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クラスの生徒さんに、超ハイパーな、暴れん坊黒ラブを持ってる、お歳をめされたおじいちゃんがおられます。
この方、いろんなトレーナーに頼み、散歩ができないような暴れ犬の扱い方を学んだそうです。 おじいちゃんは、まだまだ「わしゃ若い」と言われてますが、犬はどんどん大きくなります。 黒ラブって、かなりの力があります。 8か月になったころ、私のクラスをたまたま見て、電話を頂きました。 4人のトレーナーさんに頼んだ経験を話してくれました。 Aのトレーナーさんは、クリッカートレーニング・・そう、マーキングトレーニングです。 これ、永遠にお菓子を食べさせることで、下痢・・・・・散歩して、犬を見つけると犬が暴れだし、お菓子になんか全く興味をしめさず、おじいちゃんは引きずられ、ひざを損傷。 Bのトレーナーさんはジェントルリーダーとお菓子。これも3回家に来てもらったけど、ジェントルリーダーの摩擦で犬の鼻の上が、やけど状態でずるむけ・・・・コントロールはできるけど、油断すると危険で、また引きずられ、腕を損傷・・・・ Cのトレーナーさんはハーネスで、オビディエンスをトリートで教えてくれて、オビディエンスはできるようになったけど、散歩は無理・・・・やっぱり大暴れ・・・ Dのトレーナーさんはチョークチェーンで、暴れたらコレクションを入れるというやり方。 喉元にくるチェーンで暴れたら絞める・・・この程度でおとなしくなる犬ではなかったようです。器官を痛め、犬が「ハスキーボイス」になっただけだ・・・・と言われました。 これ、問題はすべてのトレーナーにあるんです。自分のメソッドを断固として曲げない姿勢はいいですよ。しかし、A、B,Cのトレーナーの誰もが、問題の分析できてない! こういうトレーナーが分かれるから、飼い主が混乱するんです。 それから、飼い主も問題です。Dの方法でやってるときに、散歩中の見知らぬ人から「チョークチェーンはアビュース」とののしられたらしく、ハーネスに変えた・・・・と言ってました。 こういう人、多いのではないでしょうか?他人からとやかく言われる・・・・「それは辞めた方がいいよ」とか、忠告されてしまうと、「あ、そうなのか・・・・」ってなりますよね? 問題はそこです。優柔不断なリーダーには、犬はついてきません。 人がこれは辞めた方がいい、とか、それでは犬が可哀想・・・とか、言う人はどこにでもいますって・・・・・ プロングカラーの否定派は獣医にもおります。どの犬にもプロングをつけれるわけではありません。 つけることで、余計に問題を大きくさせることもあります。 人から何か言われたからとか、周りがそういうから・・・・という意識では、犬に変化は求められませんね。 問題犬を抱える飼い主さんのストレスは、問題のない犬を飼っている人には分かりません。 「頭がおかしくなりそう・・・・」と電話を掛けてくる飼い主さんもいるんです。そう、自分がです。犬がハンドルできずに、ストリートで見知らぬ人から罵られるストレス。 「馬鹿犬呼ばわりされた恥ずかしさ」もよく耳にします。 当事者でない限り、その気持ちは理解できないでしょう。 吠える犬を飼っていることで、近所から嫌がらせに耐えている飼い主の気持ちは、当事者でなければわかりません。 そこで、犬にバークカラーをつけたとしましょうか・・・・ すると、また、いろんな人が余計なことをいう・・・・ バークカラーは人道的ではない。。。とか、犬が可哀想。。。とか、アビュースだとか・・・ プロングは痛々しいとか、力で強制してるとか・・・・厳しいとか・・・ たかだか数匹の犬と、問題のない犬と生活してきた経験を元に、やすやすとそういう忠告をするのはどうでしょうか? だったらそういう方々、実際にハンドルしてみたらどうですか? くらいの気持ちがあっていいんです。飼い主は。 胃に穴あけるくらいストレス抱えてる飼い主はたくさんいらっしゃいます。 犬も飼い主も薬に頼ってる人だっています。 知ったかぶりのおせっかいほど、飼い主を迷わせるんです。 そういう困った飼い主がいたら、「トレーナーに相談してみたら」でいいんですよ。 で、トレーナーさんがきちんとイヌをみて、分析してくれて、協力してくれて、道具の使い方、犬の心理状況、飼い主さんが理解、納得するまで話をきいて、それこそ、いろんなトレーナーさんと話しをして、バックグランド(経験)をきいて、信じればいいんです。 道具は道具ですよ。 私は間違った使い方はしませんし、必要のない道具は使いません。 道具はあくまでも、飼い主さんがどう犬とコミュニケーションするか・・・・にすぎないんです。 携帯電話の機種のようなもんです。 道具の使用で、他人からいろいろ忠告を受けて、ころころとツールを変える・・・もう、この時点で、道具に頼りすぎです。 いいトレーナーとは・・・・犬にすぐランクをつけられるトレーナーだと思います。犬にすぐ主張ができる人です。 小型、大型、中型、それからパック経験があるかないか・・・・これによりトレーナーの知識に断然、差をつけます。 なんでこう、バラバラなのかな~、トレーナーって・・・・って思います。 未だにトレーナー同士が、使う道具云々で足の引っ張り合いしてるのって、古い!!! どんな道具でも使いこなせるトレーナーが本もんでしょう・・・・ 私はチョーク裁きの達人?って思われるくらい、一瞬に、犬に負担をあたえず、簡単に犬とコミュケーションをとる爺さんを知っています。 私はリモートカラーで楽しく生活している耳の聞こえないボストンテリアを知っています。 白内障の犬を連れた車いすのばあさんが、ブロングカラーで楽しく毎日散歩してらっしゃる方を知っています。 これらはアビュースですか? 強制ですか? 犬が奴隷ですか? もっと、視野を広げてください。飼い主さんのストレスを、犬のストレスと真剣に向き合ってください・・・・忠告するまえに・・・・。 今日は、ちょいと厳しいことを書いたかなー・・・・と、書いてる場合じゃないんだけど・・・ やることがまだまだ残っていて、、、、そう、日本行きの前に・・・・ トレーナー選び・・・・難しいですよね・・・飼い主さん、がんばって! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.27 17:56:40
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