ベルリン
あたしは、快調に阪神高速池田線を走らせておった。曲は、懐かしのルーリード「ベルリン」ベルリンの動物園駅には大晦日の早朝に着いた。私のとってのベルリンのイメージはルーリードの「ベルリン」とベンダーすの映画「ベルリン天使の歌」だった。私は、ベルリン天使の歌の塔を目指し、無き壁を目指した寒い冬の朝だった。そんなことを思い出しながら走っていると、車自体までが、やたらリズミカルになってきて、どうしたんだい、こんなにのっちゃって、なんか思ってたら、パンクした。ナンとか、頑張って、ゆっくりと出口を見つけて、ガソリンスタンドにつっこんで、タイヤ交換、スペアタイヤをつけた。80キロ以上だすなよ、おい、こら、とドイツ語と英語で書いてありました。そして帰りは、高速の途中から、消防車がサイレンならして、乗ってきた。当然ただでのってるんやろなーと思いながら、いっちょついていったろかと思って後ろにぴったりつくと、最高速度70キロしかださずで、こんなに遅くていいのかしらん?なんて思いました。その横を猛スピードでパトカーが追い抜いていったので、はっはん、高速の上で、吉原炎上状態やなあ、と思って神経が高ぶった。