歴史の噂の常識
シューリーマンといえば、トロイを発掘した実業家として有名だが、エピソードに子供の頃、ホメロスの「イリアス」を読んで、大人になったら金持ちになってトロイを発掘すると誓いを立て、実現したという美談が有名であるが、子供の頃の日記にはまったくそんな話はでてこないそうである。資産を形成したのも、クリミア戦争でロシアに武器を売りまくったからであった。なんとなくがっかしな話である。有名な話であるが、精神分析医のフロイトはコカイン中毒で絶賛者であった。といっても当時はまだその副作用が問題視されてなかったので、単純にキムチイイ頭脳明晰になると喜んでいたのかもしれない。弊害が叫ばれるようになると、渋々過ちを認めたようだ。まあ、フロイトは嫁の妹と不倫関係を続けられた訳で、リビドー我慢できないよ~の人だったのであろう。三重苦のヘレンケラーは一生独身ではあったが、駆け落ちに失敗している。営業嫌がらせ戦略に「ヘレンケラー作戦」というのがあって、広告物のポスティング、次に電話、最後に訪問というあまり喜ばしくない手法がある。したくないしされたくないなあ。ナポレオンは「我輩の辞書に不可能はない」という名言があるが(私には「私は辞書を持っていない」という迷言があるが)彼はホルモン分泌が悪く、肌がすべすべで、体毛があまりなく、ペニスが3センチ程度だったという。(ちなみにそのペニスはロンドンでオークションにだされた)しかし短小とはいえ、英雄色を好むはちゃんと実践していて、遠征先であろうがあっちゃこっちゃで回数だけは重ねたそうである。妻のジェセフィーヌも遠征続きのナポレオン不在時にはやりたい放題だった模様である。ムッソリーニは香水過敏症で、臭うと失神することもあったそうである。戦場では、戦死した死体をみて嘔吐していたそうである。「5次元での方程式に公式は存在しない」ということを証明した若き天才数学者ガロアの物語の漫画を昔読んだことがあるが、高校を落第、フランス理系の最高峰エコールポリテークも2回受験失敗して、師範学校に行っている。あまりに優秀すぎて当時には誰も理解できず、恋愛のもつれで決闘を申し込み20歳で死亡。なんとなくかっちょいいのである。アルカポネは出獄後、大人しくなり、梅毒にもおかされ意味不明のまま、数年後、文無しのまま死んだという。ベッドで死ねただけましなのか。社会契約論で知られるフランス革命の思想的柱ルソーは、下宿先の無学な娘と同棲して5人の子供を産ませ、すべて施設送りにしているという鬼畜なこともしていて、「エミール」の教育論に矛盾していますなあ。(ちなみにむすんでひらいての歌はルソー作)そういえば、資本論のマルクスも自分の生活においてはまったく経済観念がなく、思想の実践とはかけはなれていた。女性にもだらしなく、貧乏生活の苦労をともにした妻がいるのに家政婦に子供を産ませて、友のエンゲルスが認知している。マルクスの生活を支え続けたのはエンゲルスであった。そういえばロシア革命の指導者レーニンもだらしない。流刑地で年上の革命家女性と結婚したが、パリで知り合った女性とも関係を持ち、どういうわけか3人仲良く暮らしていたという。まあ、喧嘩しなかったらいいか。