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カテゴリ:詩・小説・想い事。
オフワールドで生きることに専念した、
もうひとつの理由。 私は、自分の立ち位置がわからなくなりそうだった。 何かがずれている気がした。 何かに息切れしていることに、 気づいていたけど、 自分は自分に何もしてやれないまま、 時間が過ぎていた。 早い話・・・、つまりはこういうことなのかも。 母としての自分。 妻としての自分。 嫁としての自分。 友達といるときの自分。 そして、 ときに、1人になりたいと思う自分。 母、妻、そして嫁、人付き合い、 これ全部いっぺんに今、こなしてるんだよなぁ・・・ と冷静に考えたら、 ちょっと、気が遠くなってしまった。 いや、みんな普通このくらいはねぇ・・・? とわかってはいても、 なんとなく。 どうも、釈然としないものが、ずっと私の中に流れていて。 これでいいんだろうか? おはるちゃんの見ている私って、 本当に親として正解なんだろうか? 妻として、手抜きしてるなとか思われてないだろうか? 主婦だからと言って、家でテレビばっか見てるわけじゃない。 近所の奥様方とランチばっかりしてるわけじゃない。 私は日がな一日のんびりしてるわけじゃないけど、 どうあがいたって、外で仕事している人たちのほうが、 「忙しい」という理由が明確だし、 なんていったって「仕事」してるんだし、 仕事のあとは自分の自由時間もあるんだろうし、 いいよなぁ・・・って。 主婦は、楽じゃないですね。 家にいるから、 家が「職場」だし、子どもも居れば時にはバトル勃発で「戦場」にもなるし、 旦那が帰ってくればそれなりに 「あ、こいつサボってたな?」と思われないように、 身なりを整えて、部屋も奇麗にしておかなきゃならない。 しかも「家」だから、自分のくつろぎの時間も作りたい。 でも自分の時間なんて、全くと言っていいほど取れない。 そんな中でも、 外の世界を知るために、新聞だって読んでいる。 友達との会話や、付き合いの中で私なりの刺激を受け、 なんとか自分の生活への潤滑油にしようとしている。 それを、 どんなふうに見るのかな、と思って。 まわりの人が。 ふだんはそんなこと気にしないで居られるのに、 なんでか、そんなことを考え続けてしまった。 ぶっちゃけ、ちょっと「うつ状態」っぽかった。 わからないけど、 私のこの一ヵ月半の状態に名前をつけるとするなら、 そうだったと思う。 でも、 ある人のひと言で私は、かなり救われた。 バイト時代の同士であり、恩師のような、仲間。 「主婦ってさぁ、すごいよな。毎日料理作って、子どもの面倒見て、家事全般やって。 しかもその積み重ねで、いずれはそれを自分の子どもに教えられるようになるんだぜ。 結婚するとき、親にいろいろ教わったろ?それが、いずれはあなた自身も出来るようになるんだよ。すごいことだと思うよ。」 ↑普段、酔っ払うとただのウザいオヤジに変貌する人の言葉とは思えなかった(笑) 彼も1人の父親だから。 その人にそう言われた私は、ものすごく自信がついた。 いや、彼とってもいい人なんだよ?(笑) その隣には旦那も居た。 飲み会での席だったけど、旦那も真面目にその話を聞いていてくれた。 いつも思う。 「それでいいんだよ」という言葉は、 人間にとって、最大の救いなんじゃないかと。 実際それで何度も自分を持ち直してきたから。 私はいつも、 おはるちゃんに、 私に関わってくれる人たちに 「それでいいんだよ」 と言ってあげられる人間でいたいです。 心のバランス取るのって難しいですね。 結局は、時々うとましくも思える 「人」との係わり合いの中で、 人は救われるものなんだ。 ネットの世界でもきっとそれは同じだと、私は信じたいですね。 1人で生きていける人なんて、絶対いないんじゃないかと思う。 だからもっと大事にしたいと思います。 人と関わる存在の、「自分」のことも。 みんな、自分を大切に。 そんなふうに思って過ごしていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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