に関わった人物が複雑に織り成す史実がありました。時代の大きな変化は案外短い期間の中で行われるものなのかと改めて驚きました。学生時の歴史の時間は何してたんだろう私。ですね。『神に愛されなかった男。』神とは誰を揶揄しているんだろう。強力なトップである信長を神と？それとも時の神様という事になるのか・・。サブ題に心をぐっと掴まれてしまいました。『ちょっとご紹介』『敵は西にあらず。敵は本能寺にあり。』織田家の家臣であり、文武両道に優れ、織田家の家臣として功績高く、思慮深い光秀が変心、何故信長に謀反を決行するまでに至ってしまったのか。そのいきさつが描かれます。親方様である織田信長は家臣としての光秀も秀吉も同様に可愛かったことでしょう。光秀と秀吉は今で言う同僚のような立場です。秀吉の単純無比な明朗さは信長の目には好ましく映りますが、『策か天然か？』光秀は嫉妬にも似た感情に心中穏やかでなかった事でしょう。『親方様をお守りする事だけが使命でござる』と秀吉。知ってか知らずか、秀吉の戦の場でのチームワークを意識しない独自の動き方、いわゆるスタンドプレイに光秀は公の場で激しく抗議しますが、信長は特に動じません。光秀に大きな転機が訪れます。比叡山延暦寺を殲滅する命が信長より光秀に下されます。僧兵の要塞となっていた延暦寺とはいっても、神に鞭打つとは！一時は信長に憤る光秀ですが、殲滅は成功し光秀は一国の主となります。『もう殺生はすまい』その後の光秀は、領民と心を合わせ領地を安寧に統治しようとします。安堵つかの間のある日。光秀が口にした言葉が信長の逆鱗に触れ、家臣の皆の目前で、滅多打ちに合う出来事の後、いよいよ光秀の決心が固まる事に繋がって・・・。ラストは戦地より舞い戻った秀吉と光秀の一騎打ちに。秀吉は火縄で光秀を撃ちますが、光秀の銃口は竹林に向けられていました。『これほどまでの武将に祈れ』と畏敬の念を皆に伝える秀吉。神に愛されたのが秀吉だと仮定して、光秀は神に愛されなかったかも知れないけれど、光秀の心は近しい人々に愛された事でしょうか。心救われる演出が胸に残るシーンでした。光秀が居城した滋賀の坂本城、延暦寺殲滅の際に挙兵結集した三井寺参道付近、いずれもよく通る所です。よく、古戦場跡などは、現代でも当時の雰囲気がそこかしこに残されているなんて聞きますが、お隣の県で二つの場所は通る度に心なしか寂しげな感じがしていた事と改めてリンクした、光秀の足跡でした。お話し変わって、今日は、１月７日から始まる風林火山のガイドブックを買ってしまいました。期待しているのですがどうでしょうか。皆さんの新年からご覧になられる番組などあれば教えてください。

Jan 3, 2007

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新年おめでとうございます　四方山１

新年おめでとうございます。行ってしまった２００６年。新しく始まった２００７年。新しい年が穏やかな一年であるよう願いたいですね。さて、新年そうそうですが、皆さんは、日本のどこかの県とか、外国のどこか特定の場所が自分に何らかの形でメッセージを発してきたように感じたことがありますか？とこう書くと、『どうしたんだ君。』となりそうなんですが、私の２００６年を振り返りつつ、ある県と私がピンポイントで交わした対話について書いてみたいと思います。四方山話しにおつきあいのほど。『お流れ。高知・工事確認行脚　かつおのたたき』２００６年の初めの頃、会社の出張部隊のみんなが高知に長期滞在しており、工事経過の確認の為、本社のものも高知に参じてみようとの計画が持ち上がります。同時に本場とれとれのかつおのたたきや、海鮮ものが最高に美味しいという情報も、こっそりかつ、王道的に廻ってきており。（目的はどっちだったのか今となっては誰も語る術もありませんが。）交通路・宿泊先・日程の確認など仰せつかり、ささ来週にもという段になりながらも計画はお流れとなりました。現実はうまく行かないものです。『そんな悠長な！』日々に忙殺されてそれどころではなくなったからでした。『なんで私が知っている・高知編』それから間もなく、母親が所属する町内の老人会の旅行で、高知城・桂浜への旅行が決まったと、日程表片手の母親。（ふーむ？又四国って。）宿泊先の桂浜へ到着までの工程は、うだつの街見学と、大歩危・小歩危（おおぼけ・こぼけ）渓谷の見学、又高知城見学と、老人会にしてはバラエティーに富んでいました。母親から、旅行行程の説明を求められた私ですが、四国には一度も行った事がありません。行った事ない者に聞く方も聞く方です。うだつ？（うだつの上がらんヤツちゃなぁ？）ってあるけど、それが本意か？しかもおおぼけって何。老人会におおぼけって大丈夫か。わからない事は調べるしかなし。行く地点について調べていくうちに、色々わかってきましたよ。うだつ（卯建）の街というのは、徳島県脇町にあり、日本古来の商家や蔵が８８棟延々と続き、今では国の重要伝統的建造物に指定されている地区なのだそう。ちょっと有り難い見学じゃありませんか。家屋の屋根にうだつという防火壁（中々デコラティブな飾りです）を付加する事でお家繁栄を周囲に示すというならわしだそうです。うだつが上がらない（防火壁を造れない）というのはこの卯建から来た語源なのだそうです。大歩危・小歩危の説明に至る頃は、私の方で疲れてしまい、手抜き説明。行った事ない者がする説明は相当ムリもありましたが、いよいよ旅行当日、そして町内旅行はつつがなしに無事終了。帰宅した母に　『うだつの街ってどうやったの？』と聞くと。あ？そんなのあったか・・・。あぁ、あれねぇ。（特に興味なし。）最もコアな説明をしたはずのうだつの街だったが、気を取り直して。『では、高知城はどんな感じやったん？』　あ、階段面倒やし、やめた。・・・遠路はるばる、前まで来て『ヤメタ』勿体無い話しです。昭和初期人はわかりません。（今思えば、高知城は２００６年NHK大河ドラマ、山内一豊が基礎を成した城です。）余談ですが、功名・・は大ファンで、総集編も年末にしつこい目に見てました。・・・行った本人より、一度も四国に行った事のない私の方が、結果的に詳しくなってしまっている。行く予定もないのに調べる必要が一年の間に２回。この頻度って・・・？でもそんな事もままあるでしょう。・・・この頃は未だ、四国に関しては無意識、無知識の範囲内でした。四国と私の対話は未だ序盤、全てを語るには、シリーズ形式を取らせて頂くしかなく、次号に続きます。（期待外しはなしの方向で）

Dec 31, 2006

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アウトプットからインプットの時間

お久しぶりです。しばらくインターネットから離れていました。パソコンを開けては閉じる日々でした。インプットしたものを、アウトプットで出す、ブログの持つ効能と思っているのですが、この時期何か自分の書く文体がしっくり来ない。まとまりがない文章。書いてもアップする迄もなく削除する。日々が流れていくといった感じでした。そのうちパソコンを全く開けない月日が過ぎて。仕事に、日々の生活になくてはならないツールとなっているパソコンですが、目の前の電脳箱からの情報に一喜一憂、特にニュース報道から流される大量雑多の情報は、良くも悪くも知らない間に個人の日常レベルまで情報が浸透していく。これはいけないと頭でわかっていながら、パソコン、携帯、各種端末から流れる情報に触れ、濫読し、いつしか情報を駆使した自分になっているのではと妙な錯覚におちいる自分がいます。けれども反面、無差別に流れる情報に惑って消化不良の自分に辟易もしている。『情報は適正な質と量があって、取捨選択は自分が・・・。』頭でわかって、体がついて来ない。気づけば疲労している自分を否めないのでした。パソコンとの関わりの他、同じ時期、仕事の面でも同じような局面がありました。頭でわかって体がついて来ていない。詳しくは別の機会に移しますが、今の自分の価値観ではやっていけない事を気づかされる細々とした日常の出来事がありました。ブログ不在の間に感じた事も含めて少しづつ、アウトプット出来ればと思います。足跡で生存確認してくださった皆様にはありがとうございました。よろしければ、よもやま話しに又おつきあいのほど。

Dec 17, 2006

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世界遺産からのSOS

古代都市バーミヤンの遺跡の現状について、特集を見ました。危機遺産として、登録されたバーミヤンですが、最近よく耳にする『危機遺産』の何たるかを少し立体的に知る事ができました。イスラム過激派組織タリバンがバーミヤンの石窟大仏を破壊するまでの以前は二体の大仏像は当地の文明を表す象徴的な存在だったことでしょう。調べると、破壊は大仏に留まらず、石窟の壁面に描かれた仏教画のおよそ８０パーセントが失われたとされています。紛争による混乱を経て、バーミヤンは２００３年危機遺産として登録。再生の道は遠く見えるけれど、２００２年以来、国際支援による修復が進められており、日本も181万ドルを拠出する修復事業に加わっています。遺跡修復だけでなく住民のインフラ環境の復興の力添えとしても日本から、測量団等が赴いておられるそうです。バーミヤン地区の住民の生活は、これまで石窟住居を主にしてきたといわれます。住民が日常的に暮らしている石窟内には古来の文明を表す壁画・仏画などが見られ、当地の女性市長がその視察に訪れる様子が映し出されます。（お茶の間に流れるニュースでも以前見た事があります）ユネスコが、ここを危機遺産として指定したことと相まって、文化財的価値のある石窟壁画の保護を求めて、国は居住している人々にここを離れて欲しいといいます。『ずっと生活しているんだ、我々にどこに行けというのですか』人々の考えはわからなくない。が、紛争以降、現在の住民が住まう以前のここは僧侶の生活区であった。布教兼、居住する石窟として機能していたのだそうです。だが、それも今は昔。文化財の前に現在住民の生活ありき。このような問題は今すぐに解決出来るようなことではないでしょう。そこで、文化財を保護する必要性を広める為の教育機関がこの地に設立された。受講する人々の表情は当惑しているように感じられた。危機遺産とは何か。おぼろげながらそのアウトラインが見えてきた。紛争地域だから、今にも倒壊しそうだからという理由だけではないようだ。一方、同じ危機遺産でも、リストから外された例へと特集は進む。『カンボジアのアンコール遺跡は、国民による保護と修復の動きが軌道に乗ったとして、おととし危機遺産リストから除外された。』有名なアンコールワット遺跡の近隣にも、アンコールと同様クラスの遺跡が見つかっているという。よくぞここまで人目につかず・・・と言おうか、深い緑がその存在を覆い隠していたのだろうか、永い時代を経た遺跡群は今にも崩れ落ちそうな風情だ。中にはつっかえ棒で積み石をかろうじて支えているものも・・・。上智大学で考古学を学んだ、地元に住まうソム・ビソットさんは言う。『自分達の国の遺跡は自分達で守れないはずがない。』『遺跡を守ることは自分達の文明を守る事に繋がります。』と地元の学生を集めて、清掃や修復活動を行っているのだそうです。甲斐あってか、アンコール遺跡は、登録から数年で危機遺産リストから外されたのだそうです。危機遺産リストから外されるか、リスト入りのまま経過するのか。いずれかの選択を迫られた、世界遺産の２ヶ所ですが、その境目に立会いながら、傍らに寄り添うような日本人の仕事も印象的でした。内外であれこれ言われる事が多いこの国の現在ですが、番組を通して好ましい日本の姿を、遠くアジアの一情勢から見つける事が出来ました。向こうの人の役に立ちながら、外から日本人が日本人を育てる事にも繋がるだろうと、久しぶりに嬉しい気持ちにならずにいられませんでした。

May 5, 2006

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人間の通る海路に入ってこないでね・・・（？）

先日、高速艇とクジラの衝突が起こったのは未だ記憶に新しい。この事故で考えさせられた人は多かったのではないでしょうか。海洋生物と船舶の接触事故。調べてみると、この類の海洋事故は、今始まったことでなく、以前から起こっていたのだという。報道でも何度か聞いたが、クジラの嫌がる音波を海中に流して船は走行とのことだったが…。『クジラさん、人間の通る海路に入ってこないでね。』音波を流して、海洋生物に人間の言うことを聞かせているから管理体制は大丈夫です。というそれまでの運行上の『常識』？は単に仮説に過ぎなかった事が明白になったよう思う。海洋生物の嫌がる音。。。日本近海を泳ぐクジラだけでも全ての種類に対応しているとは言い切れない事だろう。それこそクジラに聞いてみなければわからないではないか。高速艇は70キロの速度で海上を走行している。クジラは40キロ速度で遊泳しているのだそうだ。例えるならクルマと50CCバイクのようなものだろうか。見通しの悪い出合い頭で、高スピードで走行してきたクルマにバイクが避けきれず誤って接触するようなものか。相手は自然生物だ。自然界の速度や流儀に人間側が合わせる事を大前提として遵守しないと、結果的に多くの人命が危険に晒され、大事故に繋がることが多いように思う。早ければ良い。高効率を追い求める人間に対する警鐘が色んな所で鳴っていると思える最近です。自然界で生きる動物の生活圏までも人間の管理下のもと、コントロール出来ると思い上がってしまったつけが廻って来ているのではと思います。今回の事故もその一つに思えてならないのです。

Apr 15, 2006

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スキーヤーと登山隊との出会い

４月１日　ホームゲレンデ　ラスト桜全線北上中の最近ですが、急に冷え込んだ３月末の積雪がホームに良いコンディションをもたらしたとの情報。積雪は未だ130センチ。週末の積雪の為、確かに雪質は全ザラメってほどでなく、程よい春スキー日よりに、ショートターンだけを４時間ぶっ通しで滑って来ました。（帰宅したら２キロ減量してました。これもどうだかですが。）今シーズンのホームゲレンデ情報は、『勝手ながら通年の人工モーグルラインや、アイテム設置は中止です』（昨年、事故が多かったのかも）とのお達しでしたが、ファイナル時期到来で堅い事言ってる場合じゃなくなったのと、四月入りで今頃来るコアなお客なら、その辺り自己了承してるんだろうと思われているのか不明ですが、モーグルラインと初級バーンにアイテムがお目見えしていました。モーグルの一本ラインはどう見てもスタッフ謹製の一本です。シーズン終了間際、やる気の感じられない浅く短い目のラインはどこか人間臭い感も。上手い人には楽しくないかもだけど、これくらいの浅さなら私でもなんとかなるかも。さて初挑戦のモーグルラインを眼下に、これから滑って行こうとするすぐ脇に軽装の登山ハイカーの方が数名ぞろぞろと。あ、そうか。ウィンターシーズンが終わるってことは、必然的にグリーンシーズンが来るもんね。４月１０日辺りからここは春の花々が咲き乱れるハイキング登山の山に衣替えするんだっけ。『もう終わりかぁ』ちょっと遠い目線で立ち留まっていた私だったが、先ほどからなにやら暖かい？視線をどこからか感じるではないか。視線は登山ハイカーの人々から発せられていたようだった。私の後ろに登山のお仲間が？振り返るも誰もいない・・・。なるほど、山を愛する方々らしく、裾触れ合うも多少の縁、長靴で登ろうが、板を履いて下山しようが同じく山仲間という訳なんでしょうか？登山の人達のフレンドリーな精神性にちょっと驚きつつ、微笑まれたものは微笑み返さないといけないかも知れないけれども、ちょっと待てよ（キムタク風に）目下の私の目的は、そう、そうだよ・・・いつも入れなかったモーグルラインだけど、今日のは浅い目で、もしかしたら入れるかもって為にここに降りて来た訳じゃなかったか。今日でおそらくラストになるのでしっかり味わっておかないとって訳だったはずよね。登山グループご一行はモーグルラインの脇を滑り落ちないようにそろりそろりと徒歩。徒歩＆微笑み。一期一会の精神はいいすから、頼むから早く行ってくださいまし。（心の中）等と思いつつ順番を待っていたのだが、そこに居る限り微笑の応酬になりそうで非常に気まずかったので、諦めて一旦そこを降りたのだった。ちなみにその後、憧れのモーグル一本ラインは、超ウマお子様ボーダー＆カメラお父様の独壇場と化し、５年に一回頻度ともいえる、モーグルラインにおける私のやる気は桜散る・・・。なのでした。

Apr 2, 2006

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妙高スキー

２５日・２６日。２日とも快晴。初日の朝のバーンは最高のコンディションだった。昨シーズンは長いコースに悪戦苦闘、休み休み滑る為、結構な時間が掛かっていた。朝の雪面コンディションのいいうちにショートターンの練習をかねて、どれくらいで降りてこれるか自分なりに計ってみることにした。ゴンドラ乗り場に戻る迄の中間あたりで端に寄って時計を見る。スタートから５分経過。これは私なりにいい調子かも！ゴンドラ到着。９分！！　・・・１０分切った！（嬉）２日目は、上部のコブコースに。検定の前後はコブに居る時間が勿体無く、故意に避けていたが（笑）実は、２１日の祝日は今回の妙高に来る為のプレ練でいつものホームゲレンデのわずかに残るコブコースに張り付いていたのだった。脚のねじり回しがショートターンの基本だそうなので、整地で脚を手で掴んで内側にねじり回す練習の後、コブで同じようにひねり回せるか確認してみる。縦に落とすのは未だしない。コブ山を吸収動作で超えながら、ターン出来そうなコブまで引っ張りつつ、コブの凹部分に板をあわせて脚をひねり回してみる。内足は添えるだけ・・と同時に舵取りの役目もする事が体感できた一瞬。昨年書いていることと変わってないけど、例年のいつもの滑りより少し上体が安定に入ってきたような気がする。ずっとコブ斜面に惹かれ続けているのは、スキーの動作の全てが凝縮されているように思うからだ。脚のひねり回しが上手くいくと、いつものラインの取り方から少々外れても凹凸関係なくそれなりに乗っていける事、溝などを凝視しなくてもある程度大丈夫な事が判ったり。ＰＣでいうなら、不要なデータを取捨選択するような感じとでもいおうか、全ての凹凸を相手にしないで、例えばこのラインは取りませんよという凹凸面をずらしながら捨てる事によって、バランスを大きく崩す事を防止という捕え方もある。『コブ攻略はリカバリの連続』という意味がようやく実際に染みてきた。長く寒い冬が嫌いだった為に、何か楽しく過ごせる事があればと始めたスキー。雄大な風景に身を置くことの非日常。自然界から深呼吸をもらえる事の大切さがわかるスキー。趣味を同じくする人と楽しい時間を共有出来る楽しさがある。（いつもお世話になっている方々にこの場でお礼を言います。）スキーを始めてから、冬シーズンはあっという間に過ぎてしまう。冬は短いと思うようになった。あと何日行けるだろうか。ちょっと切ない感もあるシーズン終了の近頃なのです。（シーズン２０日目）

Mar 26, 2006

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自分の誕生日に。

自分の誕生日、自分のために何かを買ったことはありますか？自分の誕生日といっても、年々感動もなくなりがちですが、今年の誕生日は、新しいデジカメを誕生日記念にセルフプレゼントとしました。丁度スキーが誕生日にあたっていたので、カメラは次の日のスキー初っ端から大いに役立てられる事にもなって、誕生日の品は一挙両得の役目を果たす事になりました。スキーは特にコンパクトなカメラが欲しいところですね。ウェアのポケットからサッと取り出せて、すぐに撮れるものがベストです。グローブから外した素手は、作業を手早く行わないと凍りつきそう。ゲレンデでの撮影は、ズーム機能使用がいいとこでしょうか。その他の機能は使わないとして、簡単なのが最重要です。自分の誕生日、さて何が欲しいかとなると、今回これといってすぐに思い当たらなかった自分です。わざわざ自分の為に・・・という思いがよぎりましたが、年１回のことだもの、欲しいものは自分が一番知っているということで、セルフプレゼントというのもちょっとオツなものかも知れません。１年間歩いた自分への褒美の向きもあるセルフプレゼントです。品物として残るものも良し。旅のように消えてなくなるものも良し。ポイントはあくまで、自分への投資ということで、皆さんは、自分の誕生日や、記念日に何かを選ぶ場合、どんなことを考えますか？

Mar 18, 2006

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後記　菅平スキー

３月４日（土）　５日（日）　菅平スキー今回も１泊２日の工程。早朝、宿駐車場に着く。うっ、寒い。野沢や八方とは全然違う寒さと思っていたら、早朝でマイナス１４度だそうだった。ガーン。。。仮眠もそこそこにゲレンデへ。とにかく横の距離が大きいスキー場。１日目は宿から離れている方の、ダボスエリアといわれるゲレンデへ車で移動する。このゲレンデはヘリポートがある。ゲレンデベースのヘリポートから、山頂へヘリコプターはお客さんを乗せて航空を繰りかえす。ヘリスキーは、知る限りでは栂池にあったと思う。なかなか乗る機会のないものだけど、ヘリコプターを降りたところの雪は圧雪しているのかな。状況がわからない。ヘリスキーコースの下から見れる範囲では、深雪もそんなに深くないか・・・。次回、機会があればチャレンジしよう。菅平は初めて来たが、私は個人的に、菅平ではこのダボスエリアが好きだ。浅間山の煙が見える、その他山々の眺めがパノラマのように連なる。視界の開けた眺めが本当に美しい。流石、スイスの異名を取る、ダボスエリア。もうちょっとここにいさせて欲しいが、我がスキー一行は、こういった緩斜面がお嫌いな様子。２日目の菅平は、ダボス方面から離れ、オオマツ、ツバクロの急斜面コースを中心に滑る事となる。斜度はこの際もう見ても意味がないような。堅いバーンに足の方が先に上がってしまった二日目だった。（胴だけ置いてきぼり状況）中斜面と急斜面では、滑りが完全に違ってしまう私のレベルがモロに出る急斜面。谷足にどうしても乗っていけない。丸い弧が描けなく、すぐにぐいっと曲げてしまう。山側に倒れる、丸い弧が描けたのはほんの数ターンだった。うーん残念無念！

Mar 8, 2006

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ＳＡＪ２級検定

２月１９日（日）　ＳＡＪ２級検定レポ昨年受けたホームゲレンデでのＳＩＡ検定はシルバープライズ。大回り・シュテムターン・ウェーデルン（小回り）、合計３科目構成で３科目共、各７０点が合格ライン。受かるとは思わない。受かるレベルへ達していないのは明白だけど、自分の今のポジションがどこに属するかを冷静に知る事は悪い事ではない。チャレンジ検定だった。３科目共、６７点の結果に終わった。合格までに各３点足りない。検定後、後傾と、谷足に乗れていないコメントを頂いたのだった。――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*さて今シーズン。ＳＩＡで狙うならシュテムターンを本気で滑り込まないと、クリア出来る見込みがない。シュテムターンは、プルーク開き出しからパラレルスタンスへの流れの形を明確に出さないと得点にならなく、プルークターンといっても案外難しい気がする。今シーズンはＳＡＪ２級検定を受けようと決めた。こちらの検定は、いつものホームゲレンデでは臨時的開催で予定が合わない。同じく隣県もちょっと遠くのゲレンデに出掛ける事になる。合格するには未だ圏外の私だが、近郊のスキー場では３月に入ると雪質は低下する。時期尚早ながら検定を受ける事にした。検定会場という事で初めて訪れたゲレンデは、コースが短い構成。雪面コンディションの悪い日だった。早朝のアイスバーン、滑る程に緩んでくれたらいいのだけれど…。申し込みを済ませてゼッケン８４番を付ける。２級の受験者は、１２名。１級は倍の人数がおられたようだ。大回り・中回り・小回り・総合滑降。講習と検定の構成。ＳＡＪ２級は４科目。合格ラインは各６５点。検定は小回りから開始。いつも以上の滑りをしようという気負いめいた気持ちを持たずに、いつも通りの滑りをしよう。滑り始めた頃にはグサグサの雪質に変わっていた。受験１２名中、合格者は４名。ゼッケン番号ごとに各科目の点数を書いた張り出しが掲示される。合格者はマル印が付けられる。さて結果は４科目共、６４点。不合格だが、昨年の結果よりは良い。昨年言われた後傾は全く言われなかった事に気を良くしたものの。後でスキーカルテという用紙を各自渡された。タイミングとリズムは４で、操作性と後二つの要素は３が付いていた。コメントには、『最初は不安定な動きが見られたが、滑るほどに安定しました。テールターン時に体のローテーションの動きが見られました。』と記入してあった。いくら、スキーキ○（放送禁止句？）と言っても検定の済んだ後は滑る気力を無くして速やかに撤収する事にした。※ローテーションは今回初めて言われたのだけど、　これについて調べる＆克服する為に、又練習を重ねてみよう。　（要はスキーしたいってだけじゃんってのも　笑。）

Feb 20, 2006

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後記　野沢で『ボンキュッボン』

２月１２日（日）　野沢にて朝から雪だった。この分では、上部は曇っているだろうなぁ。今日は午前券だけなので行ける場所が限られてくる。そんな中、気付いたら牛首コースの上に立っていた（笑）（気付いたらというのがいつものポイントなのですが。）今まで野沢に来た中で、一度もこの牛首を滑った事がなかった。滑るというか、降り出してから、一度も来なかった理由を身を持って否応なしに知る事になろうとは・・・。ひところボディコンという女性ファッションが流行った事があるが、まさにこの牛首コースはそんな感じか。左右の幅は狭い。上から眺めて、下迄降りる中間エリアは丁度、ボディコンのようにウェストがくびれているようだ。コース形状は、まさに『ボンキュッボン』か。横のスペース要の私の滑りではなんともしがたし。グッと来ますねー。って冗談の一つも出ません。下から吹き上げる寒風が（早く滑ればぁ？）とのたまうようで、♪うーーん、なんて素敵ね（ウソです）野沢のスカイラインコースもそうだけど、例によってやはり左右のネットは張っていない。どう滑るかの前に恐怖心満載の斜面。調理法は横滑りしかない・・・。ここはコンフォート＆セーフティですよ。曲りなりにもスキーヤーの端くれといってもちょっとお恥ずかしげな（横滑り）で全工程を終える事にした。コースに人はあまり居なかったものの、横滑りで全部降りて来るには雪が堅い事。雪の塊に板が乗り上げて止まる。乾く前のコンクリートのような雪の塊といったらわかって頂けるでしょうか。滑り終えた牛首を下から眺めながら、『もう二度と来ないよ！牛首。』クリア出来ない自分に悔し紛れにこんなセリフを置いて来た。どこかのスキーサイトで読んだ一説だが『斜面がスキーヤーを育ててくれる』本当その通りだと思った。（次回はもうちょっとお手柔らかな雪質になっててね。牛首祈願でした）シーズン１３日目。

Feb 18, 2006

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後記　野沢で『ふわん。』

２月１１日（土）　野沢初日。いよいよ野沢にやってきた。初日は晴天。野沢温泉の晴天率は低い方じゃないだろうか。今日のように晴れ上がる野沢は珍しい印象。このスキー場は、色んな斜面がある。山頂は緩斜面が広がる。晴れている日は、青空をバックに木々の樹氷が美しい。初心でも山頂の雰囲気をゆったりと楽しむ事ができる。うねり程度の起伏を求めるなら、やまびこゲレンデ。コース距離は短くも長くもなく、練習には絶好の環境。直滑降好みの方には、ひたすら真っ直ぐが何キロも伸びるスカイラインコースが良い。急斜面好みの方には有名なシュナイダーコースがという訳で、ここを訪れられる方々は、数あるコースの中でもお気に入りの『マイ斜面』なんて思い入れをお持ちじゃないだろうか。さて本日のお題。今密かに始めだしているのは、うねり程度の浅いコブの頭を見つけて飛ぶ事だ。コブの頭に向かう時に膝を抱え込んで、雪面からトン！と返ってくる反動を利用して飛ぶ。飛ぶといっても一瞬軽く浮く状態が出せれば良いイメージ。浮く感じを擬音化するとしたら、『ふわん。』って感じか。・・・このふわんってかなり気持いい。着地と同時に雪を削る感じでズラシながらコブの谷を捕える。。。一連の動作を無意識のうちに一瞬でするのだけど、うまくいく時は少ない。こういうときはなんだっけ・・・『！』そこでストックの構えの事を思い出した。確か、ＤＶＤではストックは谷に向かって突くといってたよね。実際にやってみる。すると胸と外腰が谷に向いた。いわゆる逆ひねりっていうものか。ふむふむ言ってる間に上体が暴れなくなった。いわば安定期（？）に入ったではないか・・・先の書き込みで、皆さんが書いて下さっていたように、背中真っ直ぐの『ぶれない上体の確保』は、谷へ突くストックによって繋がるのではないか。些細な発見の連続が続く。『ピンポイント＆ズラシていく』これは、愛読書？というか、コブのズラシ滑降方法でお世話になっているＤＶＤ、丸沼高原スキー場の校長Ｍｒ３３０さんが出されているＤＶＤ内で使われる、コブの乗り越え時のいわゆる掛け声なのだが、タイミングの的を得ているので、使わせてもらっている。Ｍｒ３３０さんＤＶＤは、私にとってコブのイロハを教えてくれるお師匠的かつ実践的なＤＶＤだ。『ピンポイント＆ズラシていく』お経のような独り言を唱えながら、うまく決まったように思えたのは５回程度だったかも。笑える程低い成功率だけど、初『ふわん』にはまりまくる野沢の初日なのだった。（今シーズン１２日目）

Feb 16, 2006

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後記　基礎（コソ）練。＆ショートターン

２月４日（土）ホームゲレンデいよいよ来週にせまった野沢に向けて何かはっきりした練習がしたい。去年に続いて、もう一度ショートターン専科に入ってみた。内容は同じ事だけれど、その時に聞き漏らしていたものを穴埋めする事が目的だ。聞き漏らすまいと（デカ耳グッズをおもむろにポケットから取り出す）とかの冗談やってる余裕は無いが、その位の気持ちで先生の一言一句、聞き取るぞぉ！天気、雪質もいい。集中集中・・・。『膝ウラの縮み伸ばし』最初は緩斜面で基礎練。膝ウラの縮み伸ばしをターンのきっかけにしていく方法。方向を変えようとしていきなり上に立ち上がるのではなく、膝ウラだけを伸ばしたり縮めたりでターンを誘導。伸び上がった上体は斜め前に預けていく。等々・・。うんうんそうだった。同じ内容を習っていても、２回目だと余裕を持って先生の言葉を深く聞き取る事が出来るのが良い。丁度、わかりにくいドラマを２度見する感じに近い。『谷足一本滑降。』交互に谷足だけで滑る。内足は完全に浮かせる方法。最近の後傾矯正ギプス、自己練のクロスがここで役立つことになろうとは！（嬉）『ギルランデで、スピンターン』斜め滑りをしながら、フォールラインに落としてターン。両エッジを雪面に食い込ませるように立てる。そして開放。これをマスターするとするどいスキーが出来るようになる要素なのだそうだ。『もっと空間を。ストックワーク』脇に意識的に空間を取って、下から見てもストックを突きにいく事がわかるように。これでもかって位、谷のストックをおおげさめに突く練習に専念。『直滑降に近い浅廻り』直滑降と聞くだけで、気持ちブレーキ気味の私だけど、先の『突きに行く意識の脇ストック』とかじりかけの谷足荷重で何かが変わるかも知れない。指導してくれる先生が下に居てくれるだけでこんなに良い意味でチャレンジ出来るものなのか・・・。スタンス確認の為、ジャンプをしてから滑り出す。谷足滑降と、先のストックワークが噛みあい出す。谷足・ストックの両者がしっくり来た瞬間が現れた。すると、アレま。どうでしょう。脚をつっぱる力とか無理にエッジでコントロールしようとする力がほとんど不要になっている。横への動きが今までで最も少ない滑りになっている。自分の脚ながら初めての感覚に驚く。いつにない速度に乗っているのに怖くない。安定した浅廻りターンが、この時初めて自分の中で生まれたように感じた。無事着弾、下で見て下さっていた先生からどんなコメントが来るかドキドキものだった。『ドコルルさん←（現場では苗字です）自己採点するなら何点と思いますか？』『今の滑りで、どれくらい要素を取り入れられたか、自分ではわからないので、点が付けられません』『９０点です』と先生。キュ、キュウ・・・。一瞬息が詰まりそうになってしまった（あーた、昨年、ダメダメの６７点だったんですよ。）９０点って・・・。未だそんな良い点をもらえるようなレベルに達していないのは明白だけど、素直に嬉しい。先生は付け加えられた。『ひところのドコルルさんの滑りと比較して。というのもありますが、ご自分でもそう思われませんか。』自分では、今までで初めての滑りに気づけた瞬間だったけど、うまく言葉にならず、返すことが出来なかった。やる気を起こさせてくれる先生、ありがとうです！（陰ながら、モチベーション賞を勝手に先生に差し上げます。）未だあまり根拠のない嬉しさだけど、こういう嬉しさって、次に繋がる気持ちのモトなのかも知れない。図々しくも、９０点、有り難く頂きました！！（１０日目）・追伸・アップがなかなか出来なくご訪問頂いた皆様にはすみませんです。次回はシーズン１１日目。激短深雪エリア編です。深雪でギタギタのドコルルの新たな発見日記、しばしお待ち下さい。

Feb 6, 2006

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後記　ニューマテリアル

１月２１日（土）ホームゲレンデ新しいマテリアル。お初のブーツを試す日がやってきた。お店で得られた、前傾しやすい感触がゲレンデでもそのまま生かされるか、楽しみだ。新しいブーツ、いつものクロスから始めてみた。『！』谷に落としやすい。最初から好感触だ。今日は谷足荷重しやすくなったスタンスの確認にポイントを置いてみることにしよう。荷重と一口に言っても、限界をわかっていないとバランスにならない。『！』あれれ？足がいつになく疲れない。谷足デビュー（遅いよ）の今日は、谷足の重要性が、色んな要素で染みてくる。上級スキーヤーの方から見れば、なかなか、かったるい話しの連続で恐縮ではありますが、読んでしまった皆様には、最後までおつきあいのほど、お願い申し上げたりします。（谷足に乗れば、今度は交互に荷重することでまるで雪面を歩くように滑ることが出来るんだ。）となると、今まで、両脚で突っ張っていた滑りが、片足づつ自由に動けるように変化したことは、疲労も半分になって当たり前と言えるのかな？そんな事を言ってる間、あれよという間に内足がどんどん自由を取り戻していくではありませんか…。カッルーーーイ。内足が自由を取り戻した。内足独立記念日と、名づけておく事にしよう。（今頃言うか？自分）って感じがしなくもないが、以前、誰かが言ってた『スキーほどマテリアルの差が大きいものはないかも』というのを、滑りながら思い出していた。マテリアルといっても、特に高価なものでないけれど、自分にあったものを探す事は、スキーには大きな要素なのだなと感じる一日になった。（７日目）

Feb 6, 2006

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ブーツお遍路の旅

３シーズン履いたブーツは、良くも悪くも特徴のないブーツだった。足への圧迫感はあまりない。どこかが当たって痛いという事はないけれど、足首は痛いくらいに締まる。だけど、靴の中で足が泳ぎそうな時も。調整は出来ない仕様。凹凸の斜面ではスッポ抜けかけた事もあったりした。いっそ壊れれば、買い替えをするのだけど、簡単に壊れるものでもない。機会のないまま経過、いつの間にやらブーツ内部は自分の足型になったような、時間相応に磨り減ったような・・・。最初から最後まで、どうもしっくり来ないまま３シーズンが経過したのだった。先日のスキーで、３シーズンを経過したブーツを他と比較してみた。比較の結果、思うように前傾できない事が発覚したのだった。がーん。。甲低、幅狭で薄っぺらな私の足型にあったブーツってどんな？出来れば柔らかめな方が希望。スキーから帰るや時間のある時に近くのお店で、試し履きをさせてもらう事にした。足のコンディション・・・というのも変だけど、ブーツが自分の足にフィットしているかどうかは、一回ではなかなかわかるものではない。（実際に履かずに、インターネット購入はリスキーな商品の一つだと思います）お店に何回か通って、今出ているメーカーの多くを履いてみた。今のブーツは、全般的に機能が上がっている事に驚く。じっとしてれば大丈夫でも動けば段々痛くなってくるもの、歩く振動が足裏にダイレクトに響きすぎるもの。（長時間には負荷大な感じ）色々な履き心地、持ち味があることに驚いた。ブーツだけはちょっと無理してでも良いものを。はよく言われる事だ。お目当てブーツの横にラングのブーツが。地位・デザインともに昔から不動のラング。お値段は辛口だけど、試し履きだもの。これもついでだ！履いてすぐに足にしっくり来るのはさすがだけど、雪上では堅く締まりすぎる予感。しかし、結局は自分の足にあったもの、練習レベルに合ったものが最良だろう。そうこうして、ようやく目当てのものが見つかった。・サーモインナーという事で、自分の体温で足型にほどよくフィットする仕様のもの（確かに、履いているうちに圧迫感が無くなっている）・バックルが入れやすい（頻度の高いバックル直しに有難設計）・ソフトとハードが分けられる２モード。前傾練習がし易そう。インナーも希望により足型に合わせてくれるサービスもあると聞く。今のブーツ、かなり完成に近いのね。（今まで履いていたものと比較する自体に無理があるんだけれどネ。）ブーツばかりは、雪の上で滑ってみないとわからない。いざいざ、ホームゲレンデへ。・・・この続きは次回に続きます。

Jan 24, 2006

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どっちの水が甘いかな？

ここのところ、ミネラルウォーターを飲み比べている。飲み比べ？きき酒じゃあるまいし、無味の水に違いがあるのかって？ありそでなさそで。。。今日はお水のお話しです。今のところ試しているのはこちらの２種類です。どちらも冷蔵庫で冷やした状態で、運動後やお風呂後にコップ一杯程度の量を飲みます。１　コントレックス（硬水）カルシウム・マグネシウム含有２　エビアン（中硬水）同じくカルシウム・マグネシウム含有１.コントレックススポーツ店等でよく販売されていて、女性受けしそうな可愛いボトルデザインがいいのですが。私的に飲んだ第一声。『・・お、重い。』喉越しにキレがないような感触。。２.エビアンこれまであまり本気でミネラル水を飲んだ事のなかった私も、これは飲めます。『続けられそう。』という事で今のところ老舗エビアンに軍配です。ミネラルウォーターが販売されるようになって、どのくらいたつでしょうか。関西だけでしょうか？『六甲の美味しい水』なんていう銘柄もありました。一昔前なら、水にお金を払うなんて！と言われて久しいと思いますが、今となっては星の数ほど販売されているミネラルウォーターです。すぐに乾きを癒したいとき、お茶のように、ゆるくなく、ジュースの糖分を気にする心配もない。皆さんは硬水？軟水？どちらに軍配でしょうね。

Jan 23, 2006

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後記　ホームゲレンデでクロスの練習

今週はスキーはお休み。最近の練習について書いてみます。先日の八方で、なかなか足場が定まらず、苦戦した時の練習、その後のホームゲレンデでの練習について、ちょっと振り返ってみました。後傾と前傾過多の間を行ったり来たりしている。疲れると後傾、スピードが出ると山側に倒れる。山側に倒れるから、さらにスピードが出る。後傾でないときは、お腹からお辞儀スタイルに。前傾過多は以前、スクールでも指摘されてしまった事がある。谷足に乗れば、スピードコントロールが出来る。は、頭でわかっているけど、今ひとつ出来ていない。こうなれば強制的に外足一本に乗る状態を作り出さないと仕方ない。それにはクロスが有効な練習だろう。１月８日（日）ホームゲレンデ。八方の続きというか、緩斜面でクロスの練習をしていた。緩やかな斜面で、外足一本で滑りながら浮かせた内足は外スキーの上にクロスするように持ち上げる練習法だ。上から見たら板がバツ（クロス）になっている。最初は短い距離しか内足を浮かせていられなかった。すぐに内足が着地してしまう。斜面をもっと緩やかなところに移動しながらクロス練習を重ねてみる。少しづつ浮かせていられる距離を長くする練習の後、次第に内足が今までより自由になっている事に気づいた。それからしばらくして両足が、体の下で８の字を描き始めた事に気づいた。今日の８の字は、いつもより外足の役割を意識したところで、初めて内足もまるい弧の８の字が描けた感じがする。次のヒントへの何かが見つかるかもしれない。未だ形にはなっていないけれど、何かを実感できた瞬間だった。天候や雪のコンディション、自分の体力と条件は毎回変わる。雪面とのやりとりの中で、その流れにうまく乗れたときに、次のヒントへの道が垣間見えるスキーだが、そのタイミングはいつ来るかわからない。昨日は来ても今日は来ない。『これかな？』自分なりのタイミングときっかけが合わさって、わかりかけた事を反復、重ねる事で、体得していくスキーの面白さがあるように思う。自由になった内足は外足と同じ分量で荷重しないとどうなるか。外足に添えるだけ、又は外足より掛かる力をもっと引いた感じで同調を繰り返してみる。何かを掴みかけた時は、あっという間に時間が過ぎ去ってしまう。ブーツの調整、スキーＤＶＤで、荷重ポイントの確認をしながら次に備えよう。（シーズン６日目）

Jan 15, 2006

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八方スキー後記　その２

１月１日（八方３日目）絶好の晴天が一日続く。滞在中で、スキー日和とはこういう日を言うのだろうと思った日。山頂へ上がり、美しいアルプスの風景を写真に納める多くの人々。背中に当たる太陽光が暖かくて嬉しい。１月１日のご来光を多くの人が拝んでいる。こんな山頂はなかなか無い。年の初めにここに居られる事に感謝した。誰かが、山が美味しそうに見える。と言った。まるでケーキに乗ったふんわりした白いクリームのように見える山は、言われてみれば確かにおいしそう（^^）　澄んだ空気は、遠くの山を近くに感じさせてくれる。濁りのない青空と白。雄大な山の風景はいつ見ても好きだ。この日は、外足荷重に加えて大回りの練習をする。私は左足が谷足になる、右ターンがぎこちないらしく。滑りながら良いポジションを探るのって結構難しい。今シーズン４日目。１月２日　（八方４日目・最終日）午後早い目に上がる最終日。残念ながら昨日の晴天は戻ってこない。兎平レストハウス下で、ホワイトアウト状態となって、前が殆ど見えない。ゆっくりターンをして降りてくる事に集中する。今日は、間違っても兎とか黒菱などのリクエストは、なしの方向で。しんしんと降る雪の中、リフトに乗りながら。『あれ？なんだか暖かい？』雪が降っているのに暖かいって？以前、長野県の人に聞いた話しを思い出した。雪が降る前より、降ってしまった方が暖かい場合がある・・・というのを。聞いた時は、そんなはずはと思ったけれど、ここ数日で体が慣れたのか？それもあるかも知れないが、長野の人が言った事の方が、真をついているかもと、体感出来た。なかなか晴れ間の見えない天候が一日続く。『もっと滑りたい病』は今日のガス曇りで諦めがついた。では唐突ですが、ここいらで一息コラム。『今日はこれくらいにしといたろ』（訳）コテンパンにやられているのに、相手に最後に置いていく言葉。吉本で多用されるお笑いなのですが、いつの間にやらスキー帰りに多用されるようになりました。２時頃ゲレンデを上がり、白馬駅から京都に向けて睡魔に押されながらの帰り道となった。大糸線で新宿行きのあずさに乗る。このまま爆睡したら夕方の新宿駅に、顔半分真っ赤の私が到着する。眠気をたたき起こしつつ、松本から名古屋へ。松本から名古屋へ向かう特急しなのは、雪で３０分遅れだった。スキー場で、感じる寒さと、電車遅れで待つ寒さとでは、同じ寒さでも電車遅れの方が格別か。電車も動かない今年の雪の多さだ。今シーズン５日目。

Jan 8, 2006

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八方スキー後記　その１

１２月３０日から１月２日　八方スキー場１２月３０日（八方1日目）天候は吹雪。最初は中斜面で、横滑りと斜滑降の練習を行う。緩斜面に近いところでは、内足を上げるクロスの練習。基礎練習もそこそこに、初っ端から黒菱へ向かう。未だ足が慣れてないのに、いきなり黒菱とは、なんと体育会系な。当日の黒菱は、コブ上に雪が積もり、凹凸がわかりにくいものの、入ったが最後、すり鉢状の急斜面コブが、こちらの肝を瞬間冷凍してくれる。全部降りて来るのは無理だ。縦半分は緩やか斜面に逃げて、残り半分だけ滑ることに。その後、ふかふかの深雪ゾーンに場所を移す。昨年のＡＲＡＩが思い出される。曲げてはいけない。前のめりもいけない。滑り方を試行錯誤中、板外れで埋もれてしまう。急斜面の深雪で板が埋もれるとなかなかこれがキツイ。ストックを頼りに立ち上がろうとするも、ふかふかの雪上では思う通りにいかない。板を掘り起こす迄に汗びっしょりになってしまう。深雪は私には未だ未だ禁止区域かなぁ。初日は、全ての基本となる谷足荷重に専念しながら滑る。今シーズン２日目。１２月３１日（八方２日目）昨日行けなかった兎平へ。昨年は、黒菱に行けなかったので、兎平で滑っていた。昨年はホームゲレンデで、コブ専科に入ったりとコブに目覚めてしまった年で、ほどよい兎コブがいい練習となり、なんて可愛いウサギなの！と思っていられたのは、あくまで昨年行った日だけのお話であった。本日のウサギ、全く可愛くない！！（泣きながら）上部の、コブ間が広いゾーンは人が多く、交通渋滞。中盤からのコブ本編…。ふ、深い。深過ぎる。昨年は、やりやすかったはずと気を取り直すも、深いコブは堅くなりがちで、小山を数個づつ回しては、一呼吸入れないと、とても持たない。（ものすごく有酸素運動）斜面は一つとして、同じ状況がないところが面白いとも言えるのだろうけど、今日の兎平は、黒菱よりも深いコブになっておりました。ぬぁんて可愛くないウサギぃ！（泣きながら）スキー後、年末カウントダウンに参加する。スキー場でカウントダウンは初めてだ。５・４・３・２・１！★☆★☆今シーズン３日目。・・・この後は、八方スキー後記その２に続きます。ではお楽しみに！？

Jan 6, 2006

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初滑りは大雪でふり出しに戻る

後記　12月23日　琵琶湖バレイスキー場　初滑り初すべりは旅行社に頼んで、岐阜白鳥スノーパークに予約を入れてもらっていた。パークというだけにスノボの割合が高いゲレンデ。私には関係ないが、キッカーやハーフパイプなどがあるそうだ。ネットでじっくり探せばいいのだがこの時期、帰りが遅くなり、行き先を絞る事が出来なかった。さて出発は22日の夜10時。出発前にヤフーとジャディックの道路情報を見る。通行止めは米原辺りの区間と、東海北陸道へ上がる一宮の区間。通行止め区間は下道を走れば良いと、京都東インターから高速道へ。行く日は今日と決めているのでひとまず動くしかない。道路情報と実際の通行止め区間は大きく違って、滋賀の栗東というところで高速道は強制終了となり、高速下の県道８号から高速道づたいに北上する。時計は１２時。県道は渋滞していた。高速道を走っていた、夜間走行のトラックや営業車が全て県道に下りてきたのだから仕方ない。その後、朝５時の時点までに、進んだのはたったの１０キロだった。朝の時点で道路情報を聞くと、滋賀の県道から岐阜に入る事は無理とのアナウンス。５時間待ってはみたけれど、動く様子のない県道。この時点で、宿に事情を話し、キャンセルしたのだった。宿は、当日キャンセル料３倍の話を向けて来た。そちらの宿に宿泊希望で、事前予約を取り、渋滞は考慮の上、出発したが、５時間待って、行きたくても行けない状況が緩和される見込みがない旨、説明すると、態度軟化？『イレギュラーな状態での中止の為、旅行社に確認』してくれるとの事だった。朝の５時半で、電話に出られた方は、おそらくオーナーの方だろうけど、３倍なんて、ホテルオーナーが言う事でもないような気がしてちょっと驚いた。黙って言う事を聞いていたら３倍増し？（笑）（その後、宿から旅行社へ電話が入っていないとか、電話を取った方が不明。又はお出かけ中とかあったけど、結局全額返金が決まった。このお宿は今後、圏外の方向にさせてもらう事にしたが、今シーズンの大雪状況がよくわかる話しではある）話が決まれば、滋賀県内のスキー場へ戻るしかない。朝から小雪舞い散る琵琶湖バレイスキー場に行く事になった。（いつも行ってるじゃん。（^^；初すべりは、感覚が戻らないとよく聞いていたけど、その通りだった。前シーズンの『マイ足場』はどこへ行ったのよ？そんな感じだった。多くの皆さんも書かれておられますが、何十年振りの並外れた積雪量で、スキーに行きたくても行けない状態に、スキーどころでなく、特に収穫もないままに初すべりは終了したのだった。ここまで読んで下さった貴方もお疲れ様でございました。※後で聞いた話しですが、県道８号線はほぼ一日近く、８０キロ渋滞だったそうで、スキー客が北上してこない為か、木曾街道沿いのスキー場はガラ空きだったそうだ。なんとも…。

Jan 4, 2006

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あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。ご訪問頂く皆様には旧年中は、お世話になりましてありがとうございました。カテゴリなしの方向性はそのままに、あちこちブログですが、今年も相変わりませずどうぞよろしくお願い申し上げます。私事になりますが、年末ドッカン文書、その後スキーとバタバタしており、ご投稿下さった皆様には返信が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。昨日、八方から戻り（詳細はアップしますね）今日は、八坂神社へ初詣行って来ました。『あれ？いつもとなんか違う？』おさい銭を入れて鳴らす為の縄がないんだけど？？…大縄は上部の鈴のあたりにたくし上げるように格納されていました。おみくじをひく為のジャラジャラが四方見回しても置いていない？？…おみくじは販売所にバラで置かれており、好きなのを選んで取るしくみに変わっていました。初詣とは一年の計を祈願する為に行くものです。お正月そうそう、あまり考えたくない事ですが、『大縄に放火防止策？』『おみくじの順番待ちで生じるトラブルの防止？』そのため、境内はおみくじをジャラジャラとひく音や、景気良く大縄を鳴らす音などはありませんでした。静かな八坂さんでした。京都観光に来られている観光の方は、どう思われた事でしょうか？　時代の流れでしょうか、このような事前防止策がなされる本年はなんだか寂しい八坂さんでした。ただ、何年ぶりにひいた大吉おみくじ。嬉しいものですね。清水寺で毎年末に書かれる一文字をあらわすような、佳き年になることを祈る年始参りでした。皆様には幸福な年をお過ごしになられますよう。

Jan 3, 2006

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蟻の一穴

仕事納めの本日。一年の計を終え、後は新年の準備にかかるだけとなった年の瀬。下半期の査定も終了、それぞれに、一年をやり終えた安堵感が包む昼前のひと時だった。そんな頃、ある取引先から料金値下げの要請を書いた文書が届いた。先方の窓口担当者が変わった訳ではない。開封した文書が作られた日は12月24日（土）付となっている。先方担当者様が試作された金額設定表だった。一項目について10％から15%程度値下げの価格設定となっており、値下げ要請に関して向こうさんなりのご無理ごもっともな理由が淡々と述べられている。従来まかり通ってきた既存の金額設定に、うつつを抜かすのではないと言わんばかりか、今は完全に王手を掛けられた格好だ。年末迫った年の暮れに一陣の攻防の風が吹き込むとは誰も思わない。向こうさんはそこを見込んでいる。口惜しいけれどなんと鮮やかな…。理路整然と簡潔にまとめられている理由書を改めて読み返す。寸分の隙を感じさせないまでに論理的に固められた理由書からは、こちら、受け取り側の思索までも想定した前提で書かれている事が伝わってくる。『…だめだ。向こうの風に呑みこまれてはならない。』完全無比な文書だが、蟻の一穴がどこかに隠されているはずと思いたい。タイミングを見透かされ、脅威に後退するのではなく、淡々と文書の癖を読み取れ。冷静な文書といえども、書き手の思いや、誤解を行間からあぶり出す事が何より先行する。値下げ要請に対し、当方の値下げ止めの正当な理由を文書において構築していく為には、相応の理由、自社なりの裏づけが必要となる。こんなとき、頼りになるものは人の手で書かれた昔ながらの資料や、現場を把握する担当者の生の声である事が多い。生きた裏づけが欲しい時、整然としたデジタルデータはある一方向しか照らし出さない。圏外となってしまうのだ。アナログな資料を今さらながらひっくり返す。３年前、４年前と過去の時間をさかのぼりながら実績を掘り下げていく中で、ダイヤモンドの原石になるかもしれない一つの要素を見つけ出した。気に留めなければ単なる石ころ同然の要素だが、磨いていけば値下げ止め交渉の為の一つの布石の役目を果たしてくれるかも知れない。これがあれば向こうさんの姿勢を緩和出来るかも知れない。闇夜に灯りが灯ったように勢い、元気を取り戻して、担当者さんの上司に上申して頂きやすい体裁に近づける。蟻の一穴は崩せると信じて、画面に向かう。イメージがぶれないように文書をまとめる作業だけに今は集中する。幾度も書き直し、ようやく時間内に文書が仕上がった。出来栄えの方はどうか。100パーセント満足とは言いがたいが、判を押して下さる上司の表情が少し和らいだように見えた。新年明け、郵送した文書に事務レベルでのフォロー連絡の仕事が初っ端になる。是か非か、固唾を呑んで後は天命を。『蟻の一穴祈願』新年の初詣のお願い事にしては、リアル過ぎるかもだが、恒例の家内安全祈願などに追加で一つお願いする事になりそうだ。

Dec 27, 2005

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ワクチン接種時期は計画的に

月曜日、インフルエンザのワクチンに行ってみました。ワクチンで大病院に行って長時間待たされるのも何なのでご近所の医院へ。早く行かないと在庫切れ、又は金額が高いところがあるかも。という話を周りから聞いていたので、事前に確認したところ、良心的な（というのも変だけど）もので安心した。ただ、ワクチン接種の金額は病院によってまちまちであり、本人、小児、老人、それぞれ金額が違う事は間違いないようなのでこれから行かれる方は、ご確認を。外来の人達の中でワクチン接種に来ている人はいなさそうだった。この時期なので風邪ひきの方が多そうだった。ワクチンに来て、風邪をもらってはたまらない。風邪予防の為にタオルハンカチを口に当てながら順番を待った。問診票兼、ワクチン接種で問題が起こっても問題にしません表に、必要事項を書き入れる。当日、熱を測ると６度７分。若干ノドが痛かった。体調的には微妙なところだ。ワクチン受けて大丈夫なのか先生に聞いたところ、大丈夫大丈夫！との事。先生の満面の笑みに後押しされつつ、そうよねこの程度というわけでプチっと。(やはり予防接種系は痛しです。小学校の時の日本脳炎接種が思い起こされます。）次の朝の起き抜け、『うっ？・・・ノドが重い。』微妙な体調でワクチン接種した事で反応したか？それとも外来空間で風邪がうつってしまったか・・・。今さら悔やんでも仕方ないと思いながら、とりあえず、パブロン３錠飲んで風邪気味を治したのだった（どっちやねん！）

Nov 23, 2005

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求ム。コブ攻略のエピソード

自然・人工コブ上で跳ねるようにコブからコブへ飛び移るように滑る人を見ると、いつも見とれてしまう。脚筋力の違いは歴然ながら、『あんなふうに滑れたらなぁ・・・』ギャラリーとして、見るとするでは大違い。このことわざは、コブ斜面攻略の為にあると言っても過言でないかも知れない。求ム。コブ攻略のエピソード。皆さんの、コブ斜面攻略のエピソードなど、よろしかったらお書き込みのほどお待ち致しております。当ページをプリントアウトして、ゲレンデに持参してみたいと思います。（以下は昨シーズン　稚拙な出来高報告となります）私の昨年の練習は、先ずコブ斜面自体の恐怖心を取り除く事でした。立ち位置から横のコブ２～３つくらいの目処でコブの凹凸に板を当てていく方法。コブの上りは膝の抱え込みをし、コブの下りでは板の先落としで、切り替えしやすそうなコブの肩を探してターンを始める。抱え込みは馴染みやすかったけれど、ハーフパイプで言えばドーム真ん中迄に当たる、コブの下りの処理があまりよくわからなかった為、先落としと言われる部分では頭が下がり上下ぐにゃぐにゃ状態でした。オフシーズン中、インターネットでコブ攻略モノの記事を探していました。最近は、コブ攻略ＤＶＤで、自分にとって掴みやすかったものを探せました。今シーズン入ったら、このＤＶＤ内容を参考に練習してみたいと思います。ＤＶＤによると、基本はカカト支点で板を横にしたズラシ操作で、よく言われるように雪を削るようにコブを下り、次のコブの頭から肩部分で板を回して切り替え、外足荷重で最初のズラシ操作（斜滑降）へ。この方法なら昨年のようにコブ３個やり過ごしをしなくても、いいかもです(^^)では、皆様のコブ攻略のエピソード　お願いしながら・・・

Nov 13, 2005

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白馬版　人生ゲーム

白馬版　人生ゲームがある（トリビア風に言ってみました）！！！タカラの回し者じゃありませんが、スノーリゾートフェア冬博に行ったときのお話しで、しまった！こんなおいしいネタを書くの忘れてました！！ということで、私自身もインターネットで本日始めて検索してみました。加熱する、リフト券抽選会の傍ら、殆ど誰も目を留めなさそうなゲレンデブースの片隅に見慣れたボードゲームがポツンと置いてありました。ゲーム盤の中央にこれまた見慣れたルーレット。スノーフェスタに何故ゲーム盤が？『ん？』さらによく見ると人生ゲーム・白馬版と書いてあるではありませんか。しかも『ご当地限定バージョン』だそうです。これまで、関西版や阪神版は出ていたそうですが、白馬村という、村単位で編集されたのは初めてだそうです。スキースノボのあとは、皆でこたつみかんで、白馬版・人生ゲームで盛り上がる？（今でも貧乏農場行きとか、あるのかなぁ・・・）そんな訳で抽選に並ぶより、ルーレット廻してました。白馬ブースの人にお勧めされたらバツ悪いかな。買う予定ないし…等思いましたが、特に営業ナシ。ブースの方は意外にも淡々となさっていました。置いてあった場所も、ブースの片隅に、ポツンと申し訳程度だったのが気になりました（笑）村興しのゲームが出たことについて、白馬村の人々的にはどこか消化不良なのかしらん？　♪それ野村白馬村の人に聞いてみよ♪

Nov 8, 2005

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スノーリゾートフェア『冬博』

大阪南港ＡＴＣで行われたスノーリゾートフェア『冬博』に行ってきた。11月3日から本日11月6日迄の期間。関西地区の日程だ。関西が終われば、東京ビッグサイト、名古屋吹上ホールと続くらしい。スノボ用品主体の展示会ということであまり関係ないかなと思いながら、全国の有名ゲレンデのブースが来ているという事でちょっぴり気になっていた。場所は大阪ＡＴＣ（アジアトレードセンター）といって、開発当初は大々的にマスコミを通じて（関西のウォーターフロントにお洒落で洗練されたスポットが誕生しました）との触れ込みのあった場所だ。神戸の湾岸エリアのショッピングゾーンより先だったか、ちょっと記憶があいまいですが、当時は芸能人が施設内のテラスでお茶ロケをしたり、なかなかいい感じのスポットだと思っていた。クルマにナビがついたお陰で、行ったことのないところへ行けるようになった。スキースノボ用品に必要な物は近場で十分なのだけど、この手の展示会というものに行ったことがなかったので、丁度、ＡＴＣやＷＴＣ（ワールドトレードセンター）、ハイアット・リージェンシー見物にいい機会だと楽しみに出掛けた。大阪の環状線（高速道路）は慣れないとなかなかシビアなものがある。右に左に車線変更する前後車の流れに乗りながら自分の行きたい車線へ整然かつ大胆（笑）に流れていかなければならない。東京の首都高と比べたらシビア度の高いのはどちらだろうか…。冬博は、盛況だった。スノボ用品10万点。東急スノーリゾートを中心にしたリフト券抽選会などなど。―――＊―――＊―――＊―――＊―――＊―――＊―――＊―――＊スキーから話しは少々脱線、先日、大阪ベイエリア舞州工場のことを書いたが、ここＡＴＣのあるエリアから、橋で繋いで舞州工場は隣にある。ＡＴＣやＷＴＣのあるベイエリアは、心なしか活気がなく、正直、殺風景なように見えた。倒産してしまって買い取りがつかない遊園地のようとでもいうのだろうか。人の息吹きが感じられないのだ。コンテナが多く置かれるベイエリアならではの風景なのかも知れないけれど、その昔、ＴＶを賑わせたことのある、クリアな雰囲気は期待してはいけないのかと残念に思った。箱もの乱開発と言われるエリアではあるだろうが、同じ関西の一個人として、街の早い活性化を願わずにいられない気持ちでここを後にした。

Nov 6, 2005

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里山歩き２（子供の遊びを考えてみました）

『里山歩き』というＴＶ特集を見て、日記化したあとで、皆様から興味深い書き込みを頂きました。皆さんは子供の頃の遊び方や、それを見守る親の立場になられたときの目線を明確に持っておられるのだなと思いました。そこには暖かいものが流れているように思いました。最初はご投稿への返信の形で書いていたのですが、気づけばいつの間にやら長々～文に（雄弁部のドコルル。いつもの癖ですね）投げかけた『里山歩き』という一つのテーマから色んなご意見を頂きました。他のテーマについても、皆さんの書かれるものから触発されて自分も考えを書く場所のあることは、幸福なことだと思いました。いつも訪問して下さる皆様にお礼の気持ちを含めて。さて　子供のときに経験しておいた方が良い遊びには色々あれど…。私の場合の一例で思い出すのは、捕まえたカエルの身をむいて（私が剥いたのではありませんよ。笑）ザリガニ釣り用の餌にしている近所の男の子がいました。男の子は無口でした。黙々と釣り餌作りの作業に興じる男の子です。小学校低学年でしたか、とても同じ年頃には思えない手際の良さ。『訳わからないけど、かっこいいな』子供心の感想です。女姉妹だけだった私は、なんか怖いかな。と思いながらも、興味しんしんでよく遊んでいた頃を思い出します。釣り場は、どこにでもあるような雨上がりで濁った水たまりでした。カエルにも命があるでしょう。さっきまで生きていたものをザリガニを釣りたいだけの為に剥き身にしてしまうとは。子供の遊びとはある時、非常に残酷なものがあります。夏休みの昆虫採集だって、考えてみれば残酷なものです。捕まえた虫を殺虫する注射セットや防腐剤を使って、宿題として９月１日に持っていく。命短しとはいえ、昆虫は子供の勉強のために命を渡してくれている訳です。あと、昔の川遊びは流されたものが悪いという訳で、当時の子供は何キロか離れた場所から、バツ悪そうにびしょ濡れ状態で上がってきて、大人達を驚かせたそうです。『河童川流れ』なんて言ったらしいのですが、えらくダイナミック過ぎる話しです。今のように柵を作らない行政が悪いとか、筋違いの見識のない、川の遊び方といえそうです。流されたことは大きな声では言えないでしょう。責任の所在を子供心ながら考えざるを得ない、ある意味高等な遊びといえるかもしれません。ザリガニも河童川流れにも共通しているのは、命の意味を知るという事でしょうか。ＴＶゲームでバーチャルな知識ではなく、自分が痛い目をして、身を持って、命という大きな意味を知ることは、大切な経験だと思います。遊びばかりではなく、例えば大人になって、習い事をしようとする場合。気持ちはあるのに日頃の生活でそれどころでない場合があったりします。適時・適所で人には『経験する時期』ってあるんだなと思います。私の場合、スキーなんか完全にそうです。正直もっと早くやっておきたかったです。時間は取り戻せない一例で、今でも悔やんでますね。仕方なくスキーは回数だ！がモットーになってますが。話しを番組に戻して。『先生、取れました！！』ＴＶ寄りのオーバーアクションがあったかもですが、この生徒さんは音楽家の羽田健太郎さんの娘さんで1975年生まれの方です。東京都出身で宝塚歌劇団「星組」の方だそうです。東京で音楽家の子供に生まれた場合、どんな子供時代を過ごされたでしょうか。もし、悲しいかな自然と遊ぶ経験が持てなかった人の場合、取り返すのはいつだって出来るのかなとも思うのです。自然は自分のいうことを聞いてくれませんね。山や海で命を落とす場合も。自然の中で人は単に一つの個になる気がします。最低限の安全のための知識は必要でしょうけれど、大の大人も童心に帰ってしまう。自然から新しい呼吸をもらって取り入れる。それが大切なのではと思います。知識で自然と向き合って満足。というのではなく、自然の中に入り、大人も子供も一緒になって、でっかい自然の懐に遊ばせてもらっていたというのが理想です。『里山歩き』が一過性のブーム、熱しやすく冷めやすい里山ツアーで終わらないよう思いました。

Nov 5, 2005

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里山歩きとは

最近、里山歩きという言葉が取りはやされている。里山の歩きかたなどの本や、ＴＶ特集がみられる。里山歩きとは何だろう。今、何故里山だろう？気になっていた。数年まえ、本来山にいるはずの熊が、食べものを求めて民家のある里にあらわれたというニュースがあったことは記憶に未だ新しい。地元では京都の東山区の民家周辺に猿が出たというのもあった。あたりは静かな民家のある場所で、野生の猿が電信柱に登っている姿に皆は驚いた。京都は、山らしい山は少ないほうだ。四方を山に囲まれている盆地の土地柄とはいえ、日頃人の前に現れることのない猿はいつもどこをねぐらにしているのだろう。はじめての里山歩きＴＶで見た範囲だが、里山歩きとは、決して深い山に分け入っていく訳ではないようだ。例えば『農の風景を見る』と題された歩き方は、山の端で農作業をされる畑で取れる作物や、四季の移り変わりの風景を『見る』ことが始まりのようだ。農の風景以外では、小川の水中生物の名前を調べること等もその一つだ。ガイドブックを見て、小さな虫の名前を確認し、里山日記につける。一つ一つを、知識として覚える。里山歩きのガイド先生は、一緒に歩く生徒さんに、里山の虫一匹ですら、生まれてから死ぬまでの生態を教えてくれる。教えながら歩く。先生の一つ一つの知識は、まるで無限の引き出しから出されてくるかのように見えた。ＴＶで見た範囲で感じたことで、一句詠むとすれば、里山を歩く知性の薫りかな・・・そんな感じなのだ。都会で先端をいく歩き方ばかりではないのだよ。こういう歩き方のあることを知って欲しい。里山の歩き方というものはなるほどこういうことなのかと思った。知らない生物を図鑑で確かめる。小川を泳ぐ生物を網ですくってみる。里山歩き用とはいえ、しゃれた都会着ふうのズボンをまくし上げて、きれいとはいえなさそうな小川に裸足で入っていく女性の方。『先生、取れました！』いい大人なのだが、人は自然の中では誰もが童心に返るだろうか。まるでこれは小学校で誰もが行ったことのありそうな『春の小川遠足』のようではないか。共感しながらちょっと滑稽になる。ゲンゴロウがいました！ザリガニがいました！嬉々として喜ぶ姿は童心を思い出す事でもある。楽しそうではある。否定はしない。参加する機会があれば参加するかも知れないが、でっかい声で『先生取れました！！』とは言えないだろうなぁ

Nov 3, 2005

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そろそろ自主トレ

日曜日、体力作り＆お弁当食べをかねて、自転車をトランクに積み込んだ。琵琶湖周辺に車を留めて自転車で子供と走ってみる。久しぶりの自転車、いきおい足が重い。日頃の運動不足があらわれる。琵琶湖岸はサイクリングロードになっているので、快適に走ることが出来る。自主トレといっても自転車は風景が楽しめるから苦にならない。日曜日は秋晴れ、ジョギング中の人、釣りの人、思い思いに秋の日を楽しむ。風はときおり冷たいものの、少し走っただけなのに汗が出る。右手には琵琶湖。後ろには大津プリンスホテルのある浜。このあたりの風景は好きなのだ。http://www2.princehotels.co.jp/app_room/piq0010.asp?hotel=052今日はこれまた久しぶりの足踏み運動、ステッパー。３００歩で５０キロカロリーの消費。（・・少ないなぁ。）筋力アップにはほど遠い事でしょうが、せめてゲレンデで息が上がることのないよう、これから地道に自主トレしてみましょ。

Nov 1, 2005

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初すべり　どこから始めておられますか

そろそろ寒くなって来ましたね。スキーブログ再開です皆さんは、今シーズンの初すべり　どこに行かれますか？又は、いつもどのゲレンデから始めておられますか？岐阜・ウィングヒルズ白鳥　岐阜・ダイナランド岐阜・めいほう早いオープンのゲレンデを検索してみました。早いよ岐阜！岐阜方面はアイスクラッシャー（雪造機）が、10月中旬から稼動していて、早いところでは、１１月３日（文化の日）オープンだそうです。はや・・現在、アイスクラッシャーで雪を毎日作っておられますが、“煙ないところに火は立たず”…雪も降ってないのにどうやって雪を作り、定着させるのかは気になるところです。水を瞬間冷凍機（棒状）にかけて周りの水を氷化させます。棒アイスのようになった氷を砕氷機で砕いて噴霧、先ずはリフトすぐ下に横幅数メートルの雪道を作るのだそうです。一日にどれだけ出来るのかは不明ですが、根気のいる仕事でしょうね。面白いのは、ところどころ雪道を作らないところを残しておくことが重要だそう。理由は、盛った雪の向こう側に行かなくてはならないとき、非常にシンドイ＆非効率ことになるからだそうです（想像中…確かに。笑）かなり幅狭いコースが出現するのですが、全てにおいて練習中の身にはかなり応えそうではあります。決まった幅でターンをし続けないと、両サイドの土さん、こんにちは！というか、板は土に向かって一直線に刺さり、リカバリーのしようもなく笑える状態になってしまう訳です。刺さったようすは、いろりに刺さったきりたんぽを想像して頂けるとわかりやすいかと思います。きりたんぽは美味しそうですが、板ぶっ刺さりは、かなり頂けません。では皆さんの、初すべり計画　書き込みをお待ちしながら（^^）

Oct 29, 2005

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平成若者仕事図鑑

縁あって、数年前から会社に来られる造園屋さんがおられる。ある時、構内のコンクリートをめくって、若木を植える事になった。木を中心として土を盛り、岩を効果的に配置して、大きな亀がそこに現れたような造形の庭を造る。庭造りとは面白いものだ。一本の木、一つの岩、砂利にコケ、どれを取っても人工のものはない。山や川、自然が生み出すものを集めて新しく一つの風景が造られる。７０歳代庭師の社長を指示頭に、中堅、新人のチーム構成で庭造りが進められて行く。岩の配置の日、社長が来られて皆に指示を与えられた。一つの岩は50センチ四方はあるだろうか、ずっしり重量感が。岩は左右にずらされ、ひっくり返され、まるでパズルを合わすように組み上げられていく。一つの岩の持ち味を生かしながらも全体としてのバランスを配置する作業は真剣そのものだった。美しくなければ、単なる岩だ。長年の実績と経験を積んだ師匠が気に入るまで、皆は何度でも岩を持ち上げてやり直す。工事はほぼ一ヶ月程だったろうか、作業を終えて帰られた後は、チリひとつ落ちていなかった。作業前よりきれいになっていたことは自社社長もたいそう喜んでおられた。明日に続くための今日。仕事も商売も最も大切なことは当たり前の基本を押さえる事だが、それができない場合が多い。ＮＨＫの平成若者仕事図鑑という番組で、この造園さんに勤める若者のことが取り上げられた。同番組は、若者がそれぞれの仕事を極める事の大切さ、苦労の末に得られる充実感をもっと知ってもらいたいという番組だ。『来るものは拒まず　去るものは追わず』この造園会社さんが掲げる一つの理念に共感して入社、修行３年という若者の方は、言われる。『毎日が叱られる事の連続で、叱られない日はありません。ですが庭の持つ世界に同時にはまっていく自分がありました。思えばこれまで、普通の当たり前の事が何も出来ていなかった自分が恥ずかしく思えました。』中堅の方が若者に庭木の剪定を教える。『お前はセンスがない』手厳しい！山に自然に自生する木は、日当たりなどの立地環境に合わせて自然に枝を枯らせて落とすのだという。切れば良いというものではない、自然が落とした剪定のように見える剪定が庭師の仕事だと。剪定は入社後３年からさせてもらえるのだという。若者のメモには、色々な木が持つ性質と、元からある背景との調和の取り方、細かな工事の記録でびっしりと埋まっていた。葉っぱの絵がある。切り方の図解とコメントがある。自分なりに学んだノウハウ帳に人間味が見える。練習日、師匠が、庭石の配置を若者に実地指導される。師匠の置いた石は元からそこにあったかのように、決められた範囲に美しく収まる。石の角や流れ、次の石との連続性、始まりと終わり。石を知り尽くした配置は美しい。思わず上を歩きたくなる庭石。師匠直々の実習を聞き漏らすまいと若者は目を輝かせる。見目美しい庭、いやそれ以上に美しい師弟の姿だった。ＴＶで見る若者は数年前に、自社にみえたときより、たくましい体付きになっておられた。大学を出たあと、したい仕事がわかならい。友人と飲み会の写真が映し出される。楽しそうな笑顔。だけどこのままでは夢のないフリーターになってしまうと思ったのだと、当時の自分を振り返る若者。当時写真の若者はもういない。外仕事は特に体力勝負だ。その道で毎日を重ねることで、業種にあった体つき、話しぶりに人は造られていくものだろう。よく４０代は自分の顔に責任を持てといわれる根っこがここにあるのだろう。さて話しは自社の庭に戻って…。会社は、川から近い場所柄のせいか、掘り進むことで粘土層が姿を見せた。根を張るに難しい土質らしいが、数年経った今、若木だった桜は、少しづつ縦横に枝を広げつつある。頑張れ、若木と若者。志を継いで、大きな根を張れるように。

Oct 15, 2005

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普通の電気屋さんよね・・・

よく行く家電店。ポイントを貯めるとおトクですということで会員カードを作っているお店だ。会社の近くにあるから帰りに寄れる。携帯を買ったこともある。その他家電ものもたいていここで。最近では、新しいパソコンもここで購入した。馴染み深いお店だが、よく考えたらいままで一度も足を向けたことのないエリアがあった。先日、ぐるっと廻るつもりで店内散歩。・・・一瞬足が止まった。目を奪われた先には、かなりの数のエアガンが埋め込み式ショーケースにディスプレイされていた。ここは普通の電気屋さんよね…。豊富な品揃えに目を疑う。売り場には、エアガンの扱い方を表示したポスターが張ってある。銃口は何時も覗いてはいけません。人や動物に当ててはいけません。ショーケースは当然、施錠されているのだが、一種異様な空気。エアガン売り場の向かい側には、電車の模型売り場が同列で並ぶ。裏は、新しくなったウォークマン売り場が。子供もこのエリアを普通に通る訳なのだ。エアガン売り場付近には、店の人の姿は特にない。エアガンは、こうも普通に、のんびりと販売されているものなのか…。一店舗でさえこのような品揃えということは、購買層の広さを意味するのだろうか。本体の他にも、色んな部品が並ぶ。私には何の部品かわからない。続いて、エアガン専門誌が置かれている。キレイな女性が、銃口を向けた形で雑誌の表紙を飾っていた。（雑誌にしろ、女性が銃を持つ姿は私は嫌いだ。そういう雑誌も）・・・安全用のマスクや、ゴーグル。ウェア。随分前に、アウトドアでエアガンを使ったスポーツがあると、ニュース等で見たことを思い出した。気を取り直したもの・・・。今、何かと話題のエアガン。高速道で先の車が遅いからと、改造したもので発砲、逃走などの事件が報じられたばかりだ。最近、何かと思うことの多い自分だが、なんとも後味の悪い、消化できない思いのまま、売り場をあとにした。

Oct 12, 2005

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大企業が見ようとしないもの

求人広告を出していることから、自社には求職者の方から電話がある。先週、その大手求人雑誌を見たという求職者の電話が立て続けに３本入った。３人それぞれの面接希望時間、年齢、職歴などを簡単に伺い、上司に報告。さて約束の時間。一人目・来ない。二人目・来ない？三人目・来ない…。断りなしに、来ずじまい。いわゆるドタキャン面接だ。求職者と企業にとって先ずは一本の電話が互いにとってのファーストインプレッションとなる。電話での第一声『もうお決まりでしょうか』ある一定の確立でそう言う方がいる。『もうお決まりでしょうか』…？自社の募集人員が締め切られていないかを聞きたい人がいるのか。最初はあまり気に留めていなかったが、真剣に職を決めようと考えている方がそのような言い方をするものだろうか？求職者の多くは、言葉に詰まったり何かと緊張されるものだが、一定パターンの人に緊張らしいものはみられない。まるで流暢なテレアポトークを聞いているようである。いわばこなれた営業さんと話しているようなのである。明らかにどこかおかしい。しかしデータなしに物は言えない。ドタキャン面接者にみられるある一定のパターンがある事に気づくまでには、何年かの時間を要する事となった。話しが乗っていよいよ面接日を決定、電話を置こうとすると一定パターンの求職者さんは、電話を伸ばそうとする。『ところで場所はどこにあるんですかね。』（地図は広告欄に表示済）表示がわかりにくかったのかなと説明し、電話を切ろうとするとさらに質問。『業務内容ってどうでしたかね。』（広告内に表示済）所在と業務内容の確認。間違えまいとする為の質問は前向きだろう。しかし質問の意図を感じさせるようなやる気が伝わってこない。今回の３人とも、判を押したように一定パターンのトークを繰り返す。（上司に言わせると、電話の相手は事務椅子に腰掛けているのだろうか、受話器越しにギィという椅子を引く音が聞こえるのだそうだ。）有名な求人誌である。毎回、有名芸能人や文化人などが表紙を飾る。が、このような状態が続くことで、契約の見直しを告げた上司だった。ドタキャン電話は今に始まったことではないが、何らかの思惑があって起こっているのかもという確証は取れない。３人が３人とも、来ないのは偶然かも知れない。こういう状態を他と比較するとして、自社は職安にも広告を出しているので職安からの求職者との比較になるが、職安からの方にドタキャンは殆どない。程なく、担当さんが部長さんと連れ立って現われた。事の事情は説明してある。『そんな事ないですよ、絶対。』ずっと繰り返し言っていた営業さんだったが、事実の連続にあってはいつまでも同じことを言っていられない。企業側は、広告を出すことで人材を獲得し、求人広告社は広告を継続してもらう事で、需要と供給の生命線が保たれている。基盤は双方の信頼関係だろう。だが、求職者の状態に一種のパターン化が続き、不信が生まれれば、双方の関係は崩れる。部長としてどのような言をなさるか、立ち会ってお話しを伺った。『そんな事はあり得ません。という対応だけでは意味がないとわかっています』『ですが、３０年、この本でやってます。会社立ち上げ当初は、なんで営業電話をくれないのかと顧客さんから苦言を頂くこともありましたが、今はそんな事も言っていられない程です』確かに母体は大きな会社である。昭和のある時期に当時の会長が国会で答弁されたことがあるが、これまでの会社の実績と社会的な信頼をおっしゃっておられるのだろう。当社に限ってそのような不測の事態は生じていませんとの言であろう。『ドタキャン面接の連続は、自社だけではないでしょう。同様の例が他にもないとは言えないと思いますが、会社さんとしての把握はいかがでしょうか。』質問する。『確かに他からも苦情はあります。今時の若いものは礼儀も知らぬのかと、広告依頼側の企業さんから苦情を頂くことはあります。』と部長さん。部長としては、ギリギリそう言うしかなかったかも知れない。社会的に存在する企業としての責任の所在は『読者が…』という所に落ちるのはありがちな責任の回避という感じがして疑問だが。クライアントとの信頼関係を保つためには、不測の事態が起こっている背景を会社レベルで調べてみる必要はあるだろう。。情報を制したものが勝つ。求人誌発行の母体であるこの企業さんは情報発信企業として長らく自負されて来た事だろう。誰しも自分の会社の足元に小さなほころびが生じている事は認めたくないだろう。企業や組織が大きくなればなるほど、フットワークの鈍さが足かせになる場合の一例を見た思いがした。一を聞いて十を知るではないが、同時に企業の理念がうかがい知れる一端だった。おそらく今回の３人は以前からよくある一定パターンの人と同列であろう。記録を取っている訳ではないが、これまでの実績から、一人や二人の行動とは思えない。効果はあまり望めないだろうが、ドタキャン防止用としてひとまずは相手の電話番号を聞く事にした。しかしこのような求職者さんは、誰に雇用されているのだろうか。流暢なしゃべり、使えそうな人材をアピールする電話。断りなしに来ない。これが何回か続くと、依頼側は契約を考え直さざる得ない。これは誰にとって利益が生じることなのだろう。思い違いであることを願いたいが、自社は情報戦の裏側を見ている事になるのかも知れない。

Oct 9, 2005

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