☆猫の南風だより☆

黒島ステイ２日目。

昨日は骨の髄まで癒されまくって、眠りこけてしまった私達ですが、
今日は活動しましたよ～！

しかも自転車で。

レンタカー、あるみたいなんですけど、宿の貸し自転車が無料だったもので・・・

妊婦なのに、わたくし自転車で島を廻りました！
赤ちゃん、ごめん！（爆）

でもさすがに、おはるちゃんを前籠にのせて走ってくれたのは旦那です。
平坦な道を選び、
一歩間違えばバランスを失うくらいの速度で（これはこれで危ないか・・・？）
本当にゆっくりとめぐらせてもらいました★

見てください。




見渡す限りの、牛・・・



そして、牛・・・



それからおはるちゃん（笑）




通りかかった郵便局も、南国仕様。すばらしい！
あ、沖縄限定の記念切手、買うの忘れた・・・。




気がつけば、フェリー乗り場近くまで来ていました。
これ、浜への入り口なんですよ。
私が横を向いて、カニ歩きで通れるくらいのスペースです。
お腹がつっかえないか、ヒヤヒヤでした・・・。

でも、この先に広がる景色は・・・・すばらしかったです。











黒島で有名なのは、ウミガメの産卵場所である、西の浜らしいのですが、
ここだってすばらしい！
とっても素敵でした。

岩陰がちょうど良い日よけになって、浜あそびには最適でしたよ。



途中、展望台にも立ち寄ったのですが、
ここで面白い場面に遭遇しました。

あ、展望台の写真がない・・・スミマセン


展望台へ近づいていくと、何やらガヤガヤ、ガヤガヤ。
展望台のてっぺんには何人かの人影が。
おお、先客が居たか！
ツアー客かな？団体さん？

自転車を止めて、私達もさっそく登ってみることに。


そしたら、すごかったですよ・・・

階段をぐるぐる、ぐるぐる登るうちに、
その階段を上昇するにつれて、ガヤガヤがいっそう強くなり。

なんと、子どもたちでした！

一段階段を登るごとに、

「こんにちは～」
「こんにちは～！」
「こんにちは～～！！！」

なっ、何？？
なんなの？？？

子供達が、た～～～くさん！

しかも、礼儀正しいじゃないの（笑）

みんなリュックを背負って、同じ色の小さな小冊子を持ってる。
多分、学校で配られたしおりかなんか。

そうか！これは・・・遠足だ。

展望台の頂上には、足の踏み場もないくらいの子供達！（踏まないけど）

パパに抱かれてきょとんとしたおはるちゃんを見つけると、
子供たちは、

「わ～～～かわいい～～～！！」
「かわい～～！」
「ちっちゃ～～～い！！！」

おはるちゃんは、照れくさそうにパパの肩に額を押し付けて、お顔をかくしました（笑）


聞けばこの子たちは、石垣から来た小学校５年生。
遠足で、フェリーだなんて。
う、うらやましい・・・。
遠足で、黒島とは。

しかも、フェリー乗り場から展望台まで、けっこうあるのに、バスが止まってなかった。

ってことは、歩いてきたの？！この子たち！？
・・・って、「遠足」だもんなぁ。


そんなことを思っていると、私達は質問攻めに遭いました。


「黒島に住んでるの？」
「おなか、赤ちゃんいるの？男の子、女の子、どっち？」
「ね～！男の子と女の子、どっちが生まれてほしい？？」

私はまとめて答えました。

「黒島には、昨日着いたばっかりさぁ。お腹にいるのはどっちかねぇ。まだわからんけど、どっちでもいいな。多分元気な子が生まれるはずよ」

子どもたちの島言葉につられて、私も島言葉（笑）

沖縄の、こういう雰囲気が好きなんだぁ～。


この子たちとは、この場所以外でも会いました。

なんと、わたしたちの宿屋の目の前がビジターセンター（研究所かなんか）で、
そこの庭で彼らはお昼ご飯をたべていました。

お弁当を広げる彼らが私達に気づいて、

「あ！さっき展望台にいた人だ！ここに泊まってるの？？」
「ばいば～～い！！」

「おう！遠足楽しんでねぇ～！」


緩い、島時間。
子供達も、元気いっぱいで飾らず、よく喋る。

こういうの、いいなぁ。
なんか、ほんと日常で忘れてしまっていることに、いくつも気づかされる。


この宿においてある本に、いいことが書いてあった。


「島に癒されに来るということは、逃げであってはいけない。ふだんの日常を生きるための、エネルギーチャージならば最高。」


これ、実は島田紳助の言葉。

「すべらない沖縄旅行」という彼の手記のコラムに書いてあった内容だ（このまんまの言葉じゃないけど）。


私達は、島から出ても、この感じを忘れたくない。
忘れてはいけないと思った。

この島の風に、空気に、人の温かさに励まされる。
いつもそうだ。

やっぱり、私は沖縄の島々が大好きだな、と思った瞬間だった。


明日はもう帰る日か。
早いなぁ～。





西の浜、入り口。




西の浜。

絶景。