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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:本
川上弘美の新刊が9月下旬に発売されるという。
『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』がタイトル。 雑誌『東京人』にて連載中の『東京日記』の単行本化らしい。 川上弘美の作品を読んでいると、かつて否定したいと思っていた(しかし否定しきれずいとおしくすら思っていた)自分の中の『女性的側面』を思わずにはいられなくなる。 全然ドロドロとした作風ではないのに、読んでいるとなにかがドロドロと出てくるような気がして、戸惑う。当初、ワタシはそれを『嫌悪感』だ、と思っていたのだが、読後、なんだかいやにさっぱりしていて気持ちいいのでさらに戸惑った。 そんな、『嫌悪感』とか『気持ちよさ』とか他にもいろんな感覚を引き出してきてくれて、しかもかなりさらーっと軽く読めてしまう(ん?なんか矛盾してる?)川上弘美の作品が、きっと好きなんだ。 そして、川上弘美の食べ物の表現はすばらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.15 14:03:40
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