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リー2003

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Feb 11, 2007
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今日は朝から妙~にしめった寒さ。気付くと雨も降ってる。
子供達は家の中でどたどたばたばた。

スケ「早く雨あがらないかなぁ。」

**
ちびスケの妊娠・出産時に、ちょっとびっくり、不安な思いを経験した。

でも、だから、
夜中に起こされて、あー眠い、、ってちびスケをあやしてる最中でも、
「でも、まぁ元気に泣いとるわ~。。」って
そこにいるのが不思議な、感謝な気持ちで見られるときがあるんだけど、、。

もう随分前のことになっちゃって、忘れつつあるなぁ~。

一度書き残したいって思っていたし、今更だけど、ここいらで思い出し書き。

**

妊娠2ヶ月頃でドイツから帰国して、日本の病院で初期の血液検査をしたら、
結果見て、「あなた血液型Rh-ですよ!」って先生がびっくり顔。

っていうのも、スケの時の母子手帳にRh+って書かれていたから。

記憶を辿ると、
スケ妊娠で、一番最初にかかってた産婦人科医院でRhの型について聞かれ、
「献血したことあるけど特に何も言われた記憶ないですねぇ」と話したら、
そのまま血液型検査は省略で、プラスって記入されてた。

なんせあまり土地鑑のない町の、人生で初めてかかる産婦人科。
よく分からず、電話帳で見て一番近かった個人病院に行くと、
ほのぼの(そしてよぼよぼ)じいちゃん医者と、看護婦は奥さんのおばあちゃんしか見かけない。
(建物は一応入院施設ありそうに見えた。)
しかもじいちゃん先生、待ってる患者もそこそこいるのにいいのか?って位、
診察のたび、知識披露の話が長く、
ばあちゃん看護婦と、常にかるーく夫婦喧嘩。
それはそれで微笑ましく、エコー見せてもらいにパパにも来てもらって、
「一見の価値ありでしょ??」「そーやな~。」ってまぁ、楽しんでた。。

でも、しばらくしてから、
数年前じいちゃん医者倒れた事があって、以来出産は辞めてることが判明。
「お話したはずだが?」とか言い出して(もちろん聞いてない。)、
別の個人医院に転院して、Rh+ってことのままでスケ出産。
特にトラブルもなかったので、何も気付かなかった。

そもそも、その時点で、Rh-の場合に、出産リスクがあるなんて知識ゼロ。
珍しくて輸血のとき血が足りない?とか程度の他人事。
私の両親にもRh-のことなんて聞いた事ないし(確認したけど二人ともプラス)。

そこで、淡々と医者に言われた事は・・・、
Rh-の子供が生まれる確率はすごく少ない(後で調べたら日本では0.5%)。
お腹の赤ちゃんがプラスだった場合、
なんらかのきっかけで血液がまざると、
私の血が赤ちゃんを異物とみなして、赤ちゃんを攻撃する抗体を作ってしまうことがある、
とかなんとか。

そしたら、その抗体の程度によるけど、可能性として、
お腹の中の赤ちゃんのすべての血液を入れ替えて、出てこられる状態になるまで臍帯輸血。
それでもダメなときも。
もうひとつのリスクは誕生後の黄疸。
母子の血液は出産時に混ざる可能性が比較的高く、
黄疸に関しては光線治療でかなり治療できるようになってきたけど、
核黄疸に至ると障害の残る可能性がある。
抗体は機会を経て積み重なるもので、
一人目はまだリスクは少くて、二人目、三人目とリスクがあがる。

特に私は、スケの出産のときに、Rh-の出産でするべき対処をしてない。
妊娠中の抗体値の監視はスケが無事誕生したのでともかく、
産後48時間以内に、次の出産のリスクを押さえるためにする注射をすべきとこしてない。

幸い、その時点で、血液検査にプラスとでるほどの抗体値はでてなかった。

トラブルの確率は?=>なんともいえない。
日常でトラブルを押さえるためにできることは?=>今んとこない。運だけ。
今できるのはただ、定期的に血液検査をして、抗体値を監視していくこと。
8ヶ月までいけば、出産後にするべきだった抗体生成を押さえる(?だったかな?)注射と
同じものをうつことで多少効果が期待できる。
(ただし、政府の補助対象に認められてなくて自費。産後の注射は補助対象)。

びっくりしたし、しばらくは意識しないようにしてもこわかった。

でもまぁ、明らかに不安になってもなーんもいいことなしの、胎教に悪い事この上なし。

運だけでなんにもできないんだから、
さらなるトラブル抱えないように、体操・食事管理、
普通の妊娠のトラブル排除でできることしよう、、って気持ちを切り替えて燃えることに。
(その割に後半、スケのときと同じくやたら淡白や糖がでたけど・・・。体質??)
そっちなら効果が期待できる事できるし、
今できるだけのことしてる感があると気が楽になった。

Rh-の出産に関しては、記事に触れたら不安がでてきちゃうので調べない、と決めた。
母親とか親しい友達とか、話して気持ちにプラスになりそうな場合だけ話したけど、
「無事生まれたら調べまくるし、知ってることがあっても言わないで~。」って釘さして。
1人はこのリスクについて友達がそうだったって知ってたけど、他は皆あんまり知らなかったな。

プラスの両親にマイナスの私が生まれるって?とか、純粋に調べたい疑問もあったんだけど、、
他のコワいことも目に入ってしまいそうで我慢、我慢。

普通の妊婦さんとの違いは、頻繁な血液検査。
2,3回に一度は抗体値の検査してた。
そーいやー、もともと注射って嫌いだったけど、
大人になると嫌だなぁとか思う余裕もないよなぁってしみじみ思ったもんだ。

幼稚園に入る以前の8月までは、検診毎回スケ連れだったし。
スケも何度も採血室お付き合いで、スケと片手繋ぎながら、もう一方の腕でで採血。

8ヶ月まで大丈夫だったところで、上腕にいた~い注射。
ここまで無事でちょっぴり、ホッ。自費負担が4万いくらか。

あと、言われたのは、普通はRh-というだけで、個人医院では引き受けてもらえないだろうということ。
(スケのときはのうのうと個人医院で出産しちゃったよ~。)
里帰り出産を希望するなら、実家近くで、血液の専門部署をもつような病院を探す必要があります、とのこと(紹介はなし。自分で問い合わせ。)。

この病院は、比較的大きな総合病院で、血液の専門部署はなかったけど、
抗体値がマイナスの間は、この病院で見てもらえることになった。
ここならうちから徒歩10数分。

ただし、もし抗体値がプラスになった場合は即、血液の専門の部署のある病院に転院。
丁度、タクシーで15分くらいの大学病院にあるのでそこが第1候補。
ただし、いっぱいで断られる場合もあって、その場合に先生が挙げた二つの病院は
タクシーで行ったらいくらかかるんだってくらい遠かった。一つは他県。
**

そんな半年間を経て、、ちびスケ誕生!
幸い出産も特にトラブルもなく、
後産が終わると、助産婦さんたちうきうき、
「わぁ!珍しいくらい健康そうな胎盤ですよ~。見ますか?
ご希望の方だけお見せしてるんですけど、、いや、、見てください!」って、
返事も待たずに持ってきて、使い捨てビニール手袋でへその緒を持って持ち上げながら見せてくれた。。

産後の入院2日目、特に産後の注射の話しがないので、
48時間以内だよなぁ、、いいのかな?忘れられてる?って不安になって、ナースさんに聞いてみたら、
小声で、なんか言葉を濁し。まだ最後の確認中で、とかなんとか。

しばらくすると、先生がニコニコ病室に入ってきて、
「よかったね。赤ちゃんもRh-だったよ。男の子だから将来出産することもないし。」
なーんと、生まれてみればちびスケも結局Rh-(生まれてみないと分からないけどさ)。
黄疸もなく、ばあちゃん譲りの色白ちびスケ。無事、普通に退院できた。

**
で、無事出産が済んだので、その後はいろいろネットで調べた。

Rh要素には++、+-の2パターンのプラスと--マイナスがあって、
両親ともプラスでも、どっちも+-型だと、
それぞれから-要素をもらって、私が--になりうるんか。

調べてると、Rh-と知った上でも、頑張って二人三人産んでる人のサイトもでてくる。
赤ちゃんがプラスで生まれたら、やっぱり黄疸はでちゃうのかなぁって印象。
それでも、光線治療で乗り越えて。

実際偶然、日本でスケが行ってた幼稚園のクラスメイトの1人が、ママさんRh-、その子はRh+だった。
彼の場合、出産直後の黄疸がひどくて、血液を全部入れ替えると言われんだけど、
パパさんが何とかそれは避けたいってお願いして、光線治療で乗りきったって。
その時にはもう、そんなことがあったって感じさせないような、いっつも走ってる元気君。。

先月訪問した仏日カップルのお宅の仏おばあちゃんもRh-って言ってたな。
結婚時の健康診断書の交換で知って、「赤ちゃんは諦めなさい。」って医者に告げられ。
それでも子供がどうしても欲しかったので、夫婦話し合ってリスク覚悟で出産。
1人は後期でトラブルになってしてしまったけど、最終的に4人産んだって。
(そういえばネット検索中、欧米ではRh-の人口率は20%程度という記述があったけど、そうなのか??)

**
産む人もいるよ~、っても結構言われた。
黄疸は今日び、ある程度大丈夫とか。

実際パパなんて、生まれたとき息してなくて、その後も黄疸でしばらく入院してたらしいし。
結果的には、そんな、程々ありうる出産トラブルもなく、
スケ・ちびスケとも元気に生まれてくれた。

でも、世間はどうとしても、自分が初めから、これこれこうリスクがあるって知ってたら。

ドイツと日本ふらふらしてさー。両親の助けは期待できず。
ドイツでなんかあって、私が動けなくなったときにも、パパドイツ語話さないしさ。
実家の母も体調に不安があるので、スケ連れて実家に帰って産むの無理っぽく。

多分二人目を持つ事自体あきらめたと思う。

だからもう、思い返すと、居る事自体が時々不思議。
そんで、よかった。
ちびスケ、ラッキーボーイだ。

女の子を持ってみたい気持ちもあったけど、二人で終わり。
妊娠後期頃まで先生に女の子と言われていたちびスケ、
Rh-で生まれてきたことを思うと、実に男の子でありがとうだった。

**
しかし今回思った事、、
医者だけはほのぼので選んじゃいかん!

バースプランの面談で、看護婦長さんにこの経緯を話すと、びっくりして、
「そんないいかげんな対応、うちの病院でなくてよかった。」
「変わらないはずの血液型の検査を、二人目三人目の妊娠時にもするのは無駄っていう
批判もあるんだけど。これから、実例にあげさせてもらうわ。」って話してた。

**
現在、スケのRh型は調べてない。
スケの誕生時にも全く黄疸なしだったけど。ひょっとしてスケもRh-?

ちびスケがマイナスってことは、パパがRh+であっても、++型でないのは確実。
パパが+-型とした場合、マイナスの子が生まれるのは、
単純計算して50%でいいのか?それとも優劣性あり??(その辺不明。)
もしそうなら、スケ・ちびスケともマイナス可能性は25%?
それくらいならありうる気がするけど。

それか、ひょっとしてパパもRh-?
でもでも、
そしたら、0.5%同士が出会ったってこと??
そのほうが確率低い気がする。

うーーーん、とりあえずパパのRh型、献血でもして調べてきて欲しい!!





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Last updated  Feb 11, 2007 07:52:03 PM
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