習慣になったこと 2
入院する日の朝まで、私はずっと基礎体温を測って記録していた。でももう、子宮も卵巣も摘出が決まったので、基礎体温計ともお別れ。そもそも基礎体温をつけようと思い始めたのは、忙しさにかまけて自分の体とちゃんと向き合っていなかったことに気がついて、少しずついたわっていこうと思ったから。それが4年前の秋。そこから毎朝基礎体温を測り、体調を整えるために市販の漢方、薬を買って飲んだりウォーキングをしたりしてきた。そのあと出血がひどくなった時期があり、それを機に病院に通いはじめ、こんどはそこからお薬をいただいて飲んでいた。今からでもおそくないなら、体調を整えて生きなおしたい。そんなことを考えていた。結果的に病気が見つかり、手術して、今のところゆるゆる過ごしている。自分が夢見ていた未来とは、ちょっと違ってしまったけれど、自分の体を気にかけるようになったからこそ、今、こうしてブログも書いていられるのだ…とも思う。退院した今でも日記帳がわりの手帳に毎日しるすこと。検温、前の日のお通じの回数、体調の変化。これは続いています。ずっと病気もなしで元気に過ごしてきた人や、うちの年寄りたちからは「過保護だ」「そんなことする暇があったら、働け!」とか、言われそうですが、いいの。私は甘いくらいに、これから自分の心にも体にも向き合うことにしたんだから。心からやりたいことは後回しにしない。そのためにはまず、元気でいられるように自分で気をつけなくちゃ。それこそがいまの私の、一番の仕事。(ということにしておこう