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テーマ:ペットの病気。。。(1101)
カテゴリ:豆知識集
犬には肛門の両脇に悪臭を放つ肛門嚢というニオイ袋があります。
イタチとかスカンクと言えば一般的に外的に襲われた時に臭いオナラを放つ事 を想像されると思うんですが…実はそれはオナラではなく、肛門の両脇に悪臭を 放つ一対の分泌腺があり、そこから臭い分泌液を排出しているのです。そして この一対の分泌腺のことを肛門嚢と言います。 少し難しい説明をしましたが、ようはイタチやスカンクのように犬も臭いオナ ラ(分泌液です…)をするという事です。 では犬の場合、どのような時に排出するのかというと興奮した時や便と一緒に排 出されます。もう少し平たくいうと、動物病院を怖がって暴れるワンちゃんを 無理矢理押さえつけると、「ピュッ」と噴出します。私はイタチやスカンクの 分泌液を匂ったことがありませんが、犬の分泌液も相当臭いです 治療の際、時々顔に飛んでくることがあります…その時は最悪です さてこの肛門嚢にたまる液ですが、たまりすぎるとひどい場合その袋が破裂し お尻の皮膚に穴があいて出血や膿のようなものがでてきてしまいます。 その分泌液はサラッとしていたり、ドロっとしていたり犬によっても個体差が あります。(ドロッとした分泌液をもつ犬の方がたまりやすいとされています) また他に最近のワンちゃん達は安穏と外敵のいない生活を送っているので、分 泌液を排出する機会がないため、たまることが多くなっています。 予防としては、たまりやすい子は定期的に(目安:1カ月位)絞って上げる事を おすすめします。 絞り方は、肛門を時計とすると4時と8時の位置に袋があるのでそこを上から 押さえるのではなく、下から持ち上げるような感じで力強く絞ります。そうす るとお尻の下の辺りから分泌液が排出されます。 注:とても臭いので顔にかからないように注意して下さい。 私が直接説明出来れば良いのですが、それは無理なので…どうしても上手くい かない場合は動物病院や美容室で指導してもらうことをおすすめします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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