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テーマ:最近観た映画。(40091)
カテゴリ:おすすめ情報
週末、『春の雪』を観て来ました!
実は私は三島由紀夫の小説は一度も読んだことがなくて・・・ でも、この夏、祖父の書棚から4冊のとてもきれいな 本が出てきたのです。 きれいな・・というのはその本の装丁というか ケースがとても素敵なんです。 「豊饒の海」という4部作の第一作目が「春の雪」なんですね。 この装丁に惹かれて^^;読んでみたいな~と思いつつ なかなか手をつけられなくて。。 まずは映画で見てみよう!と思っていたので 主演の妻夫木聡と竹内結子にはさほど期待せず^^; とりあえず見てみたのです。 しかしこの映画・・・ 私は好きでした!^^ ************** ストーリー最初の方は妻夫木くんの素直なイメージと かけ離れた役柄の設定がどうなんだろう?? と思いつつみ始めましたが 後半になるにつれて、だんだんとそんな感じも消えていき 思わずひき込まれてしまいました。 映像も大正初期の上流階級の人々が触れていたのであろう 豪華絢爛な優美な世界をかなり丁寧に再現していて とても美しかったです。 竹内結子も美しかったですよ~! 衣装もとても華やかで彼女によく合っていました。 家具や室内の内装、庭園や邸宅もどれもとても マッチしていてそういう部分だけでも かなり堪能できました。 それに岩代太郎さんの音楽もいい!! 結構音楽に引きずり込まれた部分もあったな~ *********** ただ、ストーリー的には展開は激しいのですが 映画の流れとしては静かに流れて行く感じなので 私的には映画館で観てよかった~~~~ という気がしました。 (ビデオで観たらウトウトしちゃったかも^^;)) でも行定監督の演出は素敵でしたよ♪ 帰ってから少し原作を読んでみたのですが やはり映画は若干の脚色はあるものの うまいところをピックアップしたな~と 感心(←偉そうですね^^;)してしまいました。 冒頭の映像が映画の後半で「なるほど~」と 効いてくるのです! 妻夫木くん演じる清顕の、 友人とのまっすぐな絆を描くいくつかのシーンにも 感動してしまいました。 *********** 人間の傲慢さやその立場ゆえの苦しみ、悲しさ・・など 結構重い部分がふんだんに描かれているのですが そういう陰の部分を越えた なにか人生の瞬間的なきらめき・・のようなものが 後味として強く残る・・そんな映画でした。 それは三島由紀夫の原作のメッセージなのかな・・ ちゃんと原作読んでみよう・・とあらためて思いました。 せつない悲恋のストーリーというだけではない 何か『今を・・この思いを生きる』ということを深く感じられる 映画でした。 どんな映画も、いつも賛否両論ですが^^; 私はこの映画おすすめです! まだ観ていない方はぜひ映画館でみることを(笑) おすすめします♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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